出典:EPGの番組情報

あさイチ「生きがいが見つからない!女性たちの悩みにこたえます」[字]

生きがいが見つからない!子育てや仕事に追われる毎日の中で悩む女性たちは多い。人生100年時代、どうすれば生きがいを見つけ楽しく生きられるのかヒントを探っていく

詳細情報
番組内容
生きがいが見つからない!子育てや仕事に追われる毎日の中、悩む女性たちは多い。人生100年時代、どうすれば生きがいを見つけ楽しく生きられるのか、茂木健一郎さんが脳科学的にアドバイス【ゲスト】にしおかすみこ、茂木健一郎【キャスター】博多華丸・大吉、鈴木奈穂子
出演者
【ゲスト】茂木健一郎,にしおかすみこ,【キャスター】博多華丸,博多大吉,鈴木奈穂子,【リポーター】上條倫子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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キーワード出現数ベスト20

  1. 茂木
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  9. 悦子
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  11. 若竹
  12. 趣味
  13. 女性
  14. お悩み
  15. テレビ
  16. 華丸
  17. 仕事
  18. 紫乃ママ
  19. 切手
  20. 相手

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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≫ついに迎えた
50歳のバースデー。

私はこのまま
年老いていくのかしら…。

子どもは部活、夫は趣味に没頭。

私はこれから
いったい何をすればいいの?

仕事も家事も
ただ毎日やっているだけ。

特に打ち込めるものもないし…。

上條≫私もそうかも!
と思った皆さん。

きょうの「あさイチ」は

生きがいが見つからない

というお悩みにお答えします。

こちらの人生経験豊富な人たちが

生きがいの見つけ方を
教えてくれます。

まずはこの方、木下紫乃さん。

会えば必ず元気になるとうわさの
スナックのママです。

実は、これまで2000人の
人生相談に乗ってきた

キャリア支援のプロでも
あるんです。

そして、芥川賞作家の
若竹千佐子さん。

主婦として
子ども2人を育てたあと

63歳で作家デビュー。
生きがいを見つける秘けつは…。

さらにこの方
脳科学者の茂木健一郎さん。

生きがいの見つけ方を
独自の視点からアドバイス。

人生100年時代、きょうは

これからの生きがい探しの
ヒントをお伝えします。

生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。

大吉≫おはようございます。

3月7日月曜日の
「あさイチ」です。

鈴木≫きょうは国会中継が
予定されているので

8時55分までの放送です。
早速、特集にまいりましょう。

上條≫あす3月8日は

国連が定めた国際女性デー。

世界各国で女性の生き方について
考える日なんですが

けさの「あさイチ」は

女性がこれからの人生をもっと
楽しく過ごす方法について

考えていこうと思います。
番組で事前にアンケートを

行いまして

30代から50代の女性に

あなたの人生の悩みを
教えてくださいと聞きました。

このような結果になりました。

第3位が夫婦関係がよくない。

第2位がお金がない。

そして第1位
生きがいが見つからない

ということだったんです。

鈴木≫きょうのゲストは
にしおかすみこさんです。

このアンケートの結果ですけれど
どうご覧になりますか?

にしおか≫3位の夫婦関係は
ちょっと独身なので

分からないんですけど
2位のお金がないが

いつも思っていまして
1位が生きがいですよね。

せかせかしているので
暇なんですけど

生き急いでるみたいに
言われるん

ですけど

でも何か充実しているかといった
らしていないし

生きがいって私も
何だろうと思うし。

大吉≫改めて聞かれると。
にしおか≫人生100年時代と

言われるじゃないですか。
私今47歳なのであと50年以上

生きるわけですよ。
どうしたらいいんだろうと

不安にはなります。
鈴木≫にしおかさんは趣味が

たくさんあるイメージですけど。
にしおか≫そんないいイメージが

あるんですか?
鈴木≫ジョギングとか

カービングとか。
大吉≫盆栽や書き物もやっていて。

にしおか≫一生分褒めてもらった
ような感じがします。

どっちかというと私は
社交的ではないしいつも

家にいるタイプなので。
鈴木≫長い人生を見ると

ちょっと不安になると
生きがいという面ではね。

その辺りのところきょうは
見ていきたいと思います。

きょうもメール、ファックス
募集します。

きょうのテーマ、生きがいに
ついてのお悩みですとか

私はこうやって生きがいを
見つけたといった皆さんからの

体験談をお待ちしています。
上條≫今回アンケートに

悩みを寄せていただいた女性3人
に詳しくお話を聞きました。

(VTR)
1人目は、みなこさん。

2人の息子は大学生となり
子育ても一段落。

新しい趣味を探したいと
思っていますが

行動を起こせないそうなんです。

2人目は夫と中学生の娘と暮らす
えみさんです。

最近、ふとしたときに話す
相手がおらず

孤独を感じるようになりました。
新たな友達を作る

きっかけになればと
市民農園で野菜作りを始めました。

しかし、周りの人たちに
話しかけることができません。

そして最後は、ちえさん。
職場と家を往復するだけの

平凡な毎日を
過ごしているといいます。

テレビなどで人生を
おう歌している人たちを見ても

自分からは遠い存在だと
感じてしまいます。

にしおか≫分かります。

奇跡的にテレビに出ていますけど

きっと頭の構造が違うだろうなと

私、思います。
テレビに出ている人って。

鈴木≫いやいやいや。
にしおか≫でも分かりますね。

上條≫3人のお悩みを
振り返って

いきます。

共感する部分というのは
どういうところですか?

にしおか≫私は真ん中の
えみさんが

私も人見知りというか

社交的じゃないので
友達がすごい少ないんですよ

今、私実家に帰っているんです
けど

母が認知症で
姉がダウン症で父が酔っ払いで

私、一発屋なんですよ。
大吉≫最後の私、一発屋は

別に言わなくていいけど。
にしおか≫ごちゃごちゃ

しているんですよ、みんな
元気なんですけど

ごちゃごちゃしたことを
新しい友達にしゃべりたいとか

愚痴じゃなくてもいいんですけど
新しい別の世界で

自分がわくわくするようなことが

あったらな、できたらなと
思ったりもします。

でも野菜とか作っていらっしゃる
と言っていたじゃないですか

私もベジタブルカービングという

趣味をやって
野菜で彫って

花とかにするんですけど
あれ、家でこつこつやるので

ますます1人になるんですよ。

どんどん1人になっていって。
大吉≫状況的にあまり新しい友達

が今作りにくいじゃないですか

コロナ禍でね、ますます
話し相手がいないというのは

多くの方が抱えてらっしゃるかも
しれないですね。

上條≫けさは、もうひと方
ここからお迎えして

一緒に考えていこうと思います。
脳科学者の茂木健一郎さんです。

茂木≫おはようございます。
華丸≫久々にこの扉を使いました。

上條≫茂木さんは生きがいに
ついての本を書かれていて

今30か国で出版されています。

茂木≫最初に僕は英語で書いたん
ですがそれが今

韓国語、フランス語

ハンガリー語
なんですけどいろんな言語で

翻訳しています。
海外の方から見ると実は日本人は

生きがいをたくさん持っていて
だからこそ、健康寿命が長いと

見なされているんですけど
今、聞いてると生きがいを

見失ってる方、多いですよね。
脳の仕組みから言うと

実は生きがいって小さな喜び
これが大事なんです。

皆さん生きがい、どうしても
大げさに考えてしまうんですよね。

小さな喜び
時には朝起きる理由

皆さんは朝起きる理由は何ですか
番組をやっていて。

華丸≫はい
「あさイチ」があるので。

にしおか≫理由なんて
考えたことないです。

茂木≫僕は朝起きて
コーヒーとチョコレートが

楽しみなんですけど。
そういう小さな喜びが脳の

生きがいを作っていくんですね。
ですので今、生きがいが

世界中から今、注目
されてるんですけど

かえって本家の日本人が
忘れてしまっているということで

人間の脳って

他人から自分がどう見られている
かということを通して

自分を知ることができるので

きょうは生きがいを
探ればいいかなって。

大吉≫意外ですね。
海外の方から見ると

日本人が生きがいだけだと。
茂木≫海外の方から見ると僕が

生きがいの人と思われちゃう。

大吉≫例えば話し相手がいなくて
孤独なんていうのは生きがいを

考えるにあたっては非常に重要に。
茂木≫やっぱりいろんなことを

人と話すということが、

お猿さんでいうと毛繕いに相当
すると分かっているんです。

そうすると脳にいろいろ
いいことが起こるので

でもね、今大吉さんも
おっしゃったように今難しいです

よね、雑談するのがね。
上條≫人とつながるという中で

生きがいが見つかるということも
あるわけなんですよね。

生きがいが見つからないという
お悩みを抱えている3人の方に

人生相談のプロが一刀両断です。

(VTR)
訪ねたのは

東京・赤坂にあるスナック。

こちら、これまで2000人の
人生相談に乗ってきたという

木下紫乃さん。

ふだんは40代、50代の人に
キャリア支援を行っています。

さらに、もっと気軽に
語り合える場を作りたいと

週に一日開店する
スナックを始めました。

訪れる客は
サラリーマンや主婦などさまざま。

紫乃さんを囲んで、互いに
悩みを相談し合うといいます。

そんな人生相談のプロ
紫乃ママと

番組に悩みを
寄せてくれた人たちで

オンラインスナックをすることに。

もう50歳になったと気にする
みなこさん。

そこで、すかさず紫乃ママは…。

もう50歳ではなくまだ50歳。

紫乃ママは
無意識にとらわれている

ネガティブな思い込みを
外していきます。

紫乃≫そこを、ちょっと
ひもとこう、ひもとこうって。

そんな紫乃さんは
20代、30代で

2度の結婚と離婚を経験。

さらに、何度も転職を繰り返し
さまざまな仕事に就いてきました。

何事も長く続かない自分の人生に

当時、不安を感じていたと
いいます。

しかし、36歳のとき

新たな仕事を見つけるために
転職エージェントを訪ね

人生が変わる経験をしたと
いいます。

紫乃≫経歴書でございます。
よろしくお願いします。

転職を繰り返している
紫乃さんの経歴を見て

エージェントの担当者は
意外なことを口にしました。

仕事を転々としてきたのは
悪いこと

という紫乃さんの思い込みを外し
全く違う職場で

それぞれ成果を出してきたことを
評価してくれたのです。

今はキャリア支援のプロとして
働く紫乃さん。

人生を切り開くには
まずネガティブな思い込みを

外すことが大事だと考えています。

そんな紫乃ママに、みなこさんは
新しい趣味を探したいが

踏み出せないという悩みを
相談してみました。

上條≫みなこさんの新しい趣味を

探したいという続けらるか
不安という思い込みを外して

やり散らかしたらどう?
というアドバイス。

やり始めてみないと
続けられるものにも出会えないよ

という意味なんですよね。
どう感じます?

大吉≫もうちょっと気楽に
考えていいんですかね。

茂木≫今の脳科学をやっていて
いちばんアンチエージング

認知症にならないってことが
いちばん大事なんですけど

子どもってやり散らかしますよね。
いろいろ新しいことに

挑戦するのは
脳が若い証拠なので

大いに結構なんです。
すぐにやめちゃう

三日坊主も100回やれば
いいじゃないですか

継続になるじゃないですか。
だからね、そういうふうに

解釈するのが脳の前のほうにある
前頭葉の働きなんですが

私始めてもすぐにやめちゃうんだ
ということでも

ネガティブに解釈するのか
ポジティブに解釈するのか

全部、脳の働きなんです。

三日坊主も100回やれば大丈夫
と解釈していただければ

いいのかなと思います。

華丸≫もう50歳と
まだ50歳の差ですね。

茂木≫皆さん、これからの

残りの人生の中できょうが
いちばん若いですよね

当たり前ですけど。
そういう解釈するのが前頭葉。

華丸≫時を戻そうは無理ですか?

茂木≫ちょっと今のところ

科学者もタイムマシンを
作れていないんですよね。

上條≫やり散らかそうというのは
どう思いますか?

にしおか≫そのことばだけで
気が楽になったりしますよね。

私も前に出ていくタイプでは
ないんですけど

趣味とは違いますけど

女王様キャラの前に
いろいろキャラを

やり散らかしていたので

なんか確かにサンバとか
お花マンとか、かぼちゃマン。

こだわらないでください。

そういうことを思い出して

確かに女王様に行き当たったので
やればいいんだなというのは。

茂木≫芸人さんはいろいろ試すと
思うんですけど

脳の仕組みからいくと
らしさにこだわるからいけないん

ですよ。今までこう生きてきた
から私らしく

これからもそのままで
やらなくちゃいけないと思うと

新しい可能性を試さないので
いろいろキャラに。

大吉≫今までと全く違うことを
始めたりするのもいいですね。

茂木≫自己肯定感、大事です。
自分に根拠のない自信を持つこと

これがないと
チャレンジできないんです。

にしおか≫根拠のない自信は
持ったことないです。

持ったほうがいいんですね。
茂木≫そのほうが子どもって

みんな根拠のない
自信を持っているのに

社会の中で
もまれるうちにだんだん

俺なんかだめだ
私なんか何もできないと

思っちゃうので
子どもの脳を

取り戻してほしいなと思います。
にしおか≫私きれいだと

思っていいんですか?
大吉≫もちろん。

にしおか≫こんな優しい世界が
あるんですね。

上條≫続いては話し相手が

いなくて孤独を感じているという
えみさんのお悩みについて

見ていきましょう。

(VTR)
なんとか新しい友達を作ろうと

3年間も野菜作りを続けている
えみさんも紫乃ママに相談です。

それを聞いた紫乃ママ
新しい友達を作らなければと

思い込んでいる、えみさんに
こんな質問をしました。

これまでの人間関係を
見つめ直してみたら?

とアドバイスしました。

豊かな人生にするために
これまでに出会った中から

本当に大切な人を
見つけ出してほしいといいます。

にしおか≫確かに新しい友達を
作るよりは。

コロナ禍に入って、そういえば

何て言うんでしょうか

遠くの友達、県外の友達から
最近大丈夫?とか

仕事ちゃんとできている?とか
連絡をもらいましたね。

全然お金ないというと
野菜を送ってくれたり

そういうこともあったので
受け身ですけれど私がしてみれば

いいというのは確かにちょっと
思いますね。

大吉≫今までの人間関係をもう
一度、見直すということですね。

上條≫続いては
人間関係をメンテナンスしよう

ということなんですけれど
茂木さんがおすすめする行動は

こちらです。ニコポンです。

茂木≫肩をポンとたたいて

最近どう?とニコっと笑う
これだけでいいんです。

生きがいに関する、いちばん
大事なことは大げさに

考えないことなんです。
冒頭に小さなことでいいので

例えば
ちょっとメッセージアプリで

何かを送るとか
いいね!をするとか

それだけでもいいんですよね。
大げさに考える人が

多いんですよね。
大吉≫久しぶりの連絡

だからどうしようかなと
迷う

のではなくて最近どう?
元気?ぐらいな感じで。

茂木≫それぐらいで
毛繕いは完了ということですね

お猿さんでいうと。

毛繕いの研究をしている
オックスフォード大学の

ダンバー教授は
クリスマスカードを送るというの

でもいいと言っています。
暑中見舞いとか年賀状とか

それでも毛繕いに相当するという
ふうに考えています。

上條≫ふだんから

毛繕いし合っている猿は

助け合っているのと同じように

ふだんからニコポンをしていると
言っていいということなんですね。

茂木≫いちばん難しいのは
連絡が途絶えたときに

アプローチするのはちょっとね。
にしおか≫緊張する。

茂木≫でも意外とニコポンでも
いいからしてみるとすぐに

打ち解けたりするんですよね。
にしおか≫もらったら

うれしいですね。
やってみようという勇気がね。

鈴木≫相手が
びっくりするかなとか。

大吉≫いまさら何かな?と
思われたりね。

鈴木≫そういう思考を1回外す
ということですね。

茂木≫最近、あの人に連絡を
取っていないと思い出したら

そこがチャンスですね。
気になる人がいたらそこに連絡を

取るチャンスだと思ってください。
華丸≫なんで?と連絡が

返ってきたらどうする?
茂木≫元気ということで

いいんですよ
意味のない会話でいいんです。

上條≫人との関係というのも

大事だということです。
気軽にニコポンして自分に

いい影響を与えてくれる人を
見つめ直してメンテナンスして

みようということですね。

大吉≫1回またそこで
忘れたらいいですよね

どうせずっと会っていないからね。
会わなくても大丈夫

鈴木≫気軽に考えればいいですね。

茂木≫相手のほうが
考えていることもありますよ。

考えるよりも、メッセージを
送ったほうがいいですよ。

鈴木≫皆さんからの生きがいです。
大阪府40代の方からです。

私の生きがいはコンサートです。
さきざきの予定が決まるので

この日までは頑張れると

思うんですよね。

生の音楽は本当にいいです。

コロナ禍なので
1人でのコンサートに

参加している人も多いと
思いますよ、ということです。

先の予定が決まってるとそこまで
頑張れるということがありますね。

上條≫こんなお悩みの方も
いました。

職場と家の往復で平凡な毎日だと
考えている、ちえさんです。

ちえさん
なんとこちらに来ています。

ちえ≫テレビで
人生をおう歌している人を見ても

私とは住んでいる世界が違うんだ。
もう寝よっと。

上條≫ちえさん。
寝ないでください。

テレビで輝いているあの人も
同じ思いをしてたんですよ。

こちらをご覧ください。

(VTR)
63歳まで主婦だった

若竹千佐子さんです。
作家デビューした翌年

芥川賞を受賞しました。

生きがいを見つけるのに
どうしたらいいか分からない

という悩みについて
アドバイスを聞きました。

夫と2人の子どもと暮らす
専業主婦だった若竹さん。

いつも自分のことは
二の次だったといいます。

55歳のとき
若竹さんに人生を揺るがす

出来事が起こります。

夫の和美さんが急死したのです。

愛する夫を失い
これから、どうしたらいいのか

悲しみに暮れていた若竹さんは

その思いを毎日のように
ノートに書きなぐりました。

そうして書き続けているうちに

徐々に気持ちに
変化が生まれてきたといいます。

自分と向き合ったことで
次の人生に踏み出せたという

若竹さん。

幼いころからの夢だった
小説家を目指すことにしたのです。

そのデビュー作が
「おらおらでひとりいぐも」。

夫を亡くした女性が
自分の内面を見つめ直す姿を描き

芥川賞に輝きました。

若竹さんは生きがいを
見つけるにあたって大切なのは

まず自分を知ることだといいます。

上條≫生きがいを見つけるに
あたって、若竹さんは自分

と向き合っていたことを
やってみたらどうかということを

おっしゃっていました。
ポイントは3つです。

生きがいを探すヒントに

して
いってほしいと。

ご自身も結婚する前から

若いころからのノートに
こういうことを書きためていって

夫が亡くなったあと自分の人生と
向き合うのにその習慣が役立ち

その中で生きがいを
生み出していった

ということなんです。
茂木さんの本の中でもありますね。

茂木≫脳とは外に出さないと

自分のことを知ることが
できないんです。

でも若竹さんみたいに
芥川賞というと大げさな

気がするじゃないですか。
実は僕も自分を知るために落書き

みたいなものを書いています。

例えばさっき言った三日坊主も
100回繰り返せばいいだろうと

あるとき自分で気が付いたんです。
こうやって書いて机の横に貼って

あったりするんです。
にしおか≫絵でもいいんですね。

茂木≫自分だけの表現を持つと
いうことは大事じゃないですか。

僕も本を書くんですけれど
人のことが気になって

自分だけの表現を持とうという
ことが大事だと気付いたら書いて

貼っておくと
自分の生きがいを見つける

ヒントになるんですよね。
気楽にやりましょう。

落書きでいいんです。

上條≫文章でもイラストでも

アウトプットすることが
大事なんですね。

大吉≫にしおかさんはご家族の

こともありますしね。

にしおか≫メモを

取ることがあるんですよね
ぐちゃぐちゃな毎日なので

泥日記のようですけれど

ぐちゃぐちゃにしていますけど

半年たつと笑えたり、あと私は

こんなことで笑っているんだ
みたいなことが出てきたりすると

自分の心の整理になったりとか
できるんですよね。

気持ちが違っていくということも
ありますね。

茂木≫皆さんがやっている話題は
自分のことを客観的に見ると

苦しいことやつらいことも
前向きに変えられると

いうことなんです。
皆さんの仕事に

とても関わっているんですよ。
大吉≫書くことというのは

大事なんですね。
書いて出してそこからまた

客観的に自分を見る
ということなんですね。

そこからまた
客観的に見るんですね。

華丸≫手が震えるんですけれど
大丈夫ですか?

茂木≫それはそれで味わいで
いい

んじゃないですか。
大吉≫飲酒が過ぎるようですね。

上條≫生きがい探しのヒントを
見てきましたが

40代から生きがい探しを
頑張ったことで

その後の人生を幸せに
過ごしている方がいます。

(VTR)
現在、80歳の渡辺悦子さん。

悦子さんの生きがいは

使用済みの切手を切り抜いて
貼り絵を作ることです。

悦子さんの作品
「オードリー・ヘップバーン」。

あらゆるパーツ全部
切手だけでできているんです。

こちらは「ゴッホの自画像」。

元の筆遣いまで丁寧に再現。

アジサイの葉っぱには

切手の端の、ぎざぎざ部分まで
使っています。

今でこそ毎日楽しみながら
生きている悦子さんですが

ここに至るまでには
う余曲折があったといいます。

40代まで悦子さんの生きがいは
子どもでした。

いい成績を取るために勉強させる
教育ママだったといいます。

そんな、ある日…。

娘≫勝手に入ってこないでよ。
悦子≫きょう1時間目数学でしょ。

ちゃんと予習復習できてんの?
娘≫やったよ!

それまで素直に
言うことを聞いてきた娘が反発。

大きなショックを受けました。

このとき、悦子さんは

自分自身の生きがいを
見つけなければと決意します。

さまざまな習い事を
やり散らかしましたが

あまり楽しめなかったり
長続きしないものもあったそう。

そして68歳のとき
ようやく見つけた生きがいが

切手の貼り絵。

偶然、テレビで見かけたのを
きっかけに始めたところ

のめり込んでいったといいます。

1つの作品を作るのに
1000枚もの切手を使うことも。

美しい色合いを出すため
使う切手の組み合わせを

考えながら貼っていきます。

悦子≫こんなのも
挑戦しようかなと思ったり。

新しいことに
次々、挑戦する悦子さん。

最近は自分の作品をSNSでも

発表しています。

見てくれた人たちから
寄せられるメッセージが

さらに創作意欲を
かきたててくれるといいます。

上條≫最後の今がいちばん幸せと

いう表現、すてきですね。

大吉≫ああいうふうに言いたい
ですね。

自分が間違っていたということで
ぱっと思えることも

すごいなと思いました。
68歳で出会ったということは

相当やり散らかしているという
ことなんでしょうね。

茂木≫脳の仕組みから言うと

自分がうれしいこと

生きがいを見つけるとドーパミン
という物質が出て

前頭葉を中心に脳が強化されます。

皆さん生きがいを見つけることが

健康な老後を保つために
いちばんの秘けつなんです。

何でもいいんです。
うまい方の例を見てしまうと

あんなにうまく作らなくては
いけないのかなと思ってしまい

ますけれど下手くそでもいいです。

自分にうれしいことだったら

いいんです。

大吉≫パソコンや小説にも
いろんなことに手を出して

68歳で出会ったんですからね。

いろいろ三日坊主も。

茂木≫葛飾北斎が

「神奈川県沖浪裏」を作ったのも
70代の後半なんですよ。

上條≫

個展を開くことになって

今も6時間
貼り絵をやっているそうです。

鈴木≫埼玉県の方です。
生きがいがなくてはいけないの?

ということです。

ただ生きて死ぬだけではだめなん
ですか?ときています。

茂木≫生きがいと気付いていない
方、多いと思います。

犬の散歩も生きがいだし

お茶をたてる

ほっこりとした時間も
生きがいです。

小さいことも生きがいということ
に気が付いていないんです。

鈴木≫女性の生きがい探しに
ついてお伝えしてきましたけれど

NHKでは

あす国際女性デーに合わせて
女性の健康、生き方を

応援する番組を放送しています。

NHKプラスでまとめて
見逃し配信をしています。

QRコードを読み取って
ぜひご覧いただけたらと思います。

皆さんからたくさんきていますが
青森県の方です。

きのう東京マラソンをした中で
茂木先生の名前がありました。

42.195km
走ったんですね。

茂木≫きょうは屈伸ができません。

にしおかさんはすごいですよね。
5時間以上かかりました。

Source: https://dnptxt.com/feed

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