出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 井上順[字]

~輝く74歳!初めて明かす家族秘話~井上順さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
歌手でエンターテイナーの井上順さんがゲスト。輝く74歳の華麗なタップダンスをスタジオで披露!
◇番組内容
昨年4月のコロナ禍にSNSを始めた井上さん。投稿内容は毎朝5時に起きて考え、料理やヨガ・タップダンスなど見た人が元気の出る日常をお得意のダジャレを添えて紹介しているという。同じ事務所に所属していた黒柳さんとは出会ってちょうど50年。過去に歌番組で一緒に司会を務めたこともある2人が当時の思い出を振り返る。また、最近見つかった貴重な写真と共に今まで語られなかった家族秘話を初めて明かす。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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  1. 黒柳
  2. 本当
  3. 親父
  4. フフフフ
  5. 一緒
  6. 自分
  7. 結構
  8. お母様
  9. 奇麗
  10. 吉田
  11. 今日
  12. 獣医
  13. 馬場
  14. 面白
  15. アイデア
  16. カボチャ
  17. ハアー
  18. ポッ
  19. 位置
  20. 元気

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

今日のお客様は

輝ける74歳 この方です。

♬~「あなたの優しさを」

♬~「ぼくは忘れないでしょう」

♬~「元気でいて下さい
お世話になりました」

ザンザン。
あっ すごい。

上手ね あなたね。

お元気そうで何より。
もう 今日はね

お招きありがとうございます。
いえいえ。

もう会いたくて会いたくて
しょうがなかったの。

あっ 本当に?
今日ね 僕からね

黒柳さんにね 聞きたい事が
いっぱいありますから。

そうなんですか?
今 放送中の朝ドラに

あなた 出てらっしゃるでしょ?
はい はい。

お仕事いっぱいあってね
何よりでございます。

そうです。 はい。
井上順さんです。 フフフフ…。

16歳でザ・スパイダースに
加入なさいまして

それで
歌も歌っていらっしゃいまして。

こんな感じで…。
♬~「君と逢った」

黒柳さん 16歳ね。
うん。 16って言ったよ 今。

♬~「なんとなく しあわせ」

可愛い。
可愛いかな?

♬~「君と逢った」

♬~「その日から」

堺正章さんと…。

♬~「しあわせ」

私と一緒の事務所に
お入りになってから

ちょうど50年という事で
芸能生活の長い井上さん

今も新しい事に
挑戦していらっしゃる。

なんか Twitter
なさってるんですって?

はい そうですね。 ちょうどね
このコロナが まん延する頃に

やっぱり 自粛っていう事が
あったじゃないですか。

それで 家にいる事が多い
っていう事で

ああ みんな これじゃあね
暗くなっちゃうなと。

なんか じゃあ ツイッターで
つぶやいてみようかっていって

くだらないダジャレを交えて
毎日 出してるわけなんですけど。

これが なかなか収まらなくて。

要するに もう1年と半年
続いてますよ これ。

そう。 去年の4月から
始まったそうですけど。

例えば どんな事を投稿するの?
あっ 色々やりましたね。

黒柳さんの話題も出しましたけど。
あっ そうなの?

あっ 知りませんでした?
知りませんでした。

あのね どうして黒柳さんは
色んなお仕事してるのに

ここのお仕事だけ
しなかったのかなって。

そう。 東京電力 TEPCOの部屋
っていうのが…。

フフフフ…。

面白いね。
ねえ。

そういうようなものを
いっぱいやったりなんかして。

あとは なんか… なんですか?

自分のね 周りの事とか。

それで
渋谷育ちの渋谷生まれなんで

そこで 渋谷の新しい情報とか
流してまして。

それと やっぱり 写真も一緒に
いつも 投稿してるんですけど

あとは
VTRを入れたりなんかして

たまには動きのある時をね…。

あっ そうだった。 ちょっと
いいですか? 見て頂いて。

なんか タップダンス
やってらっしゃるんですってよ。

「グッモー!」

ええー。 どこ? これ。

ここね
うちのベランダなんですよ。

ええー。

黒柳さん すいませんね 普段着で。
でも 上手。

「(タップダンス)」

タップって 本当に難しいのよね。
うん。

でもね これがね
毎日やってますからね

いい運動に…。
あっ これはね ヨガですね。

あっ ヨガもやるの。
はい。

これ あなた?
ええ。

あのね カラスの格好…。

あら 大変。

♬~「からす なぜなくの」

♬~「からすのかってでしょ」

「カー カー」

「ザン ザン」

フフフフ…。 可愛い。

こういうね ちょっとの…
吹いちゃうような事をね

毎日 投稿して
少しでもね 見てる方がね

なんか 一瞬 嫌な事をね
忘れてもらえたら

うれしいななんて思ってますけど。
でも 面白いね。

井上流クッキングっていうのも
あるんですって?

あっ これね。
結構ね…

やっぱり
1人で暮らしてますから。

ガールフレンドも たまにね 来て

一緒に
料理 作ったりなんかしますけど。

送って頂いたものを作るんで

もう 電話で聞いたりとかね
なんか…。

ああ 作り方を。
はい。 なんか こう…。

あっ これ…。
これ 何? これ。

あのね
カボチャが送られてきた時ね

このカボチャ出すんじゃ
つまんないんで

「カボチャンペ」って…。
フフフ…。 その感じ わかるわね。

「ペ」でしょ? 「ペ」。
「加トちゃんペ」って…。

なんか こうやって…。
カボチャ。

これは… これ できたやつですね。

さっきのカボチャを…。
カボチャが…。

よくおやりになりますよね
あなたね。

これ 何? おにぎり?
はい。

おにぎりですよ。
これは簡単でしたね。

簡単でしたね。
でもね 毎朝5時に起床して

まず これの投稿の内容を
考える…。

おかずを どういう…。
やっぱり 起きたてですけど

すごい新鮮な感じで

なんか 頭が すごい
クリアになってるという…。

結構 夜中とか そういう時って
疲れ切っちゃってるでしょ。

ですから 逆に朝の方が
すごい新鮮な感じで

いいアイデアがね…。
いいアイデアが浮かぶ。

いいアイデアといえば 黒柳さん
また新しい事 始めましたね。

なんですか? あっ 私がね。
僕はツイッターですけど

YouTube。
ユーチューブ。 そうそう。

これ どういう感じで
このユーチューブ

やってみようっていう事に
なったんですか?

これはね
なんか 理由があったかな?

今年の7月に始めたんですけど
理由は ちょっと 忘れました。

ちょっと 井上さんのために
映像を用意しましたんで

ちょっと ご覧ください。
はいはい。

「あっ どうも こんにちは」

「“ハアー”っていって…」

♬~「ハアー ハアアアー」

「こういうふうに高くなって
そこで揺すって。 で…」

♬~「ハアー ハアアアー」

「って こういうふうに
やったりするんだけど

その“ハアー”って
高いところしか出ないから

そこだけだと仕事にならないの」

「ハハハハ…」

(田川)「ハハハハ…」
「フフフフ…」

「ヒットしませんでした。
フフフフ…」

ええー。 『徹子の気まぐれ』
っていうんですか?

そうそう。
『徹子の気まぐれTV』って…。

でも これ 月に何回ぐらい
やってらっしゃる?

本当は毎週水曜日にやるって
決めたらしいんだけど

私が やんないもんだから

ちょっと
飛び飛びになってますけども…。

いや 黒柳さんね
そんなにできませんよ。

そうよね。
だって この番組やって

他にも違う番組やって
舞台までやってるんですよ。

そうよ。
だから そういう黒柳さんが

こうやって新しいものに
トライしようという

その あれは…
意図は なんなんですか?

ただ やってみたいなって
自分で思うからですよね きっと。

やっぱり 自然な気持ちで…。
自然ですよ。

ねえ。
もう黒柳さんは自然児ですから。

そうです。 あなたと同じですよ。
フフフフ…。

でも あなた 私の事で
思い出があるんだって? なんか。

いっぱいありますよ。

もう 今から…
黒柳さんとお会いしたのは

50年前ですよね?
そうです。 同じ事務所でしたから。

はい。 吉田名保美さんというね
すてきな…。

これね 入る時に

「順ちゃん
うちにいらっしゃいよ」って

吉田名保美さんが
ポンと僕に言ったんですよ。

ええー。
初対面ですよ。

へえー。
それで でも その時に…

「いらっしゃいよ」って
言われた時に

「はい」って 即答ですよ。
ええー。

それは やっぱり
吉田さんが醸し出す

オーラっていうのかしら
その波動っていうのかしら

それが とっても温かくて。
「はい」って言って

そして こうやって
事務所に入れて頂いたら

入る時に
何も言わなかったんですよ

吉田さんは。 そしたら
黒柳さんは いらっしゃるし

森光子さんは いらっしゃるし
平幹二朗さんは いらっしゃるし

波乃久里子さんも いらっしゃる。
佐久間良子さんも…。

そう。
もうね そうそうたるメンバーで

ええー! っていうような事が
あったんですが

ありがたい事に
黒柳さんとご一緒に

歌番組ができる事…。
あっ やりましたよね。

『歌謡ビッグマッチ』っていう…。
そうそう。

『火曜歌謡ビッグマッチ』ってね
やった やった。

これね これは僕にとって
すごい勉強になった

番組なんですよ。
本当に?

というのは 黒柳さん 先ほどね
「私って自然児」って言うじゃない。

全く そのとおりで。
要するに 打ち合わせして

こうやって
流れだけ やるんだけど

次 何言うか わからないって。
これが僕にとってみたら

毎週 すごい新鮮で。
本当に?

うん。 だから
そのあとの音楽番組でもね

すごい役に立ったし。

だから それが 黒柳さんは
そのあと 『ベストテン』が

つながったんじゃないかと
思うんですけどね。

あっ よかった。
それとね もう一つだけ。

何?
これはね また

ありがたいんですが… お礼
言わなくちゃいけないんだけど。

黒柳さんの家に ご招待された…。
あっ 家に あなた いらしたね。

もう その時
まずは びっくりしたのは

はい どうぞって入った時に
ふわっと…。

しばらくしたら
ポーンってジャズの音楽が…

ピアノが聞こえるわけですよ。

黒柳さんって すごいなって ねえ。
お客様が来るためにね

こうやって ピアニスト呼んで
歓待してくれるんだって

ポッと行ったら
あれ? 誰もいないって…。

いたのはピアノが勝手に…。
自動ピアノ。

ねえ。 あれ お店では見るけど
やっぱり 個人の家でね

ああやって見るっていうのは
初めてだったもん。

よかったでしょ? でも。
うん。 とってもよかったですよ。

それと ご飯ですね。
ディナーに招かれたわけですから。

これも また
オシャレな黒柳さんだから

どこかからね お店から
ふわーっと皆さんね 色々ね

ケータリングで呼んで

ふわって… フルコース
出てくるのかなと思ったら

ポッてテーブル見たら… あれ?
フフフフ…。

要するに このぐらいですね。
このぐらいの…

おひつっていうんですか?
そこに白いご飯… 酢飯があって

横に海苔があったり それから
具があったりなんかして。

要するに
おすしパーティーですよね。

そう。 手巻きずし。
そう。

あれはね すごい…

今は もう もちろん
ポピュラーになりましたけど

あの当時 えっ これ
すごい いいアイデアだなと…。

それで 作ってる時に

あっ これ 面白い 面白いって
あっ こんな味するんだって…。

井上さんは
お姉様とお兄様がいらっしゃって

3きょうだいの末っ子で
渋谷で…。

渋谷に馬場があったんですか?
そうです。

富ヶ谷の所に…
じいさんがやってまして。

おじいさんって
あなたのおじい様?

はい。 馬場ですね。
じいさんがやっても

馬場なんですけど。
フフフフ…。

おばあさんがやっても馬場なのね。
そうです そうです。

そこで 育ちまして。

それで うちの親父は
お兄さんがいましたから

お兄さんが 要するに
馬の事を全部… ノウハウを

おじいちゃんから教わって
継いでいくという事で。

それで 次男の うちの親父は
おじいちゃんから

「お前 医者になれ」っていう事で
一生懸命 勉強して

なんと 日本で10番目に位置された
医者になったんですよ。

すごいじゃない。
10番目に何された?

位置。 10番目の位置ですよ。
位置?

獣医。
獣医の?

獣医。
動物の?

だから 馬だから…
馬やってるから獣医で…。

どうも 失礼致しました。
あなたのあれには

時々 ついていかれない時が
ありますけどね。

10番目かと思ったら 獣医ね。

お父様 いらっしゃる
お母様 いらっしゃる

おじい様もいらっしゃる。
あっ すごい。

ちょっと ここに
合成したんですけど

おじいちゃんと うちの親父の

巌さんというんですけど。

この3人 ちょっと
今 並べて…。

似てるでしょ? どこか。

そうよ。 お顔 似てるわよ。
ねえ。

おじい様も
あなたに似てらっしゃるね

一番左側の…。
はい そうですね。

みんな
ご立派なお顔してらっしゃる。

お母様も。
そうですね。

おふくろは
こうやって お化粧ね

塗りたくってるから
はっきりわかりませんけど…。

でも 家族で馬車に乗って

お買い物に行ったり
したんですって?

そうらしいですね。
その頃 そんな事できたんですね。

あそこの所 NHKの裏だもんね。

そうです そうです。 はい。
富ヶ谷っていったらね。

はい そうです。
私 知ってます。

あっ こんなだったの?
はい。

へえー。

やっぱり 結構 色んな方が
乗馬のね 練習に来たりとか…。

それで おじいさんは やっぱり
サラブレッドをね

ここで
飼育したりなんかして。

すごい。
要するに 日本の競馬をね

復興というか…

流行らせようじゃないか
っていう事で

勝島の方に競馬場を造って。

だから 今の大井競馬ですか。
あっ そうですか。

四一さんっておっしゃるの?
そうです。 四一です。

四一って読むの? へえー。

すごい… 四一さんは
乗馬 お上手だったの?

フフフ。
上手ですね やっぱり。

やっぱり 乗馬… あの頃
馬場をやるぐらいですから

馬 乗れないと困りますよね。
そうよね。

お上手 いかにもね。

でもね 僕は そんなに
記憶がないんですよ。

おじいちゃんに抱かれて
馬にパカパカ乗って

それで そこら辺に
馬がいる所で

ハイハイしたりなんかして。
あっ そう。

だから あなた 人がいいように
育ったんだと思います。

いえいえ。
でも 初エッセーを出版する

っていう事で
他にも 色んな写真 探したら

家族の写真が
随分 見つかったんですって?

あっ そうなんですよ。
結構ありましてね…。

あっ これが
うちの父親とお母さんで…。

はい そうですね。
お母様 お奇麗ね。

美代子さん。 美人。

ねえ。 奇麗でしたね。

自分で言うのも
なんでしたけど…。

ああ 奇麗 奇麗。
本当に奇麗だわ。

あのね 面白い… これ
親父もそうですけど

母親も 僕が家を離れてね
暮らしてる時に

ポーンって来て
「ああー 今ね 私の映画

見てきちゃった」なんて
言うんですよ。

「えっ なんなの?」って
言ったらさ 「だって ほら

イングリッド・バーグマンの
映画よ」って言ってたから。

自分じゃあね

イングリッド・バーグマンに
似てるんじゃなくて

イングリッド・バーグマンが
私に似てるって

言いたいんです 本人は。
なるほど。

はい。 そんな感じで
なんか もう…。

あっ ちょっと なんか…。

すてきじゃない。
ねえ。

奇麗ね お母様ね。
こういう感じで…。

でもね
お似合いっていうんじゃ

ないですけど
この両親の中で生まれて

とても快活な感じかな。

僕 意味わかんなくても

一家5人で笑ってるシーンがね…

しょっちゅう 思い出すんですよ。
いいわね。

意味は わからないんですよ。
でも みんなが笑ってるから

一緒に 「ハハハハ…」っていって
そんな事 言ってる間に

幼稚園に行く時 もう
ここに笑いジワができてたって。

もうできてたの?
でも ご両親のお話をなさるの

実は今回 初めてで…。
そうですね。

エッセーをね 出す事になって。

この年で
こうやって お声かけて頂いて

「どうですか?」って言われて。

それは ツイッターから
始まったんですけど。

そうだなって…。
いい… 自分の歴史という事で

家族があったから
こうやって 今 元気でいるんだ。

それで 出会った方たちとか
それで 生まれ育った渋谷とか

そういうものを踏まえて
エッセー出したらっていう事で

ありがたい話なんですけど。
でも お父様は

浮気癖があったんで
両親が別れる事になったって。

それは本当なの?
これね… しょうがないですね。

僕がね 結構
飲みに行ったりなんかすると

ポッて… 年上の
女性たちがいるとこ 行くと

「あっ ガンちゃんの
息子さんが来た」って。

巌ですから ガンちゃん
っていうニックネーム…。

それで 「えっ?」って

「うちの親父
来てました?」って。

「あなた もうね

大変なモテ方だったのよ」
っていう事で

そういう店が結構ありましてね。

それで うちの親父の
人気っていうのかな。

それで
どういうタイプかっていうと

やっぱり 親子ですね。
よく似てまして。

とにかく 女性には優しい。
うん。

それで ほれっぽい。
あっ そう。

それで 親父の場合は
憎まれなかったっていうの。

これだけは すごい人徳ですよね。
そうよ そうよ。

だから ほれっぽいとか
優しいっていうのは

なんか これ
井上家の伝統みたいなもんで…。

あなただって そうだもんね
だって。

で 憎まれないっていうのも
そうじゃない。

だから それを うちのおふくろは
もちろん

親父が嫌いだ
っていう事じゃないんだけど

こんな事 しょっちゅうあったら
たまったもんじゃない

っていう事で 要するに

別れなくちゃ
いけなくなったんです。

あっ そうなの。 お母様は
お父様よりも男っぽい性格。

いや すごいですね。 本当に
しんの強さっていうんですか。

だから そういう意味で うちは

うまくバランスが取れてた
っていうのかな。

でも 離婚後 お母様 ご自分で
会社を立ち上げたんだって?

はい。 すごいですね。
男の方…。

僕も会社に行きましたけど。
お母様?

はい。 あっ
仕事してる時ですね。

もう 何十人の方
抱えて

頑張ってた
みたいだけど

それが やっぱり
体にきたのかな。

50で亡くなったんです。
あら そんな若くて?

うん。
でも お母様が亡くなる前に

どういうわけだか
会いにいらして

弁護士さんと
お医者さんとを連れて

あなたの所へ
いらしたんですって?

これ なんだかわかんないんだけど
ピンポーンっていったら…

「はーい」って言ったら
うちのおふくろが来て

それで 男の方もご一緒だったんで
それで 「どうぞ」って言ったら

「順ね 何かあったら
ご相談しなさい」っていう事で。

そのあと もちろん
お世話になったわけなんですけど。

これは とてもありがたい事で。

これ 不思議なんだけど
こうやって紹介してくれた

1カ月も経たない間に
おふくろ 逝っちゃったんですよ。

本当に?
だから 置き土産

っていうんじゃないけど
でも やっぱり

すばらしい方をね

紹介してくれた
っていうのかな。

じゃあ お母さん
もしかしたら なんか

胸騒ぎがあって
もしもの事があったら

あなたに
誰か助けてくれるように

っていう事
だったのかしら。

やっぱり ほら
大体 親父に似てますから

先が ちょっと 心配になったかも
わからないし… はい。

なんか 人生の転機には
いつも お母様が…

支えがあったんですって?
そうですね。

あの… なんていうんですか。

吉田名保美事務所に
入れて頂く時も

やっぱり おふくろの
知り合いだったわけですよ。

吉田さんと? あら。
吉田さんと吉田さんの旦那さん…

日下さん。
お二人と… 知ってましたから。

だから スパイダース 解散して
1人になった時

色んなとこから
お声をかけて頂いたんだけど

自分で どうしようかなって
言ってる時に

おふくろが来て 「ちょっと
付き合って」っていって

行ったら 吉田名保美さんと
日下さんのご夫婦がいて

「順ちゃん うちに来ない?」って。
それで 「はい」って

その場で
即答っていう感じですけど。

事務所に入ったの?
そういう事ですよ。

ですから 僕なんて
黒柳さんのおかげでね

先ほども言いましたけど
こうやって 音楽番組

一緒にさせて頂いて ねえ。

また ニューヨーク行った時の
ハロルドさんのご夫婦

紹介してもらって。
作曲家の。

ニューヨークの旅が
楽しくなったりとかね。

もう本当にね 感謝しかないの。
あっ よかった。

だから これからね
まだまだ何度もね

お会いすると思うけど
今日ね 本当に きちんとね

黒柳さん ありがとうってね
言いに来たの。

あっ そうですか。
そんなの知らなかった 全然。

あなた 加藤茶さんと
親友なんですってね。

もうね 加トちゃんが
ドリフターズで売れる前

スパイダースで売れる前

なんだか
縁があるっていうのかな。

ジャズ喫茶で
ポッて顔を合わせた時に

「お互いに頑張ろうね」って言って
もう五十何年…

60年近くなりますね。
あっ そう。 へえー。

だから 加トちゃんが
また今 元気になって…。

そうそうそう。
あの若い奥さん…。

そうそうそう。
あっ この間 見てましたよ。

ここに来てくださった時?

あっ こんなね 若い奥様とね。
そうですね。

あのね 結婚したての頃
一緒に食事なんかしたんですよ。

あっ そうなの。
その頃 やっぱりね

綾菜さんはね
加トちゃんのリードで

なんか やっぱり

暮らしてるような感じが
あったんだけど。

どうでしたか?
最近 お会いした…。

もう全然…。
逆転した感じしません?

あんなに若いのに 奥様の方がね
こうなのよなんて言ってね。

女性の方って 二十歳過ぎると
すごい成長度が高いですよね。

そうですね。 やっぱりね
男の人と比べるとね。

今 加トちゃんなんて 逆にね
綾菜ちゃんに

引っ張られてるような
感じですけど

でも なんか うれしそうなね
まなざしなんですよね。

もう それ 見てると
すごいうれしくなっちゃう。

加藤茶さんの
スマホの練習 頼まれて

あなた 毎朝
メッセージ送ってるんだって?

ええ 送ってます。

ガラケーだったんですよ。

それで
新しくスマホにするからって。

「順さん 教えてあげてくださいよ」
って言うから

「そうなの?」っていって
LINEをやるようになって。

最初は変換もできなくて
下手くそだったんですよ。

それが 今じゃ 大変ですよ
上手になっちゃって。

いや これはね
スマホのお勉強じゃなくて

まあ 言ってみたら

単なる生存確認っていいますか。
生存確認?

…みたいな感じで。
だから これがあって

お互いに なんか 「元気だよ」って。
「ペ」なんて言いながら

なんか いつも
「今日も いい一日 過ごそうね」

みたいな感じで…。
話 違うんだけど

あなたさ 30歳ぐらい年が若い人と
付き合ってなかった? 前。

あっ 今でも付き合ってますよ。
あっ そのまま? よかったね。

彼女に教わる事っていうのは
これ すごい 今でも大きいですね。

本当。 よかったわね。
もう 感謝感謝です。

そうですか。 刺激を受けてる…。
はい。

『徹子の部屋』は

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