出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 小澤征悦[字]
~ついに実現!47歳の結婚報告~小澤征悦さんが今日のゲストです。
◇ゲスト
今年9月、アナウンサーの桑子真帆さんと結婚した俳優・小澤征悦さんがゲスト。
◇番組内容
妻・真帆さんと知り合ったのは俳優仲間の結婚式。新婦側の友人として参加していた真帆さんとは面識がなかったが、共通の友人もいたことから話が盛り上がり、これがきっかけで交際するようになったと明かす。実は初対面から結婚を予感していたという小澤さん。両親が以前から「すごく良いアナウンサーがいる」と言って誉めていたのが真帆さんだったそう。そのため、母に紹介した時には驚きの声を上げられてしまったという。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 最初
- 仕事
- 出会
- 勉強
- お父様
- 奥様
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
「あなた 結婚って事については
どう思って…」
「自然の流れで そういうの
あったらいいなとは思いますけど」
「決まったら そういうのはね
ちゃんと 徹子さんに
最初に お伝えしなきゃ
いけない事なので」
「わかった。 じゃあ 教えてね」
「もちろんです」
というわけで
来てくださいました。
お約束どおり
お父様の小澤征爾さんを通じて
お小さい時から
存じ上げておりまして。
小澤征悦さんとおっしゃいます。
私は ゆきちゃんと…。
とにかく ご結婚
大変おめでとうございます。
今日は 初めて いろいろな事を
伺わせていただきます。
本当 よかったね。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
どうも どうも。
奥様は13歳年下の
NHKのアナウンサー
桑子真帆さんという方ね。
言っちゃいましたね。
言っちゃいましたね。
でも まあ その方で。
詳しいお話は
のちほどという事で。
私は ゆきちゃんの事は…
「ゆきよし」っていうの
なかなか言えないものですから
「ゆきちゃん」って
言っちゃうんだけど。
小学校に上がる前から
知ってたね
私 あなたの事ね。
そうですよ もう 本当に。
ああ このね… この頃ね。
可愛い! やっぱり
あなた お父様に似てるね
顔 ちょっとね。
こうやって見ると。
可愛いですね
自分で言うのも あれですけどね。
そう 可愛い 可愛い。
あらららら… パジャマでね。
パジャマなの? あれ。
あれ パジャマです はい。
今でも パジャマ 着てますけどね。
本当?
お父様は 小澤征爾さん
お母様は 入江美樹さん…
ヴェラちゃんと。
両方とも
私も お友達なんですけどね。
アメリカの大学
行ってらして
それで 突然
俳優の道に お進みになって。
その道に進む時も ご両親が
私のとこに なんかね
あなたが
なっちゃうんだけど
どうしようって
このご夫妻がですね…。
あなたのお母様 いつまでも
キレイね なんだかね。
そんな… ありがとうございます。
本当 本当。
ご両親から
私 相談を受けたのよ。
それで 劇場に出てるところ…
そこにいらしたので
私 お父様と話しても
しょうがないから
「ゆきちゃん 呼んできてください」
って言って
あなたが来て
「どうしたの?」なんか言ったら
俳優になりたいって。
なんか 違う事になると
思ってたんでしょ? みんな。
お父様たちは。
どうなんですかね。
なんて思ってたのか
わからないけれども
俳優とは思ってなかったかも
しれないですね。
向こうの大学にも
行ってたんだしね。
はい。 ボストン大学の方で
最初は映画を作る方の
いろいろ 勉強を…
カット割りとか そういう勉強を
させてもらってたんですけど
芝居の勉強もしてみたら いろいろ
広がりが持てるかなと思って。
で 演技のクラス
やったんですけど
そこで 先生からね
ある期末テストで演技したら
「素晴らしい! ワンダフル!」
って言ってもらえて。
これは やっぱりね
自分で表現するのに
実際 自分の顔を見て
何かが伝わるって
面白いなと思って。
それで役者になろうと思って
うちのおやじに言ったら
うちのおやじが「面白そうだな」と。
「俺も協力してやるよ」と。
で その流れで
徹子さんに相談に行ったと。
そうそう…。 お母様は
もう 半分 泣いちゃって。
「ゆきちゃんが 俳優になるなんて
言うのよ」ってさ
お母様
泣いていらっしゃいましたけど
あの時にね。
今 泣いてない? もう。
全然泣いてないです。
俺の出る作品…
あんまり 俺 言わないんですよ
自分からね 何やるって。
そしたら 毎回
「次は何やるの?」って聞いてきて。
言うと それを見てくれたりとか。
僕は…
だって あれですよ 徹子さん。
徹子さんが主人公の…
ちょっとね あれですけれども
『トットちゃん!』っていう番組で
僕も出させてもらって
徹子さんの歴史をね
ドラマを通じて
僕も知りましたんで ちゃんと。
なんでも知ってますよ
徹子さんの事は。
そう? 別に 悪い事してないから
いいわよ。
そうです もちろんです。 はい。
でも 私は あなたが俳優になる
後見人になってますからね
なんと言ったってね。
もちろんです。
そうです。 だから あなたが
ちゃんとしてるかどうか…。
でも ちゃんと ご結婚まで
こぎ着けたっていう事は
まあ よかったですよ。
ありがとうございます。
結婚… 私も
長年 心配してました。
どういう事になるんだろうと。
ですよね。
だから 心から 幸せなご家庭を
お作りになるように
お祝い申し上げております。
ありがとうございます。
お父様もお母様も
ご安心でしょうから
これから先ね。
奥様 どういう方ですか?
まあ 本当に すごい…
自分にはないものを持ってる
尊敬できる人だし
責任感も すごく強いですし。
まあね すごい大変な仕事では
ありますけれども
すごく
僕の事をサポートしてくれて。
ああ そう。
はい。
昔はね 夜の番組
やってたんですけれども
今 起きるの
2時半とか3時とかだから
まあ 時間が ちょっとずれて…。
向こうは 多分
夕方6時とか7時には寝ないと
できないんですけど。
時間は ちょっとずれたりも
するんですけれども
なんか お互いに こう
家でできる事はね…。
もちろん 大部分のぶんは
彼女がやってくれてますけれども
僕も ちょっと
家事 手伝ったりとか。
そうなの。
ちょっとだけ協力したりとか。
そうですか。
まあ それで やっていけばね。
でね ちょっと 置き手紙
お互いに書いたりとかして。
夜中に お互い見たりとかして
「今日 徹子さんに会ってくるよ」
っつって。
「ぜひぜひ
よろしくお伝えください」と
言っておりました。
そうですか そうですか。
どうですかね? あっ 指輪…。
いいですか? 見せちゃっても。
見せて 見せて! 指輪 見せて!
ちょっとね 普段は
仕事の時 しないんですけども…。
皆さん ちょっと…
手 止めておいていただける?
わかりました。
『徹子の部屋』なんで。
少し クローズアップで…
せっかくね
『徹子の部屋』だからっていうんで
わざわざしてくださったんですよ。
随分 いい指輪だわね これね。
ありがとうございます。
素敵ね。 金だ。
金ですね はい。 そうなんですよ。
普段 してないんだってね
仕事の時はね。
仕事の時は やっぱりね。
芝居の時は もちろん 外しますし。
まあ そんな事でね
情報量が多いのも あれなんで。
まあ そこは外してますけども。
でも 2人で指輪を見に行った時に
驚いた事があったんですって?
そうなんですよ!
聞いてください。
まあね じゃあ 結婚指輪
何にしようかなんて話をしてて。
一番最初に カルティエに
行ったんですよ。
で こう見てるうちに
なんか これ…
この指輪を見た時に
これ うちのおやじのやつと
なんか似てるなと思って。
まあね シンプルなやつだから
似てて当たり前なんでと思って。
それで うちの母が こういうので
ダイヤが入ってるような
結婚指輪をしてて
それは よく知ってて。
でも この台座の部分が なんか
シルバー色だったような気が
したんですよ。
プラチナっていうんですか?
うん。
そこのお店から
うちの母に電話して
「結婚指輪って あれ 台の色
白かったよね?」って言ったら
「何 言ってんの?
私の これ 金よ」って言われて
「本当に?」って言って。 その場で
写真を送ってもらったんですよ。
そしたら 本当に 確かに金色で。
「ああ…! なんか 今
すごい似てるのがあって
キレイだねって話を
妻としてたんだよ」って言ったら
「えっ! だって
私のもカルティエよ」と。
えっ!
「えっ!」って言って。
「もしかして じゃあ
うちのおやじがしてる指輪は?」
って聞いたら
「もちろん 2人で買ったんだから
カルティエに決まってるじゃない」
って言われて。
俺… まあ うちのおやじの
イメージっていうか
すごく なんかね
真逆にいるような人なんで。
そこで初めて知りまして。
うちのおやじ 50年間…
50年前ぐらいに買ったって
言ってましたけど。
もう これは
出会いだなと思いまして。
もう 他も見に行くのもやめて
これにしようよって
うちの真帆もね… 妻も。
もちろん 彼女も
すごいキレイだし それで決めた
っていう経緯があるんですよ。
真帆って言ったの? 今。
あっ… 今 真帆って言いました。
すみません。 あれ? すみません。
いつも 真帆って呼んでるの?
あっ… 家では
真帆って呼んでます。 はい。
まあ どうでもいいんだけどさ。
どうでもよくはないでしょ!
どうでもよくはないですよ。
ありがとうございます。
でも あなたが 今 真帆って
言ったような気がしたなと…。
はい。 すみません。
真帆も持ってる?
同じのを持ってる?
真帆も だから うちの…
だから
うちの両親がしているやつの
50年後バージョンですよね。
そうよね。
同じやつをして…。
同じやつをね そうですか。
どうです? 結婚してみて。
いいですか? 結婚は。
どうなんですかね。
まあ さっきも言いましたけど
ちょっと 時間帯が
今 ずれたりしてるので。
週末は 一緒なんですけれども。
平日が ちょっと こう…
お互い 同じ所にいながら
会えないっていう時間もあるので。
なんか こう…
結婚をしたっていうよりか
なんか… なんていうんですか
もちろん 結婚してるんですけど
お互いが頑張ってる姿を
同じ場所で見れる みたいな
そういう感じがありますね。
本当。
ええ。
夫婦喧嘩とかいうものはしたの?
夫婦喧嘩? いや まあ…。
多分 真帆が… 妻が大人なので
そういう夫婦喧嘩らしい…。
僕は まだ子どもなので…
中身がね
中身が すごく子どもなので。
ええー… 夫婦喧嘩らしいものは
まだ してないですね
ありがたい事に。
そうですか。
あなた ご両親に
結婚しますっていう事を
ご報告した時の反応は
どうでした?
もちろん
すごく喜んでくれて。
ああ そう。
はい。 あの…。
まあ あのね なんか
なんていうんですか
また これ 面白い事に
うちの両親が
必ず 夜9時になるとね
ニュースを見るんですよ。
僕も
一緒になって見てたんですよ。
実は そこに 妻が 当時…
当時 夜の番組…。
NHKの…。
夜の9時台の番組をやってまして。
そこで…
みんなで見てたんですよ。
うちの両親…
うちのおやじなんかも
彼女は すごく素直で
なんていうのかな
真っすぐな目をしてて
いいねって。
だから そこで まあ 実は 僕も
出会う前から
顔は見てたって事なんですけど。
まあ それと
最初 彼女と会った時は
あんまり
リンクしなかったというか。
それで まあ なんていうんですか
会った時に…
会ったのが 自分の知人の…
俳優仲間の結婚式で
初めて会ったんですけれども。
その時にね パッと
初めて彼女の目を見た時に…
目が合った時に
なんて深い目をした人なんだろう
っていうのが
印象としてありまして。
ええ。
だけども
テレビで見てた人っていうのは
全然なかったんですよ。
そこは 全くつながらずに。
そのあと 共通の友達がいるので
いろんな話をしてたら
ああ そうか! と。
あのニュースやられてて。
だから 僕 なんとなく 見た事
あるのかなって思ったんですけど。
それ以前に 目の印象っていうのが
すごく強くて。
この人と僕は もしかしたら
一緒になるかもしれないと。
本当に そういう風に
思う事あるのね やっぱり。
本当に その時
ちょっと思ったんですよ。
「ちょっと」っていう言い方は
良くないですね。
本当に そう思ったんですよ。
ふーん… ああ そうなの。
だから
それで お付き合いを始めて…。
お付き合い 始めた時も
素敵な人と出会ったって
うちの両親に伝えてね。
うちに遊びに来てくれた時に…
紹介した時に
うちの母なんか
ビックリしちゃって。
だって 毎晩 テレビで見てるから。
その人が
突然 目の前に現れたから
2回 「えっ?」って言われました。
「えっ? えっ?」って言われて。
でも もともと 好印象だったので。
よかったわね。
すごく打ち解けて 最初の方から。
でも とても特別な日に
婚姻届を出したんですって?
そうなんですよ。
こんなのね 取り上げていただいて
ありがたいんですけれども。
うちの父の… おやじの誕生日が
9月の1日なんですけれども。
なんか こう 婚姻届出す日
いつがいいかねって
妻と話をしてて。
向こうのおばあちゃん…
すごく素敵な おばあ様がいて。
今 92歳ぐらい。 92~93歳…
すごくお元気なんですけど。
みんなで… あだ名が「ばばば」。
「ばばば ばばば」って
呼んでるんですけど。
なんか そのおばあ様の
例えば 誕生日とかに
婚姻届 出したら
向こうのご家族も喜ぶし
っていう風に
最初 言ってたんですけれども
ちょっと このコロナ禍もあり
いろいろな事ができなくて。
ずれてきた。
ちょっと ずれちゃって。
じゃあ 次 なんか
いい日ないかなっていった時に
そういえば 9月1日が
うちのおやじの誕生日だと。
で まあ もちろんね 彼女も…
彼女に相談したら
すごくいいと思うよと
納得してくれて。
それをうちのおやじに伝えたら
本当 うちのおやじも
すごい喜んでくれて。
本当。 また お母様
泣いたんじゃないの?
そうそう…。 うちのおやじ
ちょっと泣いてましたよ。
そうでしょ。
はい。 いつものごとく。
いつものごとくっていうか。
いつもの… でも そうよね。
そうなんです。 だから まあ…。
あなたが何かやるたんびに
あなたの親は泣く。
そうそうそう。
俺が 最初に映画出た時とかね。
そうよ。
俳優になるって言った時も
そうだったじゃない。
なるって言った時も そう。
そうなんですよ。
だから すごい ありがたい事に
それで すごく喜んでくれて。
やっぱり じゃあ
この日にしようという事で
うちのおやじの誕生日に
婚姻届を出させてもらって。
そうなの。
はい。 あっ うちのおやじね。
懐かしい。
そう 懐かしい写真。
一緒に出てくださった時ね。
あの時ね はい。
お父様
今 どうしてらっしゃいます?
もう… まあ ゆっくりゆっくり
やってますけれどもね。
仕事の方も やっぱり 自分の
一番やりたい事をメインにして。
いいよね。
でも 今 ほら いろいろ…
コロナだなんだってね。
そうなんですよ。
それでね ちょっと
いろいろ やりたかった事も
できなかったっていう…
コンサートも含めて。
そういうのもあるんですけれども
すごく前向きに
自分のできる事をやろうと…。
いいわね。
ご両親の どんなところを
尊敬してらっしゃるの?
あなたは。
特に
おやじはですね あの…
相手と目線を合わせる人
なんですよ。
例えば
小学生とかと話す時は
しゃがんで
話をしたりとか
精神的な意味でも ちゃんと
対等に向き合おうと
してくれる人で。
自分なんかも 子どもの頃から
すごく… なんていうんですかね
子ども扱いをしない。
一人の人間として平等に…
イコールっていうんですかね
イコール… 英語で言うと
イコールなんですけど。
接してくれてたんで。
なんか そういう…
なんていうんですかね
人間を人間として
接してくれるっていうところは
すごく 僕は…
うちの母も そうですけれども。
そういうところが なんか
僕は 宝だなと思ってるし
自分も できれば
そうやって人と接して
これからもね
仕事の現場でもそうですし
プライベートでも
周りにいる人…
縁があって すごい
出会うわけじゃないですか。
徹子さんとも そうですし。
だから そういうところを
大切にしていけたらなと
思ってます。
だから そういうのをくれた
うちの両親っていうのは
すごい感謝しています。
あちらの…
奥様の方のご両親には…?
なんかね こんな役者なんてね…
自分なんか あれなんですけど。
すごく…
まあ 面白がってくれてるのか
すごい 受け入れてくれてますよ。
そうですか。
なんか やっぱり
あんまり 周りに
役者さんとか俳優とか
そういうのが いない環境なので
自分なんか ちょっとね
特異な感じで
映るかもしれないですけれども。
そういうところが
なんか 面白いのかな。
お互いに いい距離感で…。
よかったわね。
ええ。
奥様には なんて呼ばれてるの?
あなたは。
僕ですか? 真帆にですか?
うん。
真帆にだよ。
真帆に。 はい。
えっとね 彼女は僕の事をね
ありがたい事にね
征悦さんって
呼んでくれてるんです。
さん付けで。
征悦さん。
あなたの事をさ…
私は ゆきちゃん なんて呼ぶけど。
あなたの事をさ
征悦さんって呼ぶ人って
ごく少ないんだって?
もう ほぼいないですね。
うちの家族というか…
中では ゆきだったりとか
うちの母なんかは ゆきちゃんって
呼んだりとかなんですけど。
やっぱり 征悦って呼ぶ人は
あんまり いなくて
今までの俺の人生の中でね
征悦って呼んでくれたのはね
先輩の佐藤浩市さん。
うん。
そして 残念ながら
もう 亡くなられて
しまったんですけれども
俳優の緒形拳さん。
お二方とも 僕 すごく
公私ともに
お世話になってまして。
そうそう。
はい。
緒形さんなんかは
おうちの方に
遊びに行かせてもらったり
とかして。
そう。
その時にね 緒形さんが…
ご存じだと思うんですけれども
ずっと 書をやられてて。
そうそうそう。
緒形さんのね すごく…。
独特な。
独特な。
僕が 面白そうに見てて
「すごいっすね」とか言ったら
「征悦 お前も書いてみろ」
っつって。
「お前 右利きか?
左利きか?」って言われて
「僕ね 実は左なんですけど
昔 右に直されたんですよ
書くのと食べるのと」っつったら
「じゃあ お前 左手で書いてみろ」
って言われて。
「自分の名前を書け」っつって
書いてみたんです 左手でね。
筆で。
そしたら もう
紙の中で 字が暴れてて
すごい事になったなと
思ったんだけど
緒形さんに見せたら ニコニコ…
緒形さんが いつも
ニコニコ 手 前で組んで
ニコニコ ニコニコ 笑いながら
「征悦 お前 自分の名前
好きだろ」って言って。
「なんでですか?」っつったら
「字に出てるよ」って言われて。
そう。
うん。 なんか すごくね…。
だから それ以来
僕は 大切なところでは
緒形さんの気持ちを継いで
やってます。
左手で書くの?
左手で書いて。 うん。
今日 なんか
左手でお書きになったサインを
持ってきてくださった…?
そうなんですよ。 まあ 本当に
こんなところで出していいのか
わからないんですけど。
どんなのか見せて。
これなんですけれども。
ハハハ…! 「徹子さん 感謝」。
随分 あなた うまいね。
これ 左手です。
ええー!
「小澤征悦」って書いてあるけど。
ええー!
なんか こう…。
なんていうんですかね
もちろん 全然…
そういう 書をやられてる
プロの方からしたら
全然 バラバラだと
思うんですけれども。
俺は なんか こういう
緒形さんのやってたものが好きで
自分でも書いてみたら
なんか こうなったので。
すごくいいじゃないの
なんかね 独特で。 ねえ。
自分は好きです。
いい名前よね 征悦ってね。
ありがとうございます。
それ あとで ちょうだい。
いただいて…。
もちろんです。 もちろんです。
ありがとうございます。
徹子さんに そんな…
色紙もらってもらえるなんて
そんな うれしい事ないです。
ありがとうございます。
でも 左手で書くと
思いがけない字になっていいわね。
そうなんですよね。
あと バランスとかが
すごく面白くて。
僕 ちょっと
絵も描いたりするので。
そういうのが
すごく好きなんですけれどもね。
でも あれですよね 緒形さんは
30歳ぐらいの時に共演したの?
そうですね。
自分が30歳ぐらいの時ですね。
印象に残ってる事ありますか?
なんか。
もちろん 現場でも いろいろ
勉強になりましたけれども
なんか 一回ね
緒形拳さんが 自分に
「征悦 おめえはな
芝居が下手なところがいい」と。
「だから そのまんまでいてくれ」と
言われたんですよ。
で なんか…
これは どういう事かっていうと
小手先で芝居するなと。
要するに ここで…
心で… 気持ちで芝居しろと。
だから そんな…
そういうね なんていうのかな
まあまあ そういう事ですよね。
口だけでやるなと。
形で。
心からやれと。
それがね いまだに
すごく 俺の心に残ってて
なんか 宝物として
俺の心に言葉として残ってます。
だから やる時も
そういう気持ちで…。
はい。 常に緒形さんの気持ちを…
思ってます。
そうですか。
でも そういう先輩の方が
なんかの時に ふと そういう事を
おっしゃってくださった事が
なんか そういう自分の指針に
なっていくっていうのは
いいですよね。
本当に ありがたい事ですよ。
出会えた事だけで感謝なのに
そうやってね 俺の事を気にかけて
言ってくれたっていうのが
ありがたい…。
それで ほら
あなた 割と途中から
俳優になったじゃない。
そうですね。 大学卒業してから…
23ぐらいからですかね。
だから 遅いですよ。
みんなから比べればね。
遅いです。 はい。
でも そういう
いい出会いがあってね。
それは 本当によかったですよね。
本当に そうです。
俳優になった事に関しては
全然 後悔してないの?
全然 後悔してないですね。
そう。
やっぱり 徹子さんもね…
芝居っていうものが
すごい 奥…
もちろん 深いものですし
撮影現場なんかで大変な事もね
たくさんあると
思うんですけれども。
常に 「大変」を
少し 「楽しい」が上回ってるから
なんか こう やってて
よかったなって思えるし
これからも やっていこう
という風に思えるんですよね。
何よりです。
うん。
なんか 今度 初めて
ハリウッド映画の
主人公の声の吹き替えを
やりました。
そうなんです。 初めて いわゆる
自分の芝居じゃないものでの
吹き替えっていうのを
やらせてもらって。
どうでした?
やっぱりね
自分がね 英語で芝居したものに
日本語をあてた事はあるんですよ。
そういうのがあるの?
あるんですよ。 向こうの作品でね。
日本語の吹き替えを
自分を見ながら
やった事あるんですけど
こういう海外の映画をやるのは
初めてで。
『キングスマン』って映画
徹子さん ご存じですか?
ああ 知ってますよ。
あれのシリーズの最新作で。
えっと まあ…
知ってると思うんですけども
表の顔は英国の紳士で
裏の顔は最強スパイっていう
キングスマンの
誕生の物語なんですけれども。
それの主人公の
オックスフォード役
っていうものの吹き替えを
僕 やらせてもらったんですけど。
ぜひ 今年のクリスマスイブに…
12月24日に公開しますので
徹子さんも よろしかったら
見に行っていただければ。
面白かった?
すごい面白かった…
勉強になりました。
アクションが多いんですけど
アクションシーンも
全部 俺の声なんですよ。
だから マイクの前で
「うわっ うっ… うわっ…」
「あっ… はあはあ… うっ…」とか
やったりしてるんで
ぜひ よろしかったら。
そうですか。
力作 力作。 力み作。
はい。 力んじゃって もう。
そうですか。
でも まあ うまい俳優の
吹き替えやるっていうの
私は やった事ないですけど
面白いでしょうね。
面白いし
すごい やっぱり勉強になります。
間の取り方とか やっぱり
その人の映像を見てるので。
こういう芝居もあるんだ
っていうのがね。
でも 現在47歳…。
あっ もう 47歳になりました…?
47歳です。 はい。
そうですか。
やりたい事
いっぱいあるんですってね。
やりたい事は
もちろん ありますね。
日本国内は もちろん
僕 ベースに思ってるんですけど
やっぱり これからも
海外の作品も…。
今 ビデオオーディションっつって
日本にいながらも
オーディション 受けられるので。
本当に?
そうなんですよ。
台本が来て それを撮って
向こうに データを
送ったりとかするっていう
オーディションもあるので。
世界が
どんどん狭くなってるので
そういうのも
どんどん チャレンジしていって
映画の監督もやりたいと思って。
これは 夢ではなく
目標として持ってるので。
いずれ 映画監督やりたい?
はい。
それは目標として持ってますので。
長年 心配だった
ゆきちゃんにですね
素敵な奥様が現れて
指輪も あんな風に
見せびらかせたり
できるようになって
本当に よかった。
でも 本当によかったね。
おめでとうございます。
今日 出れて よかったです。
本当。
どうも。
ありがとうございます。
『徹子の部屋』は
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