出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 かたせ梨乃[解][字]
~96歳と95歳の両親を想い…~かたせ梨乃さんが今日のゲストです。
◇ゲスト
かたせ梨乃さんがゲスト。
◇番組内容
5年前から施設で暮らす96歳の父と95歳の母。“週2回の面会・毎朝の電話”とマメに連絡し、以前より話すようになった。外出時は車いすを使うため散歩は1度に1人だけ。コロナの影響で会う回数は制限されるが、2人の生き生きとした姿に連れ出すことが楽しみだと語る。コロナ禍で始めた散歩にハマり1日5キロ歩く日もあるかたせさん。道に迷ったり疲れたりした時は無理せずタクシーで帰宅するが、それでも4キロ痩せたと明かす。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- お部屋
- お母様
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- ホーム
- 一緒
- 時間
- 大変
- 部屋
- ケーキ
- コロナ禍
- 一人
- 景色
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(黒柳)96歳のお父様と
95歳のお母様と ご一緒の
今日のお客様
かたせ梨乃さんです。
ご両親は5年前から 老人ホームに
お入りになったそうですけど
一人っ子なんで なかなか
大変だそうでございますが。
介護を経験なさって
また いろいろ成長なさったそうで
いらっしゃいますけど
いろいろ コロナ禍でも
心にも体にも変化があったそうで
いろいろ伺わせていただきます。
まあ あの…
お父様は元商社マンで。
(かたせ)はい。
96歳でいらして
専業主婦のお母様で
95歳でいらっしゃるんですってね。
お二人 さっき
写真見せていただきました。
なかなか
写真を見せてくださるのも
あの… なんていうの?
えっと 前に…
3年前に この番組に
出演させていただいた時に
初めて 両親の写真を
テレビで出させていただいて
怒られるかなと思ったんだけど
すごく喜んでくれて。
あっ そうなの。
はい そうなんです。
じゃあ よかった。
はい。 今回 少しずつ
なんか やっぱり
私が この世界で仕事して
両親の話もしたいっていう事も
わかってきてくれたかな
っていうので
何枚か持ってまいりました。
あっ そうなの。 よかった。
そうですか。 でも あの…
ご両親は 5年前から
同じ施設の隣り合わせのお部屋に
入ってらっしゃる。
あなた 一人っ子なもんですから
とても なんか 大変?
そうですね。 まあ あの…
自宅で2人一緒にいる時は
いろいろ大変でしたけど
やっぱり あの…
いろんなプロの方の力
お借りして…
ああ 自分で
気が付かなかった事って
いっぱいあって。
で あの… やっぱり
短気を起こしてた事って
いっぱいあるんですよね。
でも それも ワンクッション
置けるようになった事で
両親への接し方が
やっぱり 変わりました。
あっ そうなの。
はい。
皆さん おっしゃるけど
どうしても…
わかっているんだけど
どうして そんな 前にできた事が
できないんだなんて
思っちゃうから。
そうなんですよね。
それで 私は一人っ子なので
両親は スーパーマンだと
思ってたんです。
なんでもできると
思ってたんですよ。
だから それができなくなった時の
こう… 認めたくない気持ちが
すごく強かったんだと思います。
そうですよね。
ですから まあ 今 同じホームの
隣同士の部屋にいるんですけども
そういうプロの方の力を借りて
プロの方の接し方を見てると
自分が… 足りなかった事とか
あと それから やっぱり
待てるようになりました 少し。
なるほどね。
ご両親 お出かけの時は
車椅子だそうですけども
一緒に車椅子に2つ
っていうわけにいかないので。
そうなんですよ。
私 いくらなんでも
こうやって 2つ
押していくわけにいかないので
1人30分ずつ。
で ホームでも…
このコロナ禍で
ホームでも 面会15分っていうのは
できるんですが
父が やっぱり
時計ばっかり気にしちゃって
あと何分あって…。
可哀想。
そうなの。 そうすると
落ち着かなくて可哀想なので
外のお散歩だったら
30分ぐらい連れて出れるので
それで交代で お散歩を… 連れて。
あっ そうなの。
はい そうなんですよ。
で あの… まあ こう 一緒に…
だから そんなにそばにいた事って
あんまりないんですよね。
そう 普段はね。
そうなんです。
それで まあ 面と向かって
話すわけではないんですけども
なんか 同じ景色を見てる幸福感
っていうんですか?
横並びでね。
横並びで。
それが なんか
とっても幸せな時間です。
あっ よかったですよね。
はい。
週に どのくらいの割合で
いらっしゃるの?
えっと 週… 2週間に
1回ぐらいなんですけども
お散歩に出るのは。
それで まあ
帰りに父はコンビニとか寄って
それで いろいろ
お買い物してあげたり。
それで 母は すごく やっぱり
子どもが大好き…。
私 子ども いないじゃないですか
結婚しなかったから。
だから ちっちゃい子とか会うと
もう すごくうれしいんですよね。
いろいろ 「こんにちは」とかって
声かけたり。
あと ハンサムなお巡りさんには
声かけちゃうんですよ。
フフフ… いいわね。
「こんにちは」なんて?
「こんにちは」って。
「暖かいですね」とかいうのを
おしゃべりしちゃう…。
いいわね そういうのね。
お父様のお誕生日の時に
なんか ケーキがきて
お祝いしたんですって?
えっと 毎年 お誕生日の…。
あっ 本当だ。
はい。 これは ホームの
ファミリールームっていう所で
やらせていただいたんですけど。
そういうとこもあるのね。
ちょっと… 口を隠してるのは
ちょっと
歯の調子が悪かったもので
あの… ちょっと
恥ずかしい口元だったので
私が歯を隠しました。
あっ そうなの。
はい そうなんです。
それ わかんなかった。
ちょっと 入れ歯が調子悪かった。
そうなの。
でも ああいう ピンク色のケーキ。
96歳で。
ねえ。 おいしそうな桜色のケーキ。
はい 桜のケーキで。
毎年 こういう
大きいショートケーキで
やってたんですけども
食べきれないし やっぱり…
すぐ食べやすいようにって。
うん そうね。
はい。 すごい喜んでくれました。
いいわね。 そう。
お母様 おキレイな方ね。 それで
キレイにしてらっしゃるのね。
なんか
オシャレするの大好きみたい。
朝も ちゃんと
自分で お洋服を選んで。
あっ そう。
はい。 だから いつまでも
そうあってもらいたいなと
思ってますけど。
まあ 今
お部屋にも上がれないんですね。
あっ そう…。
でも まあ そのぐらい きっちり
やっぱり
予防をしていただいた方が
安心は安心なんですけども。
まあね コロナで。
はい そうなんですよね。
だから まあ 季節が良くなって
いろんな事が落ち着けば
また 今までのように
お部屋に上がったりも
できるようになると
思いますけどね。
あっ そう。 それは寂しいわね。
ちょっと寂しいですね。
でも 毎朝7時過ぎには
必ず電話してるんですよ。
あっ そうなの。
はい 携帯電話に。
それで 「おはよう」って言って。
それで 父が そばにいる時は
代わってみたいな感じで。
でも 時々 お母様は
電話をした事も
ちょっと 忘れたりなさる…。
はい。 忘れちゃう事も
あるんですけども。
それと あの…
父も 電話 代わったりすると
しゃべりたい気持ちが
先に先にいって
何しゃべってるんだか
わかんなくなっちゃうんですよね
自分で…。 そうすると
「ちょっと わかんないから
ママ 代わって通訳して」って
言うと
母は母で 違う話 しだすから
なんだか よくわからなくて
結局 私 電話かけてて
なんの用事でかけたんだか
自分で忘れちゃって。
それでも まあ
楽しければいいかなって。
そうよ。 笑っちゃったりすればね。
はい。
でも
ホームにお入りになったんで
それが終わりかなと思ったら
終わりじゃないっていう風に…。
そうなんです。 だから やっぱり
うまくいかないと
そのストレスを どうしても
ぶつけちゃってたのが
ちょっと 余裕ができて
待ったりとか
それから いろんな事を
考えられるようになったので
その分 違う事ができるように…
接し方が。
まあ あの…
両親が出ていったマンションで
今でも戻れるように…
いつでも してあるんですけど。
食事に帰ってきてもいいなと
思って。
でも そういう時に 私は
80を過ぎた両親に こう…
優しくなかったなって感じるのは
片付けをしてて
やっぱり 老人が暮らしやすい
部屋ではなかったんですよ。
私が とってもオシャレに
作っちゃったんです お部屋を。
そうなの?
うん。
だから
何も 両親は文句は言わなくて
素敵なお部屋で 家具も素敵だ…
ありがとうって
言ってくれたけど
もしかしたら 今…
あっ 暮らしにくかったんじゃ
ないかな?
もっと 優しく お部屋を
老人が暮らしやすいように
作ってあげれば
よかったのかなって
ちょっと 今 初めて…。
なるほどね。
ベッドを買う時に 私は こう
「低めのオシャレなベッドがいい」
って言ったら
母が 「立ち上がるのに
高さがあった方がいい」。
それ わからなかったんですね。
でも その時 高い…
高さのあるベッド
買ったんですけど
今になって 言ってる事が…
だんだん
私も年齢が上がってきて…。
自分で低い所から立つの大変…。
そうなんですよね。
だから やっと
自分で身をもってわかってきて。
もっと こういう風に
してあげればよかった
こういう風にしてあげれば
よかったって事
いっぱいあるんですけれども。
ただ まあ 2人とも
おかげさまで ちゃんと
自分で ごはん食べたり
おしゃべりしたりとかできる
まだ… 元気に頑張ってるので
今からでも遅くないな
っていうのがあります。
そう。 でも あれね 一人っ子だと
なかなか大変ですよね
全部
ご自分でやらないといけない。
もう 今まで 本当に
自分で いろんな事やり始めて
母が こんなに細かい事まで
全部してくれてたのかと思って
ビックリしちゃって
感謝です もう。
なんにもできないんですよ 私
自分で。
フフフフ…!
でも ご両親に結婚指輪を
お贈りになったんですって?
あの… これ
父が入院してる時に
指輪 外さなきゃ
いけないじゃないですか 病院で。
そしたら 太ったものですから
若い時に比べて。
ここを切って 指輪してたんです。
あっ そうなの。
それで あっ こんなにまで
指輪 大事にしてるんだと思って。
それで 2019年に
あっ そうだ!
2人の結婚祝いに…。
結婚記念日に
指輪 プレゼントしようと思って。
それで 徹子さんも よくご存じ
森暁雄さんに
「実は 指輪 プレゼントしようと
思うんだけど」っつったら
「じゃあ 指輪
サイズ測っていらっしゃい」。
「えっ! サイズ?」って。
フフフフ…!
こういう ジャラジャラって
いろんなサイズが
あるじゃないですか。 7 8 9…。
「これ 持っていって
測ってもらいな…
測っていらっしゃい」
って言われたんです。
「えっ! でも
なんて言って測るの?」って。
「いや そんなの
あなた 女優なんだから
自分で考えなさい」って言われて。
それで どうしようかなと思って。
そうしたら
もう 指輪 あげるって事
わかっちゃうもんね。
そうなんですよ。
内緒にしたかったんで。
それで あの…
「あっ 今度 ドラマで
私 なんか 指輪… すごい
豪華な指輪する役がきちゃって
これでサイズ測ってくれって
言われたんだけど
あなたたちも ちょっと試しに
測ってみる?」とか嘘ついて。
それで 母が9で
父が14か15だったのかな。
それで
指輪のサイズをゲットしまして。
うまくゲットして…。
はい。 それで作っていただいて
それで ちょっと あの…
結婚記念日にセレモニーして。
あら! お喜びになった?
こうやってお見せになってる。
仲良くしてます。
でも 随分
お二人とも お元気そうね。
はい。
あっ そう…。
はい。 なんか やっぱり
両親が笑ってくれると
うれしいです。
笑ってくれるのが
一番うれしいです。
そうね。 お二人とも とっても 今
うれしそうにして
いらっしゃいますもんね。
かたせさんは この5月で
65歳におなりになる…?
はい。
それで 年金の手続きとか
なさるんだけど
それ 今まで お知らせがきたの
お母様が
全部やってくだすったんで…。
全部やってくれてたので。
それで きて…
あっ そうかと思って
区役所行って それで
「年金もらえる年になったんで
これ どこで手続きしたら
いいんですか?」って言ったら
「年金機構みたいなところがある」
って言うから
「そこへ行きなさい」って
地図くださったんですよ。
それで その地図で
そこへ行きまして。
そしたら
「ご予約は?」って言われたから
「えっ! 予約しないと
これはダメなんですか?」
って言ったら
「なんの御用ですか?」って
言うから 「実は 65になるんで
この手続きをしに
来たんですけども」って言ったら
「あっ それは 65を迎えてから
来てください」って言われて
空振りだったんですよ。
フフフフ…!
「まだダメなんですか?」
って言ったら 「ええ…」。
前じゃダメなの?
前じゃダメなの。
そういう事が 今まで全部
母がやってくれてたので
なんにもわからなくて
失敗ばっかりです。
なんか きたら すぐ やらないと
いけないのかなと思って
慌てちゃったんですよね。
でも そういうの慣れてないとね。
そうなんですよ。
でも よく そんな面倒くさい事
お母様 やってくだすってたわね。
全部やってくれてたみたいで。
だから 本当 そういうの…。
今 代わって 両親の事を
いろんな… くるじゃないですか
えっと… 介護保険の事とか。
そういうのを 私が
反対に こう やるようになって
よくわからなくて
いろいろ聞きながら…
うん やってます。
でも 割と そういうのって
うまくいくようになってますか?
うーん…。
まあ 失敗しても
最近 イヤ! とかならないで
聞くように…。
聞く事が
恥ずかしくなくなってきて。
「わからないんです!」って。
フフフフ…!
「教えてください」って
言うようになりました。
そうですよね。
はい。
でも コロナ禍で生活に
変化がきたんですって? なんか。
そうですね。
やっぱり 外出できなくなって
お外で
食事ができなくなったりとか
あと ジムが閉まってる時期も
あったので
その間 やっぱり なんか
お散歩に よく行くようになって。
お散歩なさる方
すごく増えましたよね。
でも やっぱり
季節がいいと お花に誘われて…。
うん。
随分 素敵な格好して
あなた いらっしゃるのね。
お散歩 行くのも
前の日に 何 着ようかって
洋服を選んで並べておいて
楽しいじゃないですか。 はい。
これ ちょっと
顔を全部 隠してる。
日焼けしないように
ちょっと… はい あれして…。
おみ足キレイ。
ハハハハ…!
ねえ。 足でわかっちゃう。
いえいえいえ…。
でも これで やっぱり
体重 減ったりするの?
こうやって歩いていらっしゃると。
4キロぐらい痩せました。
本当に?
はい。
ええー…!
そうなんですよ。
だから 普通に食事もしてて…
同じ食事してて。
まあ 泳いだりは
ずっと してますけど
これ 歩くだけで4キロぐらい…
そうですね。
1日何時間ぐらい歩いて?
うーんと… 1時間ぐらいとかで。
歩く時は でも あの…
すごく歩いちゃうんですけども
行ったら その分
帰らなきゃいけないって事も
ちゃんと考えて
行かないとダメなんですけど。
でも 私ね いつも
タクシー代は持ってるんです。
もし 途中で
足 痛くなっちゃったりとか
なんか 調子悪くなったら
もう それは…。
タクシー乗って帰って…。
乗って帰ってこようっていう…
思ってます。
そうですか。
でも ロケ先でも
歩いたりとかなさる?
そうですね。
だから あの… 運動靴は必ず。
スニーカーは持っていってます。
なんか やっぱり 知らない…
車から見る景色と
歩いて見る景色と全然違うので。
特に これからの季節
お花がキレイなので。
そうですよね。
そう… お花に誘われて
お散歩しちゃうっていうのは…
そうですね。
特に 歩いてると
低いとこにあるのも見えるしね。
そうですね。
だから なんか すごく
自然と近くなったような気がして。
朝も… 私
朝 電気つけて起きるの
イヤなんですね。
カーテン 隙間
必ず開けてるんです。
それで 太陽の…。
あっ これ これ。 太陽の光で。
すごい。
朝 あっ! って。
だから 冬と夏じゃ
全然 時間が違うんですけれども
なんか こういう こう…。
あと 本当に
植木にお水あげたりとか
それから
お部屋の掃除をする事によって
すごく深呼吸が楽になったりとか。
本当に 仕事をするためには
都会から離れる事は
できないけども
都会の中にも そういう なんか
自然ってあるのかなって
毎日の生活の中に。
そうですよね。
今回 だから この3年近く
閉じ込められた中で
自分で見付けた自然っていうか
都会の中の… はい あります。
昔は あれなんですって?
歩きながら
せりふを覚えたりなんか…。
そうなんです はい。
もう 何してても
仕事の事しか考えてなくて。
常に もう
走り続けてたんですけども
この3年間って 私が走っても
景色 変わらないんですよね。
周りが全然
動かなくなってしまったから。
だから
立ち止まる事を覚えました。
だから 雨が降ったら
もう 雨の中を
バーッて走って帰るタイプ
だったんだけど
雨宿りをして こう…
歩いてる人を見る時間が
自分で持てるようになりました。
あっ そう…。
はい。
やっぱり そうすると
いろんなもの見られるしね。
はい。 そうなんですね。
そうですよね。
でも お写真を
整理なさったりもしたんだけど
そういう時に とっても いろんな
懐かしいお写真があったりして?
私 あの…
あっ これ おばあちゃま。
父の方の… 祖母なんですけども。
これ あなた?
はい。 おばあちゃまの眼鏡かけて。
可愛い。
父が海外に行ってたので
ちっちゃい時
母と2人暮らしで
おばあちゃまは
隣のおうちに
住んでたので。
朝 必ず
縁側を このぐらい
開けといてくれるんですね。
縁側のとこの戸…
ガラス戸ですか。
それで 毎朝 そこから行って
おばあちゃんのお布団に入って。
あら…!
それで… 毎日で。
母が 「何 おしゃべりしてたの?」
って言うんだけど
ちょっと
よく覚えてないんですけど
毎日 行って…。
可愛いわね。
毎日 行ってました。
じゃあ おばあ様は
とっても
可愛がってくださったでしょ。
はい。 それが
すごく なんか 楽しくて
おばあちゃまのお布団の中
一緒に入って
朝は もう1回 寝るんです。
でも このぐらい開いてる
っていうのは…
そこから 自分で こうやって
入れるっていうのは
うれしかったでしょ?
朝 きっと
開けてくれてたんだと思います。
そうよね。 うん うん。
そうですか。 ずっと
あなたは お嬢様育ちで
小学校から
ずっと雙葉…
雙葉でいらして
雙葉学園。
おばあ様は宝塚お好きで。
そうなんですよね。
なんか こう そういう
ミュージカルとか
やらせたかったみたいな。
うちは 歌は全然ダメですし。
背だけ高かったから
あれですけども。 はい。
でも なんか まあ
宝塚は行けませんでしたけど
まあ こういう
女優っていう仕事を
やらせていただいて
まあ 喜んでくれてるかなと。
ねえ。 それ見て
喜んでくださるのは
随分ね 親孝行 おばあ様孝行。
フフフフ…!
そうですか。
はい。
でも コロナ禍で 性格にも
なんか 変化が出たんですって?
うーん…。
私 本当に短気だったんですけど。
なんでも こう…
急いじゃうんですよね。
わかります。
うーん…。
でも 1人で急いでも
周りが動かないから
やっぱり ちょっと
ゆっくりになりましたけど。
それでも 今日 朝6時に起きて
それで朝ごはん食べて
植木にお水あげて 掃除機かけて
ジム行ってきましたから 結構…。
すごいわね。
やっぱり
なんか しちゃうんですけど。
相当すごいわね。
フフフフ…!
そんなにはできない 本番の日に。
ええー すごい。
でも まあ 何しろ
健康じゃないといけないし
それと やっぱり
考える時間が増えたんで
やっぱり こう 両親に対しての
自分の至らなかった事とかも
自分が年齢が上がってきた事も
ありますし
いろいろ なんか 感じる事が…。
やっぱり
お友達に対しての接し方も
ちょっと やっぱり
変わってきましたね。
そうですよね。
大人になるって事なんでしょうね
きっとね。
大人になってからお始めになった
ピアノとか三味線とか小唄とか
そういうの 随分…?
お稽古をね。 なんか でも
大人になって始めた趣味って
子どもの時よりも長続きしますね。
小さい時っていうのは やっぱり
親に「しなさい」って言われて
始めたお稽古だけど 自分で…。
あら! すごい。
これ あなたですか?
はい。 自分で選んだものだから。
これ 何か…?
おさらい会が
年に2回あるんですよ。
これ 師匠なんですけども。
それで
お唄もやらなきゃいけないので
小唄と それから 三味線とやって。
やっぱり 発表する場所がないと
怠けちゃうので。
これ 舞台が始まる前に
ちょっと 1人で
音合わせてる時なんですけど。
やっぱり おさらい会は
あった方がいいみたいですね。
それはそうね。
そうしないと なんか
このぐらいでいいかなって…。
やっぱり 人前で なんか こう
披露させていただくって事は
大事なのかなって思いますけど
なんか 仕事より
緊張しちゃうんです。
それはそうね。
なんか わかんないんだけど
仕事の方よりも
なんか ガチガチに…。
そうね。 お三味線っていうものも
また 難しいものじゃないですか
ものすごく。
あのお三味線は
ご自分のお三味線?
親戚のおばあちゃまから
ちょうど いただいたのが…。
あっ 本当?
そうなんです。 はい。
これ なんで こんなに
難しいのかしらね 三味線ってね。
三味線って難しいですね。
あと ご機嫌 損ねちゃうと
音が 全然 外れちゃったりとか。
そうよね…。
そうですね。 お三味線 難しい。
でも なんか 大人になって…
まあ 50過ぎて出会ったんで
やっぱり
小唄の歌詞の意味とかは
子どもには
わからないものだから
やっぱり いい時期に…
いいタイミングで
出会えたのかなと
思ってますけどね。
50過ぎてからだとね
いいかもしれませんよね。
はい。
そうですか。
今日は ご両親 見てらっしゃる?
はい もちろんです。
そうですか。
こうやって見て… フフフフ…!
じゃあ ひと言 何か
メッセージがあったら
ご両親におっしゃったら?
パパ ママ。
ええー… ママも
今年 96歳になりますけども
100歳目指して頑張ってください。
一緒に遊びましょう。
よろしくお願いします。
ハハハハ…!
恐れ入りました。 そうですか。
ご自分の老後って事については
考えてみる?
やっぱり あの…
今は 両親の事 私がしてるから
あれですけれども。
私の事をしてくれる人は
誰もいないので
本当に… ちょっとずつでも
考えていかなければ
いけないのは…
思ってますけれども。
あっ そうなの。 フフフ… すごい。
思い出を確かめたい?
はい。
いい思い出がね
たくさんあるんでしょう。
どうも ありがとうございました。
ありがとうございます。
『徹子の部屋』は
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