出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 登坂淳一[解][字]
~早世した父・妹…人生の転機に~登坂淳一さんが今日のゲストです。
◇ゲスト
今年4月、10歳下の妻との間に待望の第一子が誕生した元NHKアナウンサー・登坂淳一さんがゲスト。
◇番組内容
父は登坂さんが大学生の時、がんで亡くなった。仕事人間の父だったが54歳で悔いのない人生を送っていたことを知り、それが自身のその後の生き方を左右したと語る。生活の全てを報道の仕事で埋めていた頃、今度は妹ががんになり41歳の若さで亡くなった。早すぎる死に、人生を仕事だけで終わらせていいのかと考えるようになり、会社を辞めフリーに。家族の死に影響を受け今があるという。そんな登坂さんに母から励ましの手紙が…
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 今日
- 出産
- 白髪
- お若い
- お手紙
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(黒柳)白髪のアナウンサーとして
お茶の間で知られている方が
今日のお客様です。
フリーアナウンサーの
登坂淳一さんでいらっしゃいます。
4月に待望の赤ちゃんが生まれて
49歳で
お父さんにおなりになりました。
育児に奮闘の毎日ですけども…。
また人生の転機には
大切な方との別れが
あったそうです。
色々な事を伺います。 どうも。
よくいらしてくださいました。
よろしくお願い致します。
元NHKのアナウンサーで
いらっしゃいます。
まあ NHKで 皆さん
見ていらしたと思うんですけど
もう
フリーにおなりになりまして。
20年間 報道を担当なさって
ニュースを ずっと
読んでいらしたりしたんですけど。
朝とか定時ニュース
あと 震災の時は
放送をなさったりとか。
こういう感じの…。
こんな感じでやっておりました。
で あだ名は麿という…。
そうなんですよ なぜか。
おっとりしていらしたから…。
そうですね。
何か 急に そういうふうに
ネット上で… ついておりました。
そうですって。
麿というふうに呼ばれて。
だから あれですよね。
この間 赤ちゃんが
お生まれになったとかいうので
みんなが 何歳の方か
よくわからないと…。
そうです。 年齢は よく不詳で…。
フフ…。
おっしゃってもいいんですか?
今 私は ちょうど…
49で父になって
ちょうど この間 誕生日で
50歳になりましたけども。
あっ そうですか。
この間までは49歳。
そうですね。
そうですか。
それで その白髪になさったのには
何か訳がありますか?
そうですね。 NHKに入って
最初の勤務地が和歌山で
2年目の時に カレー事件という
事件がございまして。
ええ。 大変な。
それで 半年ぐらい
ものすごく忙しい時期があって。
そこで ちょっと白髪が…。
ええー!
ちょっと こう この頃は
まだ目立たないんですけども
もう 少しずつ染め始めてて。
あっ そうなの。
なんか お父様とお母様も
割と早く
白髪に
おなりになったんですって?
割と そういう家系では
あるんですけども。
でも それにしても
早いですよね。
早いんです。 20代だったので
ちょっと びっくりしまして。
それで 染めるようになって
っていう形で
ずっと続けて
8年 9年ぐらいですかね。
もう月に1回ぐらいでしたので
だんだん 頭皮も疲れてきて。
そろそろ グレーも
いけるんじゃないかみたいな事を
行ってる美容室で言われて。
ええ。
でも それにしても 奇麗な… ねっ
グレーとか色んな色が混ざってて。
10年ぐらいかけて…
10年ちょっとかけて
こういう感じになりました。
フフフフ…。
おめでとうございます。
すいません。 なんていったら…。
でも 急に毛染めをやめちゃって
白くしようとおやりになった時は
みんな
びっくりしたんじゃないですか?
いや すごく驚いて…。
毎日 お昼に
出てくるわけですから
「どうしたんだ? あれ。
彼は どうしたんだ?」
っていうのを言われて。
そうですよね。
自分では とても
健康になってるんですけどね。
なんか 見た目には
皆さんに心配をかけていたという。
やっぱり だから
アナウンサーという職業が
多分 私ね とっても やっぱり
消耗する仕事だと思いますよ。
そうですね。
特に 生放送だったりすると
ちょっと…。
だって 大体 ニュースなんて
生じゃありませんか。
そうですね。
そうですよね。
だから 多分 そういう事でも
あると思いますけど。
本当に ご苦労様でございました。
ありがとうございます 本当に。
それで バラエティー番組に
出てらしたんで
私 びっくりしたんですけど。
そうなんですよ。
バラエティーに初めて出て
全く 今までと違って。
一番… 驚いた事は
たくさんあったんですけど
楽屋に入ったら
お弁当が置いてありまして。
ええ。
これは… 私の感覚では
これ もう 食べたら 必ず
お金をお支払いするものだと。
有料だろうと思って
全然 手をつけなくて
いつもマネジャーとかに
「食べてください」って言って。
「なんで食べないんですか?」
「いや これ お金を
あとでお支払いするんでしょ?」
って言ったら
「そんなわけない」
って言われました。
でもね びっくりしますよね。
NHKは昔ね… 大昔ね
私が放送に 本当に入った頃はね
第1スタジオなんかにね
おすしが… こんなの出てね
みんな 結構ね
その頃はね…
私が仕事始めた頃ですから
六十何年前ですか。
その時はNHKはね
おすしが出ましたよ。
出ましたか? そうですか。
でもね そのうちに
スッと そういうものは
もう出なくなりました。
そうですね。
私も もう 全然なかったので
基本的には自分の事は自分でね…。
フフフフ…。
2年前に 大変おめでたい事には
10歳年下の奥様と
ご結婚になりました。
そして 不妊治療とか 流産とか
色々 あったんだそうですが
4月に… この4月に
待望の赤ちゃんが…。
そうなんです。
ねえ。 おめでとうございました。
ありがとうございます。
うれしかったでしょ。
これ… あっ 可愛い。
ああー これ 抱いてる…。
ちょうど病院から退院して
自宅に帰ったところです。
可愛い。 フフフフ…。
退院の時は色んなもの着せよう
って考えてて
ドレスで… なんでしょう?
なんか 妻いわく
イギリスの王室風だとか
マネするとか
色々 言ってましたけど。
本当ね。 お嬢様なんですか?
そうです。 女の子です。
本当ね。 イギリスの王室風。
フフフフ…。
本当。 フフフフ…。
可愛い。
はい 可愛いです。
本当に可愛いですね なんか。
でも 流産とかがあった時は
どんな思いでしたか?
やっぱり 言葉では言い表せない
なんていうんでしょう。
ずしっと
重たい気持ちになりましたし
不妊治療もそうですけど
やっぱり 女性の婦人科とか
何々レディースクリニック
っていうところに
男性が入るのは本当に もう…。
帽子を目深にかぶって
挙動不審になりながら
入っていったりして。
そういう色んな治療の過程を経て
流産というのは…
やはり命っていうのは
そんな当たり前のように
生まれてくるものじゃないんだ
っていうのを
そう 頭では なんとなく
わかっていましたけれども
本当に 心の底から実感した…。
そうですよね。
ありがたいというか…。
宝物っていう感じ…。
本当に そうですね。
でも コロナ禍でもありましたし
そういう中での妊娠
それから 出産っていうのは
なかなか大変でした?
いや もう 病院も…
当たり前ですけれども
普通に検温もして…
なんていうんでしょう。
例えば 今まででしたら
もしかしたら 夫婦で
ドクターの話を聞く事が
できたかもしれませんけど
もちろん 妻だけが行って…。
あっ 今は そうなってる。
全部 そうなってましたし。
そうですね。
出産の時は病院に…
妻が入院する時 それから 出産
あと 退院って 3回だけでしたし。
ただ 幸いな事に 私…
妻が出産した病院では
PCR検査を夫婦で
出産直前に受けまして。
それで 陰性だったので
当日 わずかですけど…
30分弱ですけども
立ち会わせて頂いて。
生まれる時?
生まれる時に。
最初は もう夫婦で
「いや 立ち会いとかいいよね」
って言ってたんですけど
「やってよかったね」って。
やっぱり。
本当に… 本当に思いました。
で 初めて その赤ちゃんを
お抱きになった時…
あっ 見た時かな
どんな感じでした?
いやー もう
なんていうんですかね。
オギャーッて
泣いた声を聞いた時に
本当に もう…
うれしいという気持ちは…
あっ これが…。
フフフフ…。
感無量って よく言いますけど
感無量っていうのは
こんな感じなのかなと思いました。
アナウンサーでも
なかなか表現しにくい?
表現しにくかったですね。
うれしいとかっていう感じ…。
うれしいんですけども
それだけじゃない
本当に…。
ずっしりとしたもので。
ずっしり 体の中から
ジワジワッと温かくなって
込み上げてくるような
感じでしたね。
そうですか。 でも 本当に
ようございましたよね。
お嬢さんでしたっけ?
はい そうです。
そうですか。
フフ…。 そうなんですが。
現在 50歳で育児に奮闘中で。
どんな事をなさってるんですか?
あのですね 母乳をあげる事以外は
全てですね。
本当に ミルクをあげたり
こうして抱っこしてあやす
おむつを替える…。
ちっちゃいね 赤ちゃんってね。
ちっちゃいんですよ。
本当に ちっちゃいんですよ。
生まれた時
本当に もう このぐらいで。
今 まあ 少し
大きくなってますけれども。
抱っこするのが…。
でも こんなふうに
おっぱいもあげたり?
はい そうなんですね。
なんか 抱っこする時も
この姿勢がいいのかどうかも
あれですけど
こう 力が こっちが入りすぎて
あっちこっち
痛くなったりしてますけども。
抱っこしてくれとか
色々 せがむんですけど
本当に なんでもしてあげたい
っていう気になりますし…。
なんでもしてあげる。
泣いていても可愛いですからね。
なるほどね。
そんな感じです。
でも あれですよね。
あなたのお母様に その動画を…
その色んな… 赤ちゃん
生まれる時の事やなんか
動画をお送りになったら
アドバイスがきたんですって?
そうなんです。 例えば
今みたいにミルクをあげてると
「あれは
もっと腕を引きなさい」とか
「もっと抱く時に 頭の首の所を
もっと支えなさい」とか
本当に 事細かく
色々 教えてくれます。
お母様が あなた方を
お育てになったの
随分前でしょうに。
そうです。
本当に 前の事なんでしょうけど
すごく思い出して…。
鮮明に思い出してるらしくて
細かいアドバイスをくれます。
よかったですね。
でも そういう事って
本当に 自分が
その身になってみないと
わからない事が
たくさんあるでしょうから。
きっと 自分も そうやって親に
そういう愛情を
こうね 注いでもらって
育ててもらったんだろうな
っていうのを
本当に 親になって
初めて実感致しました。
そうですよね。
でも 寝不足には
ならないですかね?
寝不足… でもですね
NHK時代に色んな…
早い勤務とか遅い勤務とか色々…。
あっ そうですよね。
あれと同じぐらいかなと思えば
そんなに…。
でも こうやって…。
どうしたんですか? これは。
あげていて… ミルクをあげたあと
抱っこしてると
ポカポカと温かくてですね
なんか
気持ちがよくなるんですよね。
そうすると
僕の方が寝てしまったりして。
これは あなたが
おやすみになってるところを…。
これは 娘は起きてたんですよ
この時は。
あっ そうなの?
そうなんですよ。
で ジーッと見てるんですよね。
で お父さんは寝ちゃってる。
寝ちゃって もう…。
それを妻が
パシッて撮ったっていう…。
フフフフ…。
いい写真ですよね でもね。
ちゃんと おっぱいをあげてた
っていう証しの…。 フフフフ…。
でも 子育てをなさっていて
なんか驚いた事ってあります?
子供の成長って…
日々 成長って言いますけれども
1カ月… 1カ月健診で
例えば 身長が
5.5センチも伸びたりとか。
5センチ。
5センチ伸びるって…。
すごいですよね。
すごいですよね。
このぐらいですもんね。
こんなに伸びちゃう。
びっくりします。
すごいですね でも。
びっくりしました。 本当に…。
だから そうやって日に日に
毎日毎日 接してるから
なんか重くなったな
なんか少し大きくなったなとは
感じるんですけど
数字で そうやってね
健診などで聞くと
そんなに大きくなったかと思って。
フフフフ…。
いい所に座ってらっしゃいますね。
そうなんですよ。
芝生の上に座って。
なんか ちょっと この日
空は晴れてたので
青と白と赤ちゃんみたいな感じで。
まあ 赤ではないんですけど。
可愛い。
そういう感じで撮ったんです。
でも この… なんていいますかね
そういうところで
子供を抱いている
喜びみたいなものっていうのは
想像をしてらっしゃる以上に
すてきなんですって?
そうですね。
自分で 子供を抱くっていう事が
どういう事なのかっていうのは
想像… ねえ。
例えば いとこの… とかね
姪っ子とか そういう…
抱っこした事は
ありましたけれども 全然…。
NHKのアナウンサーは
20年ぐらい…。
21年ですかね。
21年なさって。 色んなニュースを
お読みになった事だと
思いますけど。
アナウンサーを目指した
きっかけは 何かあります?
そうですね。
何か言葉で伝えるっていう事に
興味がありまして。
その中の一つとして
アナウンサーに
挑戦してみようと思って。
で 何か自分で言葉で伝えて
うれしかった事って なんだろう?
って その時 思い出したら
うち 父が…
随分前に他界してますけども
スポーツが すごく好きで…
サラリーマン
だったんですけれども。
忙しいんですけど
新聞の色んな欄を読んだり
テレビの
ニュースを見たりしてる中で
朝は とにかく
スポーツ欄ばっかり見ていて。
野球とか相撲が すごい好きだ
っていうのが わかって。
ちょっと… 朝は早い 夜は遅いで
話す機会がないので
なんか コミュニケーションを
取りたいなと思って
父の好きな野球の 前の試合の…。
例えば 巨人と どこどこの…
阪神とかの試合の
一番ハイライトの所を
少し こう 実況で…。
実況で?
実況で再現する…
大した事ないんですよ。
「投げました 打ちました」とか
そういう感じなんですけども。
でも 父が すごく喜んでくれて。
それを少し
続けるようになったのが
ありまして。
それで伝わった…
伝えるっていうのを
まあ それ
大人になってからですけども。
そういうのを
何かできたらなって思って
それがきっかけだったような
気がしますね。
そうですか。
なんか 大学生の時ですか?
お父様が
大腸がんにおなりになって。
そうですね。 はい。 もう本当に
ずっと自分の健康には
自信があったんでしょうけども
すごく猛烈な… いわゆる
昭和の猛烈なサラリーマンの
1人だったと思いますから。
それで… 仕事でも
すごく成果も上げてましたけども。
ある時 腰が痛いっていって
動けなくて
で 病院に行ったら がんで。
しかも もう 当時の表現では
末期というか ターミナルで
あと 余命も
もう数カ月だって言われて
非常に驚きました 本当に。
お母様も
ショックだったでしょうね。
そうですね。
母も驚いてましたし…。
それまで 漠然と
やっぱり 死っていうのは
年配の方から 順々に こう
迎えていくものだっていうふうに
自分の中で 勝手に
思っていたところがありまして。
順番ではない… 死って
順番ではないなっていうのを
本当に 思いました。
でも 最期は ご自宅で?
そうですね。
父が動けなくなる
ちょっと前ぐらいに
もう家に帰りたいと言ったので…
自宅に帰りたいと言ったので
自宅に戻ってきて
数カ月… 3~4カ月ですかね
家で 母とか きょうだいで
みんなで看護をしながら
最期は家で…
自宅でみとりました。
お父様 何歳でいらしたの?
54ですね。
うわー お若いですよね。
そうですね。
でも 本当に 父に色々…
だんだん動けなくなっていって
毎日 水をあげたり
水を こう 「飲む?」って言って
飲ませたり
体を… 上体をね 変えたりとか
色んな事をしましたけども。
ある時 聞いたんですよね 父に。
「本当は もっとやりたい事が
あったんじゃないの?」とか
「結構 悔いが残るでしょ?」とか
言ったんですよ。
そしたら ぼんやりしてるような
雰囲気ではあったんですけど
その時だけ もう なんか
すごい正気に戻った顔で
「ない」って言って。
すごい。
「ない」って言いきるので
非常に驚いて。
ないのかと思って。
そうかと思って。
悔いなく生きたんだと思って。
すごいですよね でも
そういうふうに
言いきれるっていう事がね。
びっくりしました。
そうですか。
本当 そんな感じでした。
普通だと ちょっと
お年も まだお若いしね
おありかと思うけど
よっぽど でも
お働きになった方なんでしょうね
きっと。
そうですね。
本当に働いてましたし
会社でもね
いわゆる 出世をしていって
どんどん自分の仕事を…
あるいは 部下とか会社とか
色んなので…
仕事では とっても楽しく
やってたと思いますけどもね。
そうでしょうね。 もう あなたが
NHKにお入りになった…。
入る直前でしたね。 はい。
直前。
それも ちょっと 残念ね。
お父様に…。
だから ちょっと 私の…
なんていうんですかね。
これは入った時の
研修の時ですけど。
こういう姿は残念ながら…。
ただ まあ 入るっていう…
なるよっていう事は知ってたので。
あっ そうですか。
人と比べずに
自分は自分で頑張れば…
頑張りなよっていうような事は
言ってましたね。
そうですか。
それで ごきょうだい
他にいらっしゃる?
そうですね。 私の下に妹がいて…
3つ違いの妹 7つ違いの弟が
いたんですけど。
「いた」っていうのは
妹は もう5年前に他界して
いないんですけども。
随分お若かったでしょ? 妹さん。
そうですね。
41でしたかね。
あっ そう…。
父が がんで亡くなったので
きょうだい3人で…
気を付けようという事を言ってて。
妹が一番 その意識が高くて
検診も行ってたんですけども。
やっぱり ちょっと…
1回目は大丈夫だったんですけど
2回目
ちょっと 間が空いてしまって
35~36の時に
何か また見つかって
そこから だんだん具合が
よくなくなっていってっていう…。
随分 お母様も お気の毒でしたね。
そうですね。
母は やっぱり 自分の子供でも
男の子と女の子…
女の子だから 色々 話がね…
聞いてくれるとか
優しくしてくれるとか…。
ご主人もいなくなった…。
そうなんですよね。 それもあって
すごく頼りにしていたところも
あったと思うんですけどもね。
でも 私自身も 父親の時は
驚きだったんですけど
妹の時は
本当に もう ショックでしたね。
そうですよね。 そんなお若いのに。
そうなんですよ。
それこそ 本当に 私の方がね
年が上なわけですから
なんで妹の方が先なんだ
っていうのは
本当に 思いましたし。
そうですか…。
ちょうど 仕事だけの人生で
いいんだろうか? って
考えてらした時だった…。
なんか 40過ぎて 色々 こう…。
仕事は仕事で
ずっと一生懸命やっていて
それはそれで
充実したり 楽しかったり
すごく していたんですけども
妹の状況がよくなくて
亡くなった時に ふと…。
妹にも言われたんですよね。
「お兄ちゃん 本当に
体を大事にしてね」って言われて
なんか それが すごく
記憶というか 胸に残っていて。
で ちょっと
考えるようになりまして。
自分の人生っていう こう… ねっ。
例えば 円の中に それがライフ…
自分の人生として
その円を描いた時に
その中に 仕事っていうのが
あるはずなのに
なんか 自分の… 僕の人生は
円自体が仕事になってるなって。
そうですよね。
それはそれで いい面も
もちろん
たくさんあったんですけども
そんなふうに思って ちょっと
考えるようになりました。
そうですか。
そんなふうに
フリーにおなりになったのも
やっぱり そんなふうに
お考えになった事もありますか?
そうですね。 妹の死が 本当に
きっかけになったと思います。
そこで… それがなかったら
考えなかったかもしれないな…。
むしろ
考えなかったんじゃないかな?
そのまま 普通に
仕事だけを頑張ってたんじゃ…
やってたんじゃないかなと思って。
人生 どうなのかなって 本当に
あの死がきっかけでしたね。
そうですよね。
やはり なんか 生き方というか
これ 自分の人生の…
より新しい事にも
何か挑戦してみたい
っていう気持ちもありましたし。
やはり 一度の人生だと思えば
そこで違う道に
行ってみようと思いましたね。
まだ そこそこ お辞めになって
そんなに経ってないんですけど
でも お出になってみて
どうですか? 今。
決断してよかったな
というふうに思ってます。
なんていうんでしょう?
新しい事を やっぱり
色んなふうにチャレンジして
新しい出会いがあったり…。
こうして 『徹子の部屋』に出て…。
そうですよね。
これは でも
なかったと思いますから
本当に 新しく踏み出してみて
今日も… やっぱり よかったって
今日も思ったりしてます。
よかったです。 やっぱり
外にお出になってみると
色んな… 違う人もいるし。
たくさん
色んな人の出会いがあったり
面白いなと思います。
面白いと思いますよね。
お母様のご様子は いかがですか?
本当に 今はね
私に子供が生まれた
っていうのもあって
ものすごく… なんでしょう?
エネルギーに満ちてる
といいますか
なんか 元気が
すごく出てる感じではありますね。
今日 実は内緒に
お母様から
お手紙を頂いているんですよ。
えっ! 母からですか?
ちょっと あなたに内緒で。
あっ そうですか。
それで お母様から頂いたので
読ませて頂いていいですか?
はいはい。
「もうひとつ
大きな喜びがあります」
「可愛い子供に
恵ぐまれたことです」
「親にとっても宝珠を…」。
宝物ですね。
「宝珠を頂いた様に
思ったことでしょう」
ありがとうございます。
いいお手紙ですね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
いや なんか ちょっと
びっくりしました。
こういうのって よくあるけど
自分は なんか 今までは
こういう演出をする方だったので。
そうですよね。
そう。 びっくりしました。
ありがとうございます。
いかがですか? お母様のお手紙。
でも 本当に もう そこに…
母が言うとおり
なんか よく見てくれてたし
母も
いつも応援してくれてたので
ちょっと 親孝行が
母にはできたので
僕も 本当にホッとしてます。
本当ね。
でも 本当に いいお母様の
心のこもった お手紙でね。
ありがとうございます。
ちょっと… どのカメラ?
そのカメラでもいいですけど
お母様にひと言
何かメッセージを。
いや… 母さん 本当に
ありがとうございます。
母さんが大ファンの黒柳さんに
こうして お会いする事ができて
手紙も
本当に ありがとうございました。
これからも頑張ります。
ありがとうございます。
お母様 ありがとうございました。
どうも。 お手紙も
ありがとうございました。
じゃあ これ
あとで お渡し致しますね。
ありがとうございます。
もう そろそろ終わりに
近づいていますけども…。
大丈夫ですか?
早い…。
あっという間のお時間…。
この先 奥様とも お子様とも
仲良く…。
健やかに育ってくれる事だけを
祈って 育てたいと思います。
でも そのうち 奥様とも…。
そうですね。
ねえ。 ずっと…。
ありがとうございます。
本当 ありがとうございました。
ありがとうございました。
『徹子の部屋』は
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