出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 内館牧子&吉永みち子[字]

~30年来の親友!互いの素顔を暴露!?~内館牧子さん&吉永みち子さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
30年来の親友、内館牧子さん&吉永みち子さんがゲスト。
◇番組内容
国内外をあちこち共に旅をし、互いの家も行き来する関係だからこそ知る互いの素顔を暴露。いつからどうやって親友関係になったのかはわからないという2人。「友達は作るものじゃなく“なるもの”」だと語る。つかず離れず、相手に気を使わせない心遣いなど、大人同士の友情を保つヒントも垣間見える。また、今年96歳で亡くなった内館さんの母への想いも…。生前、親しく付き合ってきた吉永さんが「羨ましい親子関係」を明かす。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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今日は お二人の女傑が
お客様です。

作家で脚本家の内館牧子さんと…。

内館でございます。

ノンフィクション作家の
吉永みち子さん。

よろしくお願いします。
どうも。

30年来のお付き合いで 今や
大親友だそうでいらっしゃいます。

お互いが知る 意外な素顔

そして 先日
96歳でお亡くなりになった

内館さんのお母様のお話も
伺います。

共に70代で
お年を言うのもなんですが

内館さんは74歳。
そうです。

なったばかりですから。
なったばっかり?

なったばっかり。 そう。
これは重要。 なったばっかり。

それで 吉永さんは72歳。
ちょっと前になりました。

フフフ。

どんなお付き合いなんですか?

『ひらり』という
朝のドラマがありましたでしょ。

あれで話題になっていた時に…。
こちらがお書きになった時。

私はインタビューに行きました。
あっ そうなんですか。

それで 初めて お目にかかった…。
ええー。

面白かったですね あれね。
『ひらり』。

私 大好きだった。
だけど そのあと

どうして友達になったか
わからない。

よくわかんないね。
全然わかんないわ。

普通は終わるんですけどね。
ええ。 だから 内館さんは小説家

吉永さんは
ノンフィクション作家で

いらっしゃるわけなんですけども。

タイプは全然違うんですって?
2人の。

まるで違いますね。
考え方も まるで違うしね。

うん。
考え方も かなり違うんです。

私って割と
ものすごく気ぃ使っちゃって

周りの顔色ばっかり
うかがっちゃうんですよ。

それが 内館さんは

割と うかがわない。
そうね。

全く 人の顔色を
うかがわないんですね。

すごいね。
すごいです。

周りが どう思っていても
私は こうしますって言える。

これがね すごくうらやましくて
大好きで。

言ってみたいなと思いながら

やっぱり
このキャラ設定というのは

変えられないので
30年 ずっと このままです。

フフフフ…。
ちょっと 気にしちゃう?

他の人の事ね。
すごい気にしちゃうんですよ。

だから 人の顔色 見ながら
自分の行動を決めるんですが

この人は
顔色を見ないで行動を決める。

例えば なんか
これ 欲しいっていうと

これ 欲しいって…。
そう。 私は 今日

歩かないっていったら歩かない。
フフフ。 そうですか。

旅なんかも よくいらっしゃるの?
一緒に。

行きますね。
そうね。 行ったわね。

国内も海外も行きましたね。

6畳一間みたいな所にね…

本当に古い旅館に
2人で泊まって。

寝押しの話がね…。
あっ そうだね。

何? 寝押しって。
青森に行ったんですね。

青森で イタコっていう
霊媒がいて。

その時に 彼女が やっぱり
お母様 呼んでもらって

で 色んな話をして。

疲れるわけですよ
やっぱり 亡くなった人と

会って話すっていうのは。
で 彼女は泥のように眠って

ふと 目 覚まして 隣を見たら
私が寝押しをしていたの。

で 寝押しって 久々に見たって。
本当。

スカートかなんか?
パンツだった。

パンツ? フフフフ…。
年代が同じですから

やる事がね 近いっていう…。
そうそう。

なかなかね 旅に行くと
時間 長いじゃないですか。

だから 駄目な人は
駄目になっちゃうと思うんですよ。

そうね。
でも なんか あんな6畳間

2人で 布団 並べて寝ても
そんなに窮屈感なかったですね。

うん。
でも あれよね。

イタコで
散々 疲れたからって…

そんなんでも 帰ってきて
ちゃんとズボンを

お布団の下に敷いて 平らにして

ねえ
シワをなくそうとするところがね。

なんか 彼女が
そういえば 高校の時に

箱ひだのスカートを…。
そうそう そうそう。

箱ひだのスカートね。

ひだのスカートのある学校の

セーラー服の下の
スカートやなんか

畳んで それで お布団
その上にやってね

それで 自分が
その上に寝るんでしょ。

でも お年が ほとんど同じなのも
面白いわね。

そうですね。

趣味がね
結構 格闘技系が好きとか…。

そうそうそう。
格闘系が好きなんですって。

プロレス?
そうなの。

プロレスが好きで…。
プロレス観戦 行った時なんか…

2人で。
毎年 行くんです。

なんか 台風みたいな大雨の日に

私 車 運転して
彼女を迎えに行って

乗って すっごい… ねえ。

もう 大雨の中 突っ切って
プロレス会場まで行って。

そしたら テレビ朝日の人が
「きっと来ると思っていた」

って言われて。
フフフフ…。 そう。

でも やっぱり
プロレスは面白いね。

面白い。
2人で行くけど。

どういうとこが面白いの?
先輩。

私はね やっぱり…

他のスポーツと違って
技を受けるわけですよ。

で ドーンと倒れて

トップロープから
敵がドーンと落ちれば

痛いわけでしょ。
痛い。

だから みんなが
逃げろ 逃げろって言って。

あんな時に
技を受けているっていう事は

あれは
八百長だっていうわけですよね。

でも それは実に浅はかで
やっぱり

ここで ダーンとやられて
その技を受けて

それで勝つっていう。

これは やっぱり
他のスポーツにはないね。

あれ 本当に
のっかっているんですか?

上から跳んだ人は
本当にのっかっているの?

のっかっていますよ。 なんか
フットスタンプとかいって

足でバーンってやって。
ええー。

でも なんか 毎年 行くんだよね
正月になるとね。

正月は2人でプロレスを

かぶりつきで見る
というところから一年が…。

コロナ前までね。
そうそう。 本当に。

それで 終わったあと…。

後楽園ホールでやる事が多いんで
ドームとか。

で 終わったあとで ちょっと
ご飯 食べようってなって

あるホテルに2人で行ったらば

そのホテルの入り口に
看板があって

「スポーツ新聞と
競馬新聞をお持ちの方は

入店を お断り致します」って
書いてあったのよね。

ええー。
2人で激怒しましたよ。

なんで?
激怒して

これは…
こんな差別はないと思って。

2人は持っていなかったんで
レストランに入っていって

「すいません。
ちょっと 店長を…」って言って

で 店長がいらして。
「なんでしょうか?」って言うから

「私 日本相撲協会の
内館牧子でございます」。

全然 協会員じゃないんですけど。
でもね…。

そしたら 横で吉永さんがね…。
「私は日本中央競馬会の

吉永と申します」って言って。

ここは ねっ 野球も近くにあって
隣には 今のウインズですね。

馬券を売る所もあるのに

競馬新聞とスポーツ新聞を
持った者を入れないとは

何事であるかという事を…。
そう。 言った。 怒ったね。

「柄が悪いと思って
いらっしゃるんですか?」って。

そうそう そうそう。
そしたら ちょっと 困っていたね。

そりゃ 困るだろうね。
困ってた。

それで 私たちは とにかく
そこで食事をして

もう こういう事は
やめてくださいねって言ったら

次に行ったら なかったね。
うん。 貼り紙がね。

さすがに。
あっ そう。

じゃあ まあ
進歩したんじゃない?

進歩した。
また あの2人が来たら

大変だと思ったんでしょうね。
そうそう…。 思ったんだわね。

なかったですよ。
そうかもしれない。

カンボジアにいらした時に
吉永さんの事を

いい人だって
お思いになったんですって?

なんか。
あれ あなた 偉かったよね。

えっ?
カンボジアで

色んなお店を回っていた時に

お水を売っているお店が
あったんですね。

それで そこで 私と彼女と
何人かで休んだんです。

そしたら すごく
向こうの人 優しくて いい人で

売り物のお水を…
ペットボトルに入ったのを

ここに出してくれるわけですよ。

私は思わず のど渇いていたから
飲もうかなと思ったら

パッと見たら 彼女
絶対 手つけないんですよね。

それで あとで
みんなも それをマネして

手をつけなかった。
そしたら あとで

あれはカンボジアで
大事な売り物だからって。

そういうとこは すごく…。
優しい…。

優しいんですよね。
気ぃ使って生きているから…。

えっ?
優しさがわかってもらえない…。

そう。 なんでだろうね?
なんでだろうね。

そうね。 でも そういうの
気持ちは わかりますよね。

わかります。
商売にしているものをね

飲んだら その売るものがね…。

冷蔵庫から出してきてね
人数分 並べてくれて。

もう 絶対 手つけなかったですね。
あっ そう。

早かったよ。
パシッ ピシッて飲んじゃうね。

飲んじゃう。
だから ああいうのは やっぱり

反省せねばと…。
フフフ。

あなたは お飲みになったの?
私も見ていましたから…。

あっ そうか。
やっぱり 飲めない。

飲めない その時はね。

あっ パシッ ピシッて飲むのは
他のところで飲んだのを

ご覧になった時の話。

そこでは2人とも飲まなかった。
そこでは誰も飲まなかったですね。

あっ そう。
やっぱり 売り物だからってね。

そりゃそうですね。
でも お金 出して

買ってあげれば?
買えばいいんだよね。

そうなの。 お金 出して
買えばよかったのよね。

お二人のお料理に対する考えも
全く違っていて。

内館さんのお料理は
楽しみの一つ。

私は大きな病気をしたんですね
60歳で。

で 岩手の盛岡で倒れて。

その時まではですね 仕事で
今日は中華 次はフレンチ

あと2日間は胸がいっぱいで
コーヒーだけとか

すっごくいい加減な食べ方をして
作る事は一切なかった。

フライパンを置いといて
なんでも炒めちゃうっていう。

それじゃないと やっぱり
朝の『ひらり』みたいなものとか

大河とか書いていられないんで
そういう暮らしだったの。

そしたら 病気して
お医者さんに食べ方を聞かれて。

そのとおり 話 したら
「これじゃあ 病気にもなります」。

本当。
で 「自分で作りなさい」と。

「ちゃんとバランスを取って
きちっと作りなさい」って。

で 退院してから
作るようになって。

なんにも作れないんで
雑誌とか 新聞とか

あらゆるところのあれを
ノート…。

作り方が出ているのを。

あっ これ すごい。

随分 きちんと
たくさんあるのね。

すごいね。 勉強の跡が見える。
すごいでしょ。

で これ 色分けして…。
「実もの」。

字は全部 自分の字で書くから…。
すごい。

「ごはん」。
「肉・魚」。 フフフフ…。

これを やっぱり
利用していますね 今も。

そうですか。

じゃあ 今でもおやりになる?
やっています。

吉永さん お料理は?

彼女は ものすごくうまいんです
料理 こう見えて。

こう見えて…。
こう見えて すっごくうまくって。

で 私 彼女の家に遊びに行くと

本当に びっくりするぐらい
奇麗な…。

あなたが来た時は
私は しっかり

コース料理 作りましたね。
上手だった。

コースだったんですよ。
コース?

焼き魚なんか もう 本当に

料亭で食べるみたいな
奇麗な焼き魚。

器も奇麗で。
器も… うん。

おいしいの? それで。
おいしいですね。

やっぱり うまいな…。
で 「どうやって作るの?」

って聞くと
すごく面倒なわけですよ

やっぱり。 だから あっ そうって。

ここに来て食べた方がいいわって
思っちゃう。

でも そういうの面倒じゃないの?
作るの 好きなんだと思います。

毎日 作り続けた何十年かが
あるわけですよね

子供の…。
人数 すごく多かったんですって?

家族が。
そうです。 唐揚げを揚げると

1キロとか…
7人家族だったので。

だから
天ぷらも山のように揚げるとか

ただただ とにかく朝昼晩。

フフフフ…。
朝は お弁当と朝ご飯と

それから 仕事に出る前
夜ご飯を作ってみたいな…

それが毎日毎日だったので。

その時は楽しいっていうよりも
もう なんか

やらなきゃいけない
っていうような…。

なんか おせちの時も
量が すごかったんですって?

そうです。 うちの家族用…
7人用のおせちが4段と

それから お客様…
家に来るお客様用のが4段と。

厩舎をやっていましたので
そこの正月の…。

馬の。
馬のね 厩舎をやっていたので

そこで 皆さんの…
働いている人たちとの

新年会の分は4段で
3 4… 12段 作っていました。

うわ。 すごいわ。
すごいわね。

でも 最初
初めて料理を作るって…。

例えば ダシ 何シーシーって
書いてあった時に

ダシ 何シーシーっていうのは

煮干しを何匹 入れりゃ
いいんだろうとか。

もうちょっと詳しい記述が欲しい
と思いましたね。

そのレベルから
わからなかったんですけど。

今 全部 目分量の世界に
なっていますけど。

なるほどね。
お料理をお楽しみになる

内館さんの事を

吉永さんは うらやましいと思う。
うん。

うらやましいっていうか
余裕があるな…。

でも 一回 食べに行った時は
ちゃんと出てきたね。

でもね 鍋なんです 私。

土鍋 ドンと置いて
きりたんぽとか。

だから 私は
なんにも作らなくても

勝手に味が
ついてくれているから…。

このきりたんぽ鍋を

食べにおいでって言ってから
3年 経っていますよね。

そうそう そうそう。
フフフフ…。

でも 内館さんのお母様は

6月に
お亡くなりになったんですって?

そうなんです。
本当 突然だったんですけども

まあ だんだん だんだん
老衰で弱ってきていましたからね。

ただ 秋田の女ですから

お酒は強いわ お米は食べるわって
えらい元気だったんですけども。

この写真は 弟が大学の時から
ずっとバンドを組んで

バンジョーを弾いているんですね。
あっ そうなの。

ライブハウスに出ているもんで

それを2人で見に行って
聴きに行って。

94か95だと思うんですけども。

でも 随分 お元気そうね。
元気そうだったんです。

だから まあ
すごく幸せな人生だったって

本人…
天寿を全うしましたからね。

それは すごく安らぎますね。

九十何歳ですって?
97まで あと1カ月だった…。

じゃあ 一応 97っていう事に…。

そうですね。 97ですね。
でも お母様は

今日のテレビを 楽しみにして
いらしたんですって?

そうなんですよ。
楽しみにしていて。

「ええー。 吉永みっちゃんと
出るの?」とか言って。

だから 2人で… 2人か
時々は内館さんの弟さんも

一緒に プロレス
見に行くんですけど。

そうすると お母さんがね
あんパンとかね 持たせてくれて。

「みんなで食べな」とか言って。

そうそうそう。 ねえ。 だから…。
あっ そう。

やっぱり いる人がいないのは

寂しいですよね。
そりゃ寂しいですよ 絶対ね。

74年も一緒にいたんですものね
お母さんとね。

吉永さんのお母様は
若かったんだよね

亡くなったの。
年は いっていましたけど

40年間ですね。

40歳の時に
亡くなったんでね。

いいご家族なんですよ。
あっ そうなの。

なんか 本当に温かくってね

私が 本当にうらやましいなと思う
いい感じのね…。

でも イタコに 吉永さん
お母様を降ろしてもらって。

イタコが こう 呪文を唱えて

上から こう 降りてくるんですね
お母様が。

それで 津軽弁で
しゃべるわけですよ。

彼女は 津軽弁なんて
わからないから…。

私は まだ 東北の人間だから
少しはわかるんで 通訳して。

内館さんが降ろしてもらう家族は
みんな 温かいんですよ。

で 私が意地になって
呼んでいる母は 冷たいのね。

フフフフ…。
フフフフ…。 そうなの?

わざわざ降りてきて で 彼女に

「私もね 忙しいから帰るけど
あんた 友達 大事にしなね」

って言って
ピューッて帰っちゃったんですよ。

それで それを話したら 吉永さん
「あっ 間違いなく私の母だ」って。

フフフフ…。 そんな感じなの?

そういう人です。
でも あの時に

疲れ切って寝ちゃったのよね
あの6畳の…。

うん。 疲れ切ったプラス
すごく落ち込んで飲みすぎた。

その両方で爆睡してしまいました。

お母様と
うまくいっていなかったの?

そういうわけじゃないの?

いや 全然
うまくいっていなかったですね。

なかなか 最後まで
心が通じる事もなかったので。

だから 呼んで それを
チャラにしたかったんですよ。

うん。 そう。 わかります。
それで 「よく来てくれたね」って

「いつも守っているよ」って
定番のやつをやって頂けると

私は それで
なんか ホッとすると思ったら…。

でも そういう言葉は
一切なかったね。

あなたには いっぱいあったね。
うん。

フフフフ…。
するとね すごく困り果てて

横でね
どうしていいか わからなくて

うちわで私を扇いだりして。
ハハハハ…! そうなの?

だけどね やっぱり
すごく思ったのは

私 東北大で
ああいうイタコだとか

それから オシラサマとか

いわゆる 民俗宗教的な事を
勉強したんですけれども。

あれは いかがわしいとか

明治政府なんかは
言ったわけですよね。

だけれども あの場に行ってみると
やっぱり…。

子供とか親を降ろしてもらって

安らいでいる人たちっていうのが
いるわけよね。

先祖と一緒に…

お盆に 一緒にご飯を食べる
とかっていう…。

やっぱり すごく人間関係が密で

温かいものがあるんだろうなと
思って。

それなのに 冷たい母が降りてくる
っていうのは なんなんだろうと。

フフフフ…。
そこだけは ちょっとね。

そこだけが ちょっとね。

「友達 大事にしなね」
ピューッて帰っちゃったよね。

あなたは どうぞ
1人で生きていってください

みたいな感じでね。
そうそう そうそう。

だけど 彼女は自信を持って
「間違いなく母だ」って。

それで 疲れちゃったんですよ。

で 私が寝押ししているとこを
見ていたって。

親友っていうのは
作るの難しいって

皆さん おっしゃるけど
どういうふうにすれば

そういうふうに親友になれる?

私 吉永さんが言った言葉で

すごく
いまだに覚えているんですけど。

「親友とか友達っていうのはね

一生懸命 作ろう 作ろうって
頑張って作るもんではなくて

友達や親友って なるもんだよな」
って言ったんですね。

ああー この人 本当
たまに いい事 言うなと思って。

たまに…。
すっごく あれ 印象的だった。

なんか ほら 結構ね
私と同年代の女性たちって

今まで そういう ねえ
割と 家にいたりなんかすると

友達がいないとか

友達を… どうやったら
できますか? とかっていう

色んなね 相談事みたいなのが
雑誌なんかであるんですけどね。

友達って 作ろう 作ろうと
思っていても

そう思うと なかなか
うまく作れなかったりする。

でも 何か趣味があったりとか
何かの縁があって

それが あれ?
1回のつもりが2回

2回のつもりが3回っていって

あっ 気が付いたら
いい友達になっていたなっていう

そういう流れ?

なんか 友達作ろうと思うと
相手に媚びたりね

言う事を聞いたりね
なんか プレゼントしたり…。

そういう関係って
絶対 よくないと思うから。

だから それだったら
しばらく1人でいてもいいもんね。

本当にね 1年に1回ぐらいしか
会わない時もあるんですよ。

でも 次に会った時は
もう すぐ…。

なんかあったら電話をかけたり
メールしたりして。

内館さんは さっき おっしゃった
心臓病っていうのは

もう よろしいんですか?
えっとね もう いいんですけども

でも やっぱり
突然 脈が速くなったり

というのは あるんですね。

ただ 大きく
深呼吸したりしていると治って。

月に1回
検査は受けていますから。

あっ そうですか。
それならばいいけどね。

そうですか。
その時に 吉永さんは

初めになった時に お見舞いに
いらっしゃらなかったんですって。

私も 結構
病院に入院している事があって。

「今 どういう状況?」って ねっ
弟さんとかに聞いていても

相当 大変そうで。
ここで 行って…

人が来るとね 疲れるんですよ

病人は。
あっ なるほどね。

うれしいんだけど
疲れるんですよ。

その晩
熱が上がったりする事もあるし。

本人もね しんどい状況なのに

人と接するのも
大変だろうなと思って

状況… 確認をしていれば
いいかなという感じで 遠くから。

かなり厳しかったんで。

本当に
死ぬや生きるやだったんです。

意識不明が1カ月以上 続いて。
そんなに?

臨死体験に近い事まで
しましたから。

本当に。 でも その時 本当は
吉永さん 心配だったでしょ?

遠いね 岩手だったから
余計に そうかもしれないし。

なんかね ああー

世の中 面白くなくなっちゃうから
生きていてって思ったんですね。

退院したあとで
「ごめんね。 心配したでしょ?」

って言ったら
「してねえよ」って…。

フフフフ…。
言われちゃった。

それがいいのよね。
うん。 そう。 本当に。

ごめんなさいね
お見舞いに行かないでなんて

言われるよりは。
でも やっぱり 年取ってから

同性の友達がいるのは
いい事はいいですよね。

本当に いいですよね。

でも 老いっていう… 老人のね
老いっていうのをテーマに

なんか お書きになって
いらっしゃるんでしょ?

はい。 『終わった人』とか
3作続けて書いて。

4作目のタイトルは
『老害の人』っていうんです。

老いる害?
害。 『老害の人』。

すごい題。

なんか 今
ここが静まってしまったけど…。

(スタッフの笑い声)
フフフフ…。

老害っていうのは
一方的に悪いわけでもないし。

だから そこのところを

ちゃんと書きたいなと
思ったんです。

あっ そう。 読みたい。
読みたいですか?

読みたい 読みたい。

結構 面白いと思います。
ねえ。

書きたい放題 書いちゃいました。
そうそう そうそう。 読みたい。

いいね。
書きたい放題 書いてみたい。

フフフ…。 そう?

でも 吉永さんは
老いっていう事について

お考えになる事ある?
もう 老いるっていう事…。

老いる事は
死に近づいていく事でもあり

老いと死という事は
いつも考えますね。

あっ そう。
ただ まあ 老いって

どうにも
逃れようがないわけですから。

そこで 老いに あんまり
振り回されるのも嫌だし。

だから やっぱり
老いを受け止めるって…。

受け止めるって言って
すごく受け止め…

ショボンとしちゃう人もいるしね。

やっぱり こう… 私も 今度
老いの本を書こうかと思って。

あっ そうなの。
秋にね。

それを… 老いをね
楽しく手懐けよう

というふうにしました。

あっ そう。 手懐ける。
もう 手懐けて

自分の問題としてね
害にならないように頑張ります。

でも そういうのを
お書きになれるから いいわね。

書くと すっきりするところは
ありますよね。

そうでしょ? 私 そう思う。
あるでしょ?

こちらは自由になると思います
フィクションですから。

私はノンフィクションだった場合
どうしても

裏を取らなきゃいけないとか。

何か物事があった時に
割と この人…

素直に すぐ目の前のものを信じて
感動するよね?

私は これ なんか
裏があるんじゃないの?

という事をね 必ずね…。

それ おかしいわね。

なるほどね。
なぜ そうなのかっていう事を。

なぜ そうなのか考えちゃう。
そうなの。

でも そういうふうに…。
私も どちらかといえば…。

少しは考えた方がいいのかしらね。
仕事の違いだと思います。

でも なんか 考えると
気持ちが沈みますよね。

そうですよね。
だから 私は考えません。

じゃあ わかった。
ハハハハ…。

『徹子の部屋』は

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