出典:EPGの番組情報
ボクらの時代 ▽3人のゲストが自由気ままに語り合うトーク・ドキュメンタリー[字]
中谷美紀×草笛光子×土屋太鳳
詳細情報
番組内容
『ボクらの時代』は、毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。あえて司会者を置かないことにより、ゲストたちの普段の顔・会話が垣間見られるような構成となっている。今週は、女優の中谷美紀、草笛光子、土屋太鳳の3人。ドラマや舞台で共演し、プライベートでも親交があるという。子ども時代や女優という仕事について、そしてプライベートについてなど、
番組内容2
女優同士だからこそ話せる幅広いテーマで語り合う。
出演者
中谷美紀
草笛光子
土屋太鳳
スタッフ
【プロデューサー】
塩田千尋
松本彩夏(イースト・ファクトリー)
【演出】
高野裕樹(イースト・ファクトリー)
【制作】
フジテレビ情報制作センタージャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
バラエティ – トークバラエティ
趣味/教育 – その他
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- ホント
- 舞台
- 草笛
- 美紀
- お母さん
- ゴキブリ
- 一緒
- 自分
- 土屋
- 毎日
- コロナ
- ドイツ語
- 結構
- 今日
- 仕事
- 女優
- 全部
- 太鳳
- ボール
- 時間
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
[今日の『ボクらの時代』は
こちらの3人]
おはようございます。
(中谷・土屋)おはようございます。
こんなに早くから。
(土屋)ねえ ホントに。
このとこ ほら。 ねっ。 時間が
めちゃくちゃになったでしょ。
色々 めちゃくちゃにされたわね
コロナに。
あの野郎 憎らしいわね。
(土屋)憎らしい。
あなた 知ってる?
私の弔辞 書いたのよ。
(土屋)えっ?
長い。 弔辞。
あたし 死んだときに書く。
(土屋)えっ!?
先に書いちゃったの。
すごい立派な文章。
だから あたし 死ななきゃいけなく
なってきちゃったの。
それぐらい
愛情があるっていうこと…。
でね 最後は ひどかったわね。
ゴキブリと母さんだけは
生きてるのよね。
そうそう…。
それぐらい強いと。
核戦争が起こったとしても
ゴキブリと草笛さんだけは
生き残るであろうと。
まあ このとおり 草笛さん
ぴんぴんしてらっしゃいますから。
ぴんぴん なさってる。
この人も生き残る。 あなたも。
お安いご用よ。
[70年以上のキャリアを持ち
87歳の現在も
現役で舞台に立ち続けている
草笛さん]
[10月30日 公開の映画
『老後の資金がありません!』
では 主人公の姑役
芳乃を演じています]
[そんな草笛さんを
お母さんと呼び慕っているのが…]
もし あたしが
総理大臣になったら
何か あなたに不都合はある?
ど… どういうこと?
[9月23日 公開の映画
『総理の夫』に出演]
[10代でデビュー後
様々な役を自在に演じ分ける
高い演技力で これまで
数々の賞を受賞しています]
[プライベートでは…]
これ 一家失踪事件を解決する
サスペンスなんですか?
それだけじゃ
おさまりそうにない。
[直木賞作家の名作を
映画化した この作品で
土屋さんは
重要な役柄を演じています]
その質問は 受け付けない。
[オーディションをきっかけに
10歳で芸能界に入り
舞台 ドラマ 映画と
幅広く活躍しています]
[世代は違えど プライベートでも
親交のある3人]
[どんな話になるのでしょうか]
まあ これが最後でしょうね。
またまた…。
家に行きます。
♬~
美紀さんが 今 「お母さん」って
ずっと 言ってたんですけど
共演が きっかけですか?
そう 共演ね。 親子。
娘。 似合うでしょ?
私から見ると めちゃくちゃ
美紀さんは
共演させていただく前は
クールなイメージが
すごく強かったんですけど。
現場で ご一緒したときに
とても 親しみやすい方で。
そうよ。 すぐ寝ちゃうもん。
すぐ寝ちゃうんですか?
ねっ?
最初の本読みのときね。
「しばらくね」って言って
ちょっと 一杯 飲むと どん。
草笛さんと一緒に
舞台のお稽古でね
三谷 幸喜さんがいらして
松岡 昌宏さんとか
様々なキャストの方がいらして
ご一緒にね
本読みしてたんですけど。
本読みしながら
私 寝ちゃってたんですよ。
えっ? それは 安心もあり
疲れもあったんですか?
そのとき 時差ボケも
あったんだけれど
どこでも寝られるのね。
嘘 嘘 これ言い訳。
言い訳…。
すいません はい 言い訳です。
私 『ローマの休日』を
やっていたときに
草笛さんが
感想を電話で伝えてくださって。
「素晴らしかったわよ」って。
「ホントに アン王女だった」って
伝えてくださって
で 「取りあえず メイクが濃いから
来なさい」って言われて
おうちに行ったんですよ。
で メイク教えていただいて。
「こうした方が
舞台では より映えるよ」って。
濃いと影ができちゃうから。
ちょっと 目の上がね こう…。
狭くなっちゃって。
黒いのがね。
で そのときに
一緒に中華を頼んでくださって
みんなで食べたんです。
で 草笛さんが パンって
シャンパン 開けて
「飲みなさい」って言って。
でも 次の日も本番だし
「いや 本番あるから」って言ったら
草笛さんが
「いいのよ
しゃべらなければ」って言って。
しゃべらなければ?
「しゃべらなければ
飲んでもいいのよ」って。
「声帯を使わなければ
飲んで いいのよ」って言って。
だって 体が きちっとしてて
いい声が
ぴゃーっと出るんですもん。
ちょっと飲めば
いい声 出ちゃうんじゃない?
でも そのときに 私が
素晴らしいなって思ったのは
「ミュージカルっていうのは
歌とセリフ 両方あるけれども
セリフから 歌に変わるときの
瞬間が一番すてきなのよ」って
いうふうに言ってくださって
そのときから
自分の中で
ずっと 違和感だったものが
あっ ここを愛せばいいんだ
違和感を愛せばいいんだって。
そこから 全然 やっぱり
心が変わって。
そんなこと言ったかな…。
偉そうに。
海外で 今…。
ねっ 美紀さん 過ごされてるから。
どうですか? コロナの影響は。
最初は 大変でした。
やはり ヨーロッパで
ホントに ものすごく
感染が広がって
たくさんの方が亡くなったので。
山の上にいるだけ?
山の上と 時々
町に 下りていくことも
あるんですけれども
ほぼ 山にこもってます。
でも 本 読ませていただいたの。
ありがとうございます。
まあ 立派な本を書かれてね。
日記形式でね コロナ禍で
ロックダウンで
何もできなかったときに
オーストリアの暮らしをね。
田舎暮らしの日々を
書いたんだけれども。
毎日 最後にね 食べた物と
その日に聞いていた音楽を
BGMを書いてったの。
ご飯は 日本食とは
やっぱ 変わりました?
日本食ね 一番
ホントは 好きなんだけれど
食材がないので。
そっか。
おのりとか お味噌とか
日本から持ってくんだけれども
どうしてもね おんなじようには
いかないというか。
水が… お豆腐とかもね
日本食屋さんで
売ってるんですけど
あんまり おいしくなくって。
だから 日本料理を作ることは
諦めて 向こうの食材で…。
お肉も
塊肉しか売ってないんですよ。
細切れが食べたいんですよ。
ちょっと 炒め物とか
したいじゃないですか。
塊肉ばっかりなので
それで できるものを
色々 編み出して 考えて。
だけど あなた
食べることなんか
全然 できなそうな顔をして
しかも 言わないのね。
「私は 食べることなんか…」
こんなんなってるから
で 今度 本 見たら
食べること
全部 作ってるじゃない。
嘘だったの?
本 読んだら 作ってましたか?
ひどいでしょ? 草笛さん。
ホントですよ。
あれ ホント?
ホントですよ!
全部 作ってんの?
しょうがないんです。
レストランも 全部 コロナでね
ロックダウンで
閉まってるんですよ。
田舎なものですから
山に住んでるから
近所に何もないんですよ。
いわゆる 日本みたいにね
コンビニとかないんですよ。
日曜日は スーパーマーケットも
ぜ~んぶ閉まりますし
やってないの。
だから 作るしかないんですよ。
でも 名前が 何とかかんとかって。
ドイツ語 ちょっとしゃべって。
やめ… ひど…
お母さん ひどくないですか?
だって 毎日 勉強してるじゃない。
ねえ。
「おはようございます 眠いわ」って
言ってみて。
えっ…。
「おはようございます」
グーテンモルゲン。
嘘。 ドイツ語よ。
ドイツ語です。
今 英語じゃなかった?
これドイツ語…。
でも…。
英語は グッドモーニング。
でも やっぱり
この人の旦那さん すてきよ。
すてきよっていうか
いい人に巡り会ったわね。
まあ おかげさまで。
日本人に合うでしょ?
そうですね。
仕事のスタンスみたいなものは
変わりました?
どうしても やはり
家族がいるので
家族も大事になりますよね。
これまでは
仕事のために生きてきたので
仕事しかない
人生だったけれども
夫に 「人生は 短すぎる」って
いつも言われるんです。
ん?
「人生は 短すぎるんだ」って
いつも言われるんです。
だから
「目いっぱい 楽しみなさい」って
言われるんです。
へぇ~。
でも いいとこ嫁に行ったわね。
あなたらしい きちんとした生活を
することに
彼も ちゃんと助けてるっていうか
緩やかにしてくれてるし。
ただ あたしが気になったのは
一生懸命やって
あなたは 一日を無駄なく
朝 これして これして これして
ちょっと時間が余ったから
ドイツ語のお稽古して
その後 ここが悪いから
このレッスンに行ってとかって
すごい ぴしっとした
スケジュールなの。
ピーンと張ってるの
ピッと切れないようにねって
あたしは 親として思うわけ。
ありがとうございます。
でも あなたは切れない。
ホントに あたし
連れてってもらって
行っちゃったからね。
見ましたよ。
楽しかった。 また行きたい。
ぜひ ぜひ。
ウィーンの街が あたし 好きね。
だから 誰か恋人がいたらね…
そういう人 探しといて。
はい 承りました。
マッチングアプリで探します。
1年に一遍でもいいし
半年に一遍でもいいから。
恋人 3人いてもいいんですよね?
1人じゃなくてもいいんですよね?
3人ね。 ちょっと3はね…。
3は 駄目?
1人でいいわ。
1人でいいですか?
承りました。
太鳳ちゃんは?
マッチングアプリとか使ったことある?
ないない… ないです。
ない? こっそり ほら。
ご職業柄 あんまり公にね
そういう
お友達がしてるような
合コンとか…。
みんな してるでしょ?
お友達は。
まあ 合コンっていうか
飲み会みたいな感じに
なるのかなとは思うんですけど。
行けないでしょ? そういうの。
行かないですね。
うらやましいなって思う瞬間は
あるんですけど。 周りの…。
いろんな人に出会えて
すてきなのかなとも思うけど
次の日のこととか
心配になっちゃったりとか。
次の日…。
でも いつも美紀さんに
現場で
「太鳳ちゃん 恋愛は大事よ」って。
いつも言ってくださってたので
そこは大切にしていきたいなって。
草笛さんも美紀さんも
そもそも どういう経緯で
女優になったのかっていうのは
ちょっと気になってます。
成り行き。
ホントに成り行き。
でも お母さんも
成り行きですものね。
「女優になりたい!」って言って
なったわけじゃないですもんね。
ある女の人に
どうしても勧められて
受けたら受かっちゃったんで
「えっ…」って。
でね あるとき 森繁さんの
秘書をやってらした
小林 桂樹さんがね
仕事の途中で ふっと
「ねえ 草笛君 君は 今日まで
どうして生きてこられたと思う?」
って言ったの。
あたしが 「へっ?」って言ったら
「奇麗でもないし うまくもない
あるのは人柄だけよ」
それで あたしね
がーんと ぶたれたっていうか。
そうだ あたし 女優に ホントは
向いてない女だったのが
どういうわけか 受かっちゃって
今日まで来ちゃったんだ。
さあ あとは
腕を磨くしかないって
そのとき 小林 桂ちゃんに
心の中で拝んだわね。
ありがたくて。 そういうこと
言ってくだすったから。
でも それでもね
やはり こんなに…。
言ってくれる人が
いたってことは 幸せよ。
太鳳ちゃんは? どうして
女優さんになろうと思ったの?
何か 私は 姉と弟がいて
で 3歳から
クラシックバレエと日本舞踊を
一緒に やってたんですけど
なぜか 姉と弟は
日本舞踊が すごく うまくて
よく全国大会に出て入賞して
銀賞とか もらってたんですけど
私だけ 常に 何でも
次点だったんですよ。
決勝に行けない。
だけど
予選では一番上だったよ
みたいな。
何か 自分 何もできないなって
思ってたときに
母が 「お扇子があるでしょ。
お扇子っていうのは
要がないと
バラバラになっちゃうのよ」って。
「あなたは きょうだいの要なの」
って言われたときから
なるほどって思って
で 小学校のときに
劇の会っていう
小学校の行事があったんです。
で 気付いたら
酔っぱらい役に決まってて。
えっ!? 小学校何年生?
4年生です。
4年生で酔っぱらい役?
はい。
酔っぱらい役に決まっちゃって。
飲めたの? そのとき。
飲めません。
飲めるわけないじゃないですか。
お母さん…。
で とっくりとか作ったりとか
ネクタイ巻いたりして
歌 歌って やったら
親御さんが
「すごい 面白かったよ」とか
「あの酔っぱらい
よかったね」とか。
舞台っていうのは
結構 人と人との心を
つなげられるのかなとか。
それ 自分で考えたの?
はい。
フフフフ…。
4年生。
嘘。
そう… それで そこから
お芝居やりたいなっていうのは
そこが きっかけかなって
今では 思ってます。
すごい。
何か ありますか?
大事にされてること。
せりふを演じる上で
大切にしてること。
いや 私は
うまくやろうと思うなって
いつも思ってる。
舞台 出る前さ
前奏曲が鳴ったりしてる間
暗いうち
さあ うまくやろうと思うなって
必ず。
へぇ~。
でも すごいなと思ったのは
お母さんが そのね
腕を磨こうと。
「人柄だけだ」と言われて
腕を磨こうと思って
たくさん舞台をご覧になって
腕を磨いていらっしゃる。
でも その一方で
うまくやろうと思うなって
2つ 矛盾してるじゃないですか。
でも やっぱり
両方 必要なんですね。
うん まあ ただ
心でやれってことね。
へぇ~。
ただ。 たぶん。
それが 難しいけどね。
何か 舞台でせりふ忘れちゃうとか
ありましたか? 美紀さんは。
もちろん ありますよ。
どうするんですか?
一人芝居だったんですよ。
井上 靖さんの『猟銃』っていうね
3人の女性が
一人の男性に
別れの手紙を書くんです。
妻 そして愛人 愛人の娘
この3人が
一人の男性に 同時に別れの手紙を
書くんですけど
その3名を演じて。
で いつも怖いので お客さまが
どなたがいらっしゃるかって
一切 知らせないでください。
誰々さんが来てますよって言うと
無駄に張り切っちゃって
頑張っちゃって
おかしなことになるので
どなたがいらしてても
平等にできるように
お客さんの名前は
一切 知らないまま
演じてるんです。
ところが その日
古くからのお友達が
「今日 見に行くからね」って
わざわざ メールをくれたんです。
困るわね。
そう ホントに困る。
それも まあ 同業者だったので。
それでパニックになってしまって。
直前までは 何とか普通に
平常心でいたんですけど
舞台に立った途端
パニックになって
せりふ 全部 飛んじゃったんです。
えっ?
せりふが
全部 飛んじゃったんです。
え~!
それで もう ホントにたくさん
作文をして 作文をして。
プロンプターは?
プロンプター いないです。
そしたら その後は?
もう どうにもこうにも
回収できないぐらい。
1時間40分の作品が
1時間20分で終わりました。
えっ… 結構 飛びましたね。
結構 飛んじゃったの。
それで いつもは 拍手の後
カーテンコール あるじゃないですか。
一回 拍手… 引っ込んだ後
カーテンコール なかったの。
ないの?
お客さまも
こんな ひどい舞台を見たのは
初めてだって
たぶん
思ったんだと思うんですよ。
ハハハハ…。
ホントに お客さまを
失望させてしまって。
笑っちゃいけないけど。
ホントに!
大変だったのね。
ホントに ひどかったんですよ。
舞台って こういうことあるから。
それは 鳥肌立ちます。
死にたくなっちゃうわよね。
もう 本当に。
生涯 忘れられないです。
あの恐怖は。
私 このとこね コロナで
よくテレビを見ました。
そうすると 滑舌とか
人に伝える心と
出てくる音っていうのは
すごく大変ね。
すごい勉強になった あたし。
そうですか。
コロナで勉強になったことは それ。
毎日 テレビ 見ると
しゃべりっていうのが
難しいんだなって。
滑舌だけじゃない。
だけじゃない?
うん。 やっぱり
人に伝えようって気分が
まず 1でしょうね。
で どれが主語かって
何が 今 言いたいかってことが
しっかり言わないと
やっぱり 伝えたいって…。
あたしたちさ こうなってる字を
立たして
字を動かしてるわけじゃない?
体でね。 だから
この立たせ方っていうか言葉。
そうね これをね。
体を通して。
これを立たせて。 へぇ~。
本じゃなくね。
本の字を あたしたち こう
動かして それを ちゃんと体で
伝えるっていう仕事だなって
つくづく思って。
だってね お外にも
出られなかったから。
体力は どうしても
落ちるじゃないですか。
太鳳ちゃんね ジムが一緒だから
よく会うけどね。
美紀さん 毎日 頑張ってる。
いや 太鳳ちゃんが
よく 頑張ってる。
いっつも走ってるんだけど。
いつも運動しなきゃって思って
ジムに行ったら 美紀さんもいて
「美紀さ~ん!」って言って。
しかも 私 走ってるんですけど
後ろから ぶつぶつ…って
何だろうって思ったら
台本 見ながら ずっとやってて。
あっ ごめん 聞こえてた!?
あなた そんなことやってるの?
いや 私が たまたま
はじっこのとこの
ランニングマシンで走ってて
たぶん 近かったんですよね。
え~ 恥ずかしい。
えっ すっごいすてきでしたよ。
何か もう 私としては
努力して いいんだなというか
結構 わりと いろんな方に
そこまで考えすぎないで
演じていいんだよとか
覚えすぎなくていいんだよとか
もっと自然にやりなよ
っていうことを
アドバイスしていただくことも
あるけど
何か 美紀さんを見てると
いいんだな 作って。
作り込んで ちゃんと…。
何だろう。
工夫して
やっていいんだなって
思った記憶があるので。
いやいや もうね 最初から
この人 立派だったの。
うん。
まず 明るいって感じがいい。
明るい?
何歳まで 女優を続けたいですか?
あたし? 分かんない
あしたにも死ぬかもしれないもん。
ですから 核戦争が起こっても…。
えっ?
核戦争が起こっても ゴキブリと
お母さんだけは死なないですから。
ほら
「ゴキブリと」って言うのよね。
大嫌いよ ゴキブリ。
私も大嫌いです ゴキブリ。
でも 今んところ どこも
血液検査しても出てこないけど。
だってね 運動されてますものね
週3回。
ただ 寝ることが
老いの よく分かることね。
「老いとは おっくうとの
戦いです」って 私 言ってんの。
おっくう。 こっから 今
こうやって立つのだって
よいしょって
立たなきゃなんないでしょ。
これ おっくうよね。
これが 自分で
老いだなと思うと
ふって こうなるから
何気なく ふっと立つように…。
えっ すごいですね!
これ 練習するんですか?
だって これ 結構…。
これ きついね。
だから
自分のうちの階段があんのよ。
あの階段の上り下り。
それから 階段のとこ足置いて
これ やんの。
それ めちゃくちゃ大事ですね。
この ふくらはぎ。
あれやると すごくいいわよ。
すって。
へぇ~。
だから やっぱり
おっくうと闘ってんのよ 毎朝。
毎日。
毎日?
でも ほら コウタロウさん
トレーナーさんが
ご自宅にいらして お母さんと
トレーニングしてらっしゃいますでしょ。
ボールの上に乗ってね。
バランスボールの上に。
ご飯 食べるのに ボールの上。
え~!
ボールの上 乗っかって
食べてんのよね。
そう ボールの上に乗っかってね
トンカツをごちそうになったんです。
草笛さんのおうちで。
で お手伝いさんが お代わり
「よかったら
召し上がってください」って
私に持ってきて
くださったんですけど
お母さんが 4つあったうち
3つ食べちゃったの。
そんなことした?
やっぱり 食べ物の恨みって
すごいわね。
ずっと 覚えてんの。
4つのうち 3つ食べちゃったのよ。
小さかったんでしょ?
こういう小さいの。
ほら お母さんが 喉に詰まらせて
死んじゃうといけないから。
一生懸命
小さいのにしてくださって…。
喉といえば ちゃんと あたし
お風呂の中でも喉の体操してるの。
どういうことするんですか?
肺に入んないようにさ
こうやって…。
ちょっと恥ずかしいから。
そういうの自分で 作るの。
これと これと これと…。
喉の筋肉を鍛えるの。
誤嚥性肺炎にならないように
えんげの力を養ってるのね。
それと同時に やっぱり 舞台で
声出したいもんね。 ぱーって。
あの いつ会う? 今度。
ねっ じゃあ ご自宅で。
自宅で。 中華ですか。
でもね
やっぱり目が離せないわね。
[それでは
今日も 素晴らしい一日を]
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