出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 大竹しのぶ[解][字]
~“大役”を家族より喜んだのは…~大竹しのぶさんが今日のゲストです。
◇ゲスト
東京2020オリンピック閉会式では、子ども達と「聖火を消す」という大役を担った大竹しのぶさんがゲスト。
◇番組内容
世界的な祭典、しかも最後の象徴的な場面ながら全く緊張せず、友人の清水ミチコさんには「少しは緊張しなさいよ」と言われたという。元夫のさんまさんや息子の二千翔さん、娘IMALUさんの反応が気になり連絡もしたが、一番喜んでくれたのは家族ぐるみでお付き合いのある中村勘九郎さん一家だった。特に孫のように可愛がっている中村勘太郎さん中村長三郎さん兄弟は大興奮してくれたという。今日はそんな2人からサプライズが…
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- IMALU
- イヤ
- お花
- お雑煮
- お誕生日
- ハハハハ
- ピアフ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
今日のお客様は
大竹しのぶさんで
いらっしゃいます。
東京オリンピックの閉会式で
聖火を消すという大役を
お務めになりました。
全く緊張なさらなかったそうで
さすがだなと思うけど
すごいです。
中村勘九郎さんのおうちの
お子さん2人を
とても
可愛がっていらっしゃるという。
その2人は この間 ここに
いらっしゃいましたけど。
いろいろ お話 伺わせて…。
よく いらしてくださいました。
どうも。
よろしくお願いいたします。
随分 お子さんも大きくなって。
二千翔さんは もう36?
そうです。 37歳になりました。
37になりましたか。
どうしよう。
フフフ…! すごい…。
はい。
あなたが37ぐらいに見えますよ。
でも
一応…。
息子の二千翔さんは37歳。
はい。
お嬢さんのIMALUさんも
32ですってね。
IMALUさんは おうちを出て
独立した生活してらして。
はい。
そうですか。
息子は まだ一緒にいます。
彼女もいません。
そうなの。
一緒に ごはんなんか 2人並んで
同じ方を向いて食べてると
なんか
昔からの古い夫婦みたいに…。
会話のなくなった夫婦みたいな
食事をしています。
そうなの。
息子さんは真面目なんですって?
そうですね 本当に。
リモートっていう… 今は
おうちでの仕事なんですけども
だから ずっと おうちにいますし。
お酒も飲まないし
たばこも吸わないし
髪も染めた事がないという
本当に ちょっと
時代を間違えて
生まれて
きちゃったかなって。
これは 大晦日に みんなで
妹と妹の息子と…。
家族と? うん。
あと おいっ子と…
あっ めいっ子と。
みんなで
年越しをした時の写真です。
そうなの。 楽しそうね。
みんな いっぱい いてね。
もう くたくただから
髪の毛ボサボサで 私は。
でも まあ みんなで
こうやって集まれるのは
いいですよね。
そうですね
久しぶりだったんで。
ただ もっともっと
きょうだいは多いので
その集まりは
やっぱり 中止になりました。
そう…。
はい。
なんか お節は
召し上がったんだけども
昔は かまぼこまで ご自分で
作ってらしたんですって?
結婚したばかりの時は
全部作るって すごい張り切って
栗きんとんや黒豆とか白豆は
もちろんの事
かまぼこも作ろうと思って
それで 白身をすって…
白身魚をすって 蒸して。
でも ふきんって
昔 よく ふきんって…
こういう ふきんがありますよね。
「ふきん」って書いてある。
そのふきんを こう 上にのせて
蒸し器にのせたら
その「ふきん」が
かまぼこに写っちゃって。
写っちゃって
「ふきん」っていうのが?
そう。 「ふ」みたいな。
だから 紅白じゃなくなって
食べられなかったという。
そうなの。
そんな事って あるんですかね。
青が入っちゃった。
青が入っちゃって。
お節は お買いになったの?
今年ですか?
今年は 全然 もう… 娘も息子も
あんまり食べないので 買います。
あと もう…。
そうよね。
お雑煮と煮物ぐらいは…。
お雑煮は 何風? どんな風?
これは 今年のなんですけど。
そう。
やっぱり 母が仙台で
父が塩竈の生まれなので
セリを入れるんですね。
セリなのね これね。
はい。 東北 宮城風のおすましで。
でも おいしそう。
でも 元旦ぐらい…
元日ぐらいしか食べないですね。
息子さんのお雑煮の感想は
どんなでした?
聞けば「うん」って 「おいしい」って
「うん」って言うんですけど
「おいしいね!」とかは…。
言わない?
はい。 本当に
作りがいも全くないです。
静か?
静かです。
でも 去年
東京五輪の閉会式の時に
ご登場で話題になったんですけど。
聖火を消すっていうのは
大変だった?
そうですね。
まあ やっぱり
まず 出ていいのだろうか
っていうのは
ありました 正直に言って。
世界中が抱えてる大きな問題が
未来こそは
明るくなるようにっていう
祈るっていう行為をしてほしい
って言われたから
だったら できるかなと思って。
よかったですよ でもね
おできになってね。
ありがとうございます。
でも 清水ミチコさんからの感想
「少しは緊張したら?」って…。
そう そう そう。
「なんで あんた…
何回も出たような顔して
歌わないで」って言われて。
そしたら 三谷幸喜さんが
「オリンピックって
知らなかったんじゃない?」
なんて言って。
なんか
あんまり緊張しないんですよね。
どんな時でも?
それとも そういう時?
なんか あの時は 本当に
子どもたちの美しい未来を
祈ろうっていう
目的がある時は
全く緊張しないですね なんか。
なるほど。
自分が こう よく…
歌がうまく見えますようにとか
キレイに映りますようにとか
よく思われたいとか
あんまり思わないので…
思わなかったので あの時は。
そういう時は
全く緊張しないです。
そうですか。
はい。
清水ミチコさんとは
どのくらいのお付き合い?
ミチコさんとは もう…
初めて会ったのが
子どもが… それこそ 二千翔が
風邪ひいて
夜中の救急外来に行った時に
やっぱり 同じような
赤ん坊を抱えてる患者さんがいて
そこで会ったのが初めてです。
ちょっと見ていただいていい?
「深夜 緊急病院っていう所
開いてたので
そこに行ったら
薄暗い部屋の中に
もう一人 同じ
娘さんを抱いてる
お母さんがいて
よく見たら 大竹しのぶさん
だったんですよね」
「それで 私は ビックリして
“大竹さんですよね?
清水ミチコです”って
あいさつしたんですよね」
「そしたら “どうも”って言って。
“お元気ですか?”って…
元気なわけないんですけどね
緊急事態なので」
「“いえ”なんて言って。 それで
なんかしゃべろうかなと思って
“『奇跡の人』見ました”
って言ったら
2~3分 黙って
“どうだった?”」
「“面白かったです”
って言ったら
5分ぐらい経って
“どこが?”って言ったのが
すごい印象的でした」
どうですか? そういう風に
まねされるのって
イヤじゃない?
まねされるのは…。
今は ちょっとオーバーですけど
本当に
そうだったんだなと思います。
でも 楽しいです ミチコさんは。
そうよね。
でも その閉会式に
出場なさるっていうのは
本当に 極秘っていう事で
どなたにも
おっしゃれなかったんですって?
そうなんです。
契約書を書かされて
口外してはいけないという。
そうなの。
だから 誰にも言えなかったです。
さんまさんにも言えない?
さんまさんにも
言わなかったですね。
でも 出る寸前か出た直後に
「出たよ」ってメールしました。
そしたら なんだって?
そしたら
「嘘やん!」って言ってました。
なんか
自慢げなメールが来たとかって
他の人に言ったって…?
そうですね。
自慢してあげました。
フフフフ…。
そうね。 さんまさん
出られないもんね。 そうですか。
息子さんとかお嬢さんの感想は
どうでした?
やっぱり その…
与えられたチャンスっていうのを
私が子どもたちに言ってた事では
あるんですけども。
それは 絶対に あの…
素晴らしい事なんだねって言って。
なんか すごい 娘は
特に興奮していました。
そうですか。
はい。
でも そんなお話した中で
喜んでくだすったのは
中村勘九郎さん一家。
そう…。
子どもたちよりも 本当に
中村屋ファミリーが
すごい! っていって
もう 大興奮で
すぐ 電話をくれました。
そのオリンピックの事で?
はい。 家族で みんなで見てる画を
送ってくれたり。
あと 勘九郎さん自身が
聖火ランナー。
あっ そうでしたね あの方はね。
そうなんです。
だから 雅ちゃんで始まって…
「たけばぁ」って呼ばれて
たけばぁで終わったっていって。
すごいうれしかったです。
でも 子ども2人…
勘太郎さんと長三郎さんは
小さい時からご存じ?
そうなんです もう。
これは
小さい時の写真で
まだ 哲ちゃんが
赤ちゃんの時で。
着けてるお花は
彼らにとっては
おじいちゃまに
当たる
勘三郎さんの
お花…
飾られてるお花を
挿して。
あっ そう。
はい。 みんなで
写真を撮りました。
あっ そうなの。
それが こんなに
大きくなっちゃいました…。
本当ね。 でも なんか
芝居ごっことか
鬼ごっこに
付き合うのは
なかなか
大変なんですって?
大体 えっと…
1時間半ぐらい
芝居ごっこは やりますね。
その間に 好江ちゃんって…
勘三郎さんの奥様が
ごはんを作ってて
その間 私は2人と…。
子どもたちと?
はい はい。
一緒にやる時は
大竹さんは なんの役…?
大体 斬られ役です。
ハハハハ…!
でも 今… この間
『徹子の部屋』であったみたいに
文楽に凝ってるので。
文楽の時 私は お客様なので。
あっ そうなの?
はい。 実は 昨日も会ってきて
「明日 『徹子の部屋』なんだよ」って
言ったら
じゃあ 注意をしたい…
「注意事項を教えてあげる」って
言って。
「徹子さんに
むちゃ振りされないように
気を付けてね」って
言ってました。
あれ むちゃ振りだと
思ったのかしら。
「いきなり “踊れ”って言われた」
って言ってました。
そうそう。
踊ってって言ったから…。
踊ったんだけど あんまり
褒められなかったって…。
そう?
フフフ…! フフフ…!
そうかな? 褒めなかったかな?
そんなに
褒めなかったかもしれない
もしかするとね。
ハハハ…!
2人は あなたの事を
「たけばぁ」と呼ぶの?
そうなんです。
それ なんで?
勘九郎さんが
まだ 上の子が ちっちゃい時に
みんな 何々ちゃんって…。
この人はね こう…。
名前を紹介する時に
「この人は たけばぁだよ」って
言って。
そこから もう みんな
「たけばぁ」になっちゃって。
どうして 「たけばぁだよ」…。
「大竹」で なんか…。
あっ 「大竹」だから?
うん。
なんで 「ばぁ」が付くか
わからないんですけども…。
すごい ふざけて
雅ちゃんが言って。
だから 愛ちゃんも
もちろん 奥様も…
勘三郎さんの奥さんの
好江ちゃんも
愛ちゃんのお父さんまでも みんな
全員 「たけばぁ」って呼んでます。
そうなの? そうですか。
はい。
勘太郎さんと長三郎さんから
大竹さんに
秘密で メッセージを…。
ええー!
送ってくださるそうなので
ちょっと VTRで…。
ええー! うれしい! 本当?
「たけばぁ こんにちは」
「こんにちは」
「優しい。 遊んでくれる」
「よく遊んでもらって
鬼ごっことかもやってくれます」
「おうちで」
「おうちで
鬼ごっこをしてくださって…
はい」
たけばぁの好きなところ。
「あの… 遊んでくれるところです」
「僕は えっと…
遊んでくれるところなんですけど
いっぱい 鬼ごっことかしていて
大丈夫かな? って思いながら
遊んでます」
ハハハハ…!
すごいわね。
「たけばぁ いつも遊んでくれて
ありがとう」
「ありがとう。 また遊ぼうね」
「遊ぼうね」
フフフ…! 可愛い。
もう お友達…。
お友達です 本当に。 はい。
でも すごく やっぱり
成長を見守る事ができるので
感動をくれます。
そうでしょうね。
はい。 練習してるところから
見たりしてて…。
さんまさんとは
合同誕生日会っていうのを
毎年 お開きになる?
そうですね。
同じ月なの?
7月生まれなので。
彼が1日で 私が17日なので
一緒にやりますね。 はい。
まあ コロナになってしまったので
なかなか その日にちを…。
緊急事態が出てる時は
やっぱり 会えないので
日にちがずれる事も
あるんですけども
なるべく
一緒にやるようにしています。
息子さんが
さんまさんにあげたプレゼントが
とっても素敵だったんですって?
ああ そうなんです。
これが…。
何? この青いやつ?
これが
レコードプレーヤーなんです
持ち運びができる。
ええー!
それで パッて開けると
レコードプレーヤーで。
その LPレコードが
ビリー・ジョエルとか
当時 私たちの年代の人が…
ボブ・ディランとか
そういうCD… LPか。
LPも一緒に
プレゼントしてくれて。
ええー! すごい!
すごい 彼は喜んでいました。
あっ そうなの。
はい はい。
なんか いつも
すごい真剣に考えて。
その前は コーヒーメーカーを
あげたりしてました。
すごい高いものをあげたりとか。
あっ そうなの?
はい。 私には
そんなでもないんですけど。
あなたは 何もらったの?
私は なんか えっと…
卓上の
スチーマーみたいなものを…。
えっ 何?
スチーマー…。
加湿器みたいなものを… はい。
子どもたちのお誕生日には
何かあげる?
そうですね。 やっぱり 一緒に
お誕生日は お祝いしたりして…。
これは 娘の誕生日の時ですね。
IMALUちゃん。
はい。
それで みんなで集まって
やっぱり お祝いをしましたね。
だから なんか
元… 元家族ですけど
元家族になってからの方が
すごい長いです。
フフフフ…! そうね。
家族の間は 本当 4年ぐらいしか
なかったんですけど。
一緒に暮らした時は。
はい はい。 でも…。
でも あれですよね。
大竹さんは 今年のお誕生日で
亡くなったお父様と
同じ年になるんですって?
今年 六十… あっ! そうですね。
今年… そうですね。
そんな事 知らなかった…。
考えもしなかったです。
でも お父様って
どういう方だったんですか?
父は 私が二十歳の時に
亡くなったんですけど
本当に
文学を愛して 音楽を愛して
いろんな事を… 自然を愛して
いろんな事を教えてくれたから
父から教えてもらった事が
今の私を
随分 作ってるなとも思うし。
母は 生活面での
生きる力みたいなのを
教えてくれたから
本当に… 父と母がいて
私がいるんだな
っていうのは感じます。
お父様は元教師で…。
はい そうです。
なるほどね。
はい。
お父様の教えは何がありました?
女の子は こうである方がいい…。
なんか 女の子は いつも こう
可愛らしくいなさいって。
愛されなくちゃ
いけないんだよって。
あと 旦那様を…
結婚しても ちゃんと
旦那様と恋愛できる関係で
いなさいっていうのを。
あっ そう。
はい。 言っていましたけど。
それは守れませんでしたけど。
フフフフ…! そう。
ハハハハ…!
そうですか。
はい。
でも お父様のしつけの中に
イヤな事はイヤと
はっきり言いなさいっていうのも
あったんですって?
そうですね。 ノーと言える人間に
なりなさいって。
でも それ すごいですよね。
はい。
当時としてはね。
そうですね。 うん。
だから 自分に正直に
ちゃんと生きるっていう事を
教えてもらったと思いますね。
若い頃 役なんかで ちょっと
納得できないところがあると
そこを はっきり こうですから
ちょっと難しいとかって
おっしゃったりなんかした事も
あるんですって?
あります。
すごく偉い脚本家の先生とかにも
「これ
おかしいと思います」とか…。
そんな事 言っちゃったの?
フフフ…!
みんながいる所で
言った方がいいと思ったから
みんながいる所で言ったら
あとで呼び出しとか…。
違う時も なんか
ディレクターに言ったら
「僕からは言えないから
直接 言いなさい」って言われて。
「わかりました」って言って 直接
リハーサル室から電話して
「おかしいと思います」って。
すごい。
でも あと何回か
そういう時があった時に
山岡久乃さんが
「あなた こういう風に
考えればいいのよ」って
あるヒントをくれて。 つまり
「自分の亡くなったお母さんの
そばを離れたくないのに
なんで お寺にいないのか
わかんない」って言って。
それは テレビのセットの関係で
今思えば わかるんですけど
「どうしてもおかしい」って
言ったら
「アパートのドアに
お棺が入らなかったから
しょうがないの。 そういう風に
考えなさい」って言われて。
そうか! と思って。 私は その…
書かれてる事しか
考えないんだなって。
山岡久乃さんは
ちゃんと その裏に
ちゃんと
自分でストーリーを作って
役を考えるっていう事を
教えてくださったのが
二十歳ぐらいの時です。
あっ そう…。
山岡さんは だけど
随分
しっかりした方でしたよね。
はい。 パキッとされて。
本当ね。
はっきりおっしゃって。
そうでしたよね。
はい。 格好良かったです。
残念ね。
早く亡くなっちゃってね。
はい。 もう… 寂しいです。
ああいう役者さんが
いらっしゃらないのは。
本当にね。
今 いらしてくだすったら
いろんな事… 相談もできたのにと
思いますよね。
はい。
お父様は あなたが
俳優になった事は賛成だったの?
最初は やはり そんなに
なんか 芸能界っていうのが
わからなかったので。
だけど 私のデビューが
吉永小百合さんだったりとか
浦山桐郎監督の作品っていうので
そこからは
なんにも言わなくなりました。
そうなの?
はい。
じゃあ あなたのお出になるものは
お父様 喜んでご覧になった…。
でも お父様が亡くなる時には
お会いできなかったんですって?
そうですね。
映画の撮影をしていて
全然 知らされていなくて。
とにかく もう それが
映画の最終日だったんですけど
マネジャーの人が
「早く車に乗って」って。
みんなに さよなら言いたいのに
って思ったんですけど。
それで 病院に連れて行かれて。
そしたら
もう亡くなっていました。
亡くなってたの?
はい。
あっ そう…。
はい。
寂しいですよね。 なんか… うん。
教えてほしかったなとは
思いますけど。
本当よね。 もうちょっと早くね。
はい。
そうですか。
でも その時に お母様が
泣いていらっしゃらない…
お父様が亡くなった時ね
泣いていらっしゃらなかったので
まあ 子ども心に
お母様が泣かないのは 随分
冷たいかなって思ったんだけど
そうじゃなかったんですって?
はい。
私たちは 本当に…
なんですか? もう…。
本当に もう きょうだい みんな
ブワーッて号泣して
賛美歌 歌いながら
もう 号泣してるのに
母は ピッと立って。
でも 泣けないくらい
悲しかったんだっていう事が…
ある日 夜中に
フッと 目 覚めたら
父の写真の前で こう うなだれて
涙を流してる母を見て。
泣けないぐらい悲しい
っていう母を
私は理解してなかったんだな
っていうのを思いましたね。
今だと
そのお母様の気持ち わかる?
わかります はい。
まあ あなたも
ご主人 亡くしたりとかね
いろいろ あったから。
でも もう
随分 それも前の事なので。
そのあとも
いろいろ ありましたから。
そうですよね。
はい。 楽しく生きてます 今は。
フフフ…! 何よりです。
はい。
舞台の『ピアフ』を 2月24日から
シアタークリエでなさるんだけど
これは もう代表作と言っていい…
5度目?
5回目なんです 今度 はい。
でも 何回やっても やっぱり
あっ また ピアフに会える
っていう風に思えますね。
でも 下着のシーン…。
そうなんですよ。
大丈夫かな? って
思うんですけど。
明かりを いっぱい当ててもらって
遠目で見てもらえれば
なんとかなるかなと
思うんですけど…。
あっ これはマルセルって…
すごい 最愛のボクサー。
ボクサーの人ね。
はい。 飛行機事故で… 私が
「早く帰ってきて… 飛行機 乗って
帰ってきて」って…。
そう それ言わなければね。
そう。
その飛行機に乗って
亡くなってしまったんですよ。
それ 本当にそうなんですものね。
はい。
そこで歌ったのが
『愛の讃歌』だったっていう。
瀬戸内寂聴さんも
見に来てくださって。
すごく やっぱり あの…
「素晴らしいお芝居だ」って
言ってくださって。
やっぱり 愛を こう
捧げるっていうところに
重点を置いていきたいなと…。
この時 車椅子に
乗ってらしたんですけども
もう 楽屋では ピョンピョン
跳ねるような感じで。
あっ そうなの?
「本当に素晴らしかった」って
言ってくださって。
だから なんか また… うん。
褒めてもらえるように
頑張りたいなと思いますね。
歌は… 歌うところは 全部
あなたがお歌いになるの?
そうです はい。
なんか ピアフの歌は
天と地を結び付けるような力が
あるので
歌ってると すごく…
なんか
清らかな気持ちになります。
でも いい作品があって
よかったですよね。
はい。
まあ こういう状況ですけど…。
ご成功を祈ってます。
はい。 ありがとうございます。
本当に 今日は
ありがとうございました どうも。
素敵なお着物。
あっ ありがとうございます。
♬~
『徹子の部屋』は
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