出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【世界史に登場<幻の本>超絶値&幕末秘宝一斉鑑定】[字]

■奇跡の大発見…世界史登場<幻の本>がナゼ古書店に?超ド級鑑定額■西郷隆盛&徳川慶喜の秘宝…番組初<幕末お宝大会>■<海のユニコーン>お宝に衝撃値■

詳細情報
番組内容
お宝は亡き父が遺したとても珍しい物。父は外務省に勤める漢文学者で、戦前、中国の日本大使館に派遣されたことがある。ある日、北京の古書店で、そこにあるはずがない、とんでもないお宝が売られているのを見つけ、購入したと聞いている。それは、清朝第6代皇帝・乾隆帝が10年の歳月をかけて作らせたものだと言う。
つづき
当時はピンときていなかったが、最近になって調べたところ、父が言う通り、とんでもない珍品かもしれないと思うようになった。もしも本物なら大発見だが…。驚きの鑑定結果にスタジオ騒然!
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】阿部祐二
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】第1回幕末のお宝鑑定大会
【出張リポーター】松尾伴内
【出張コメンテーター】松村邦洋
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
澤田一誠(「FAKEα」店長)
小曽戸洋(北里大学客員教授)
八木正自(「安土堂書店」代表取締役)
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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  1. お宝
  2. 万円
  3. 四庫全書
  4. イッカク
  5. 現在
  6. お願い
  7. 結果
  8. 日本
  9. ウニコウル
  10. 井伊直弼
  11. 書物
  12. 祖母
  13. オープン
  14. クジラ
  15. ゴルフ
  16. ジャカジャン
  17. 依頼品
  18. 価値
  19. 学者
  20. 興味

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

とにかく ヤバいと思ったら
まず連絡ください。

(3人)こんばんは。
さぁ 「鑑定団」始まりました。

今週もよろしくお願いします。
よろしくどうぞ お願いします。

< の決めゼリフでおなじみ…>

<少年時代は
相撲がめっぽう強く…>

<186cmという長身と

日本人離れした顔立ちで
人気を博しました。

その後は 俳優としても
数多くのドラマに出演>

ひと眠りしたら
行ってみようかと思って。

じゃあね。

< しかし もともとジャーナリズムに
興味を持っていたこともあり

35歳のとき 一念発起し

<以来27年
全国各地の現場を飛び回り

これまでインタビューした人数は

なんと15万人以上。

英語が得意で 海外取材の際は

通訳なしで突撃するそうです。

一方 プライベートでは

<娘の桃子さんは
タレント モデルとして活躍。

父親ゆずりの長身と美貌で

2017年 ミスユニバース世界大会に
日本代表として出場し

最優秀賞を受賞しました>

<家族3人 皆 ゴルフが大好きで

一緒にコースを回ることも
あるそうです。

5月14日から公開予定の映画
『僕が君の耳になる』は

耳の不自由な女性に恋した
大学生の実話をもとにした

ラブストーリーで

阿部さんは
大学の講師役を演じています>

我々の社会っていうのは…。

物事を見る目を身につけること。

これが 教育社会学を学ぶ
大きな意義の1つです。

依頼人の登場です。

(片渕)東京都からお越しの
阿部祐二さんです。

お願いします。
ようこそ 「鑑定団」へ。

よろしくどうぞ お願いします。
62で

全然 腹出てないですね。
まだ いけるでしょ?

いける。
今ね 家にいるときが…。

長いから。
だから 家をジムにね しちゃって。

あっ もう改造して。
だから また体が

学生時代みたいになってきて。
すごい!

奥様が
結構 厳しい方らしいですね。

怖いですよ。
怖いですか。

桃子さんは 阿部さんのことは
ちゃんと慕ってくれてるんですか。

結構 距離感あるんですよね。
あるの!?

うん…。
仲よさそうやのに。

なんか
近づいてこないっていうかね…。

うん 彼氏に関しても
僕にはほとんど来ない…。

話がね。 紹介されたことは
あるんだけども

僕が ちょっと飯でも食おうか
って言って誘うんだけども

嫌がるんですね 相手の男性がね。

うまくいかなくなったら
事件ですって…。

それがすごく
プレッシャーになるみたいで…。

俺 あの近い写真見て
てっきり仲ええ思たら…。

あれもね 実はね
ツーショットで撮るところを

僕が侵入したのね。

それ 実はそうなんです。
えっ 阿部さん

家庭に居場所あります?

まぁ はっきり言って ないね…。

お宝 オープン!

あら!
さぁ これはなんでしょう?

ビンテージ アロハシャツです。
ねぇ。

40年前ですかね
僕が大学のときに

『POPEYE』のモデルをやったときに
採用したものですね。

アロハは 基本的に
大好きだったんですけども

柄と それから着心地。

一発 着て
すぐに これ欲しいと思った。

3万5, 000円で買い求めました。

これは その後ふだんでも
着てらっしゃるんですか?

これは 着てないんです。
(福澤/今田)着てない。

年間1回か 数年に1回。

やっぱりね
ちょっと汚れるのも嫌なのね。

あぁ 思ってる以上の額きたら
どうするんですか?

きたら もっと頻繁に着る。
どっちなんですか。

よくわかんない…。
真逆のこと言うてる…。

一瞬で。
着る言うたり 着いひん言うたり。

いや 俺反省してる 今。
ホントですか?

反省した顔してないです…。

心がないですよ
反省しますに。

軽い!
もう ホント思ってないでしょ。

今田さんがね 言ったことを

同じことを 妻 言う 俺に。

ご本人の評価額になります
おいくらでしょう?

25万円。
25万はつくだろうと…。

家族の方は なんて言うてました?
いや そんなしないんじゃない…。

奥さん… クールですね。
そう。

わかりました まいりましょう
オープン ザ プライス。

さぁ いきましょう。

あぁ!
えぇ!?

6万円!
6万円!

あれ これちょっと意外な結果。
まぁ 下がってはないけど…。

1950年代製の
ビンテージ ハワイアンシャツになります。

タグが欠損していますが
縫製や襟の形

貝のボタンなどから
1950年代製と判断しました。

魚とか
海とかをモチーフにしたもので

1930年代ごろから
人気があったプリントです。

販売されてた数が多いんですよ。

コレクターズプライスになるのは
ほんのひと握り…。

そういうことか。
はい。

高額に評価されてるものでは
通称 「百虎」って呼ばれてる

和柄のものがあるんですが

コンディションがよければ 150万円以上。

えぇ!?
もっと 着たほうがいいですよね?

そうですね。 もっと
着たほうがいいと思いますね。

ねっ 阿部さん。
はい。

なんか 急にシュンとしちゃって…。
めちゃくちゃわかりやすく

口数 減るんですね。
(笑い声)

これ ガッカリしちゃったね。

奥さん これはもう
すげぇ喜んで見てますよ。

ほら ダメだったじゃ~んって。

だから
私の言ったとおりじゃないか…。

これはね 何年 何十回
何百回も聞いた言葉だよ。

また言われる素材が
できちゃったよ。

おうち帰って 報告してください
どうも ありがとうございました。

(一同)ありがとうございました。

<続いては

<次なる依頼人は

ドライバーで 入念に
素振りをしている

< う~ん フォームが
さまになっていますね。

さあ その腕前は?>

<気を取り直して もう一度。

あれま 右に飛んでしまいました>

だいたいの

<ゴルフを始めたのは
大学4年生だった去年の春。

今年4月から福岡県の企業で
働き始めたのですが

休みのたび
山口県の実家に帰省し

父と一緒に ゴルフを
楽しんでいるそうです>

お父さん いつも なんか横で

< そんなゴルフを楽しむ若者の
お宝とは?>

でも

なので 今のうちに価値を
知っておきたいと思います。

鑑定 よろしくお願いします。

<スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

福岡県から お越しの
井町安里さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしく どうぞ お願いします。

スイングは きれいやったのに。
きれいなスイング。

もう全然。
まだダメなんだ。

まだ全然ダメです。

でも社会人1年目で
ゴルフが趣味だったら

広がると思いますよ。
付き合いが。

頑張りたいと思います。

社交的でしょ。
社交的です はい。

笑顔が もう
どう考えても社交的。

さあ それでは拝見します。
お宝オープン!

あら? すごっ!

さあ これは?

イッカクの牙です。
クジラの種類なんですけど。

こんなに長いんですか イッカクの。

お父さんは
なんで これ持ってんの?

30年くらい前から
クジラの歯に興味 持ってて。

クジラの歯に興味を持った。
クジラの歯に興味 持って

家に彫刻だったり 歯で作った
将棋の駒があるんですけど。

多いの? お父さんみたいな人。

まったくいなくて
誰もいないから集めたい

みたいな そういう…。
これって売ってるものなの?

骨董市で仲よくなった人から
何十年も前からあるものを

買ったらしいです。

いくらで買ったか知ってますか?
100万ちょっとで買ったって。

100万するの これ。

これ 家にあるときって
どうしてるんですか?

和室に今 飾ってるんですけど
上に こうやって…。

上に?

こんなん ハンガーかけて
終わりでしょ。

わかるわ 気持ち。
絶対 売るよね。

(笑い声)

<北の海で
こちらに向かってくる>

< その先端には長く鋭い牙>

<海のユニコーンと呼ばれる
イッカクである。

北極圏にのみ生息する
クジラの一種 イッカクは

大きいもので体長は5メートル
体重は1.5トン。

青白い胴体の全体に
茶色のまだら模様がある>

<メスは2本とも骨の中に
埋もれたままになっている。

一方 オスは右の歯は
骨に埋もれているが

左の歯は成長するにつれて

反時計回りに ねじれながら
どんどん伸び

上唇を突き破り
長くてまっすぐな牙になる。

長いもので3メートルに達する
その牙の役割は…>

<諸説あるが 最近の研究では

牙は神経系の集合体で
極めて敏感であり

高度な感覚器官であることが
判明した。

このことから
イッカクは牙で水圧や水温

海水の塩分濃度などを
感じ取っていると

考える学者もいるが

牙は オスにしかないので
この説を否定する学者もいる。

複数のオスが
海面から互いの牙を出し

交差させる光景は
イッカク独特のもので

クロスタスクと呼ばれている。

中世のヨーロッパにおいて
イッカクの牙は

伝説上の動物
ユニコーンの角になぞらえられ

高値で取り引きされた。

これは ユニコーンの角で作った
盃には

解毒作用があると
信じられていたからで

当時の価値は
同じ重さの金の

10倍ほどであった。

そのため 王侯貴族の間では

権威や富の象徴として珍重された。

デンマークのローゼンボー城には

イッカクの牙で作られた玉座が
今も残されている。

日本には江戸時代の初め
オランダを通じて もたらされ

ウニコウルと呼ばれた。

幕府の大目付 井上政重は

大枚をはたいて このウニコウルを購入。

ヨーロッパの伝説を踏襲し

奇跡的な解毒力があると
信じ込み

その効能を広く喧伝したため

ウニコウルは極めて優れた薬として
知られるようになった。

その後も評判は高まるばかりで

<当代きっての儒学者
新井白石は

幼少の頃
重い痘瘡に
かかった際

ウニコウルを服用し
治ったと
書き残している。

しかし 日本では
このウニコウルの正体が

何であるかは
長らく誰も知らなかった。

イッカクの牙であることを
突き止めたのは

本草学者 木村蒹葭堂で

1795年のことであった。

ともあれ日本では ウニコウルは
最高級の漢方薬として珍重され

1804年から61年までの
58年間だけで

なんと 1.7トンも輸入された。

しかし その後は
薬としての需要は減少し

現在は

<改めて依頼品を見てみよう。

イッカクの牙である>

<重さは…。

6.79キロ。

表面には 反時計回りの
らせん状の溝が見てとれる>

いかがでしたか?
初めて知りました。

左の歯なん…。
歯なんだ。
オスだけが伸びるっていうのがね。

おもしろい それ。

もし売れたら そのお金
何に使いたいとかあるの?

今 私たち3姉妹なんですよ。
お姉ちゃん2人で私で。

とりあえず3等分します。
3人でまず割ってね。

割って 今セリーヌのバッグが欲しいんで
それを…。

超現実的。

ご本人の評価額は
おいくらでしょう?

120万円です。
(片渕)きれいに割れますね。

1人40万。
40万ずつで。

バッグ高いからね。
はい。

40万あれば買える。
まいりましょう オープン ザ プライス!

やった! 300万 すごい!
(片渕)1人 100万!

やった!
1人 100万。

きれいに割れた。

博物館にあっても
おかしくないものだと思います。

ワシントン条約で 国際取引は
制限されてますけど

重さが 7キロ近いというのは
私の知るかぎりでは

トップクラスの標本です。

歯茎のところから 10センチくらいは
中空になってますけど

あとは 詰まってますよね。

根元のほう 40センチくらい

ちょっと質感が変わっている
部分があるんですけど

そこが 体の中に入ってた部分で

それから先が
体の外に出ていた部分ですね。

そういうところも
はっきりわかるので

おもしろい標本だと思います。

主な成分は カルシウムで
鎮静作用がありますから

江戸時代までは 鎮痛
あるいは解毒剤として

用いられていました。

今では 薬として
用いることはありませんけど

根付とか 印鑑とか

工芸品の材料としての
価値もあるし

また姿が とてもいいので
調度品としての価値があります。

例えば 金沢の
成巽閣の茶室の欄間に

2.7メートルのやつが
はめ込まれていますから。

やっぱ そういうものなんだ。

よかったですね この結果はね。
うれしい。

もう かばんのことしか
考えてないやん。

いや おめでとうございました。
大事になさってくださいね。

ありがとうございました。

<激動の時代 幕末。

黒船来航から江戸幕府
滅亡に至るまでの

わずか15年の間に

志は違えど
新時代を切り開くべく

あまたの傑物が活躍した。

こよい そんな彼らが残した
珍品が集結。

鑑定士は…>

<早速 いってみよう>

<趣味は 全国の史跡巡りで

戦国武将を題材にした
書籍を執筆するなど

芸能界きっての歴史好きである>

徳川幕府とかも大好きで。

家康 秀忠 家光 家綱
綱吉 家宣 家継 吉宗

家重 家治 家斉 家慶 家定 家茂。

< まずは戦隊ヒーローの
スタントマンだった薄田さん>

スーツを着て 立ち回りをするという。

まぁまぁ 近くで
爆発したりしますよね。
はい。

殿のせいです 殿の。

< しかし撮影中
大けがを負ってしまい25年前…>

人のためにもなるし。
命をかけている仕事が

ちょっと
共通するんじゃないかって

勝手に思っちゃって。

< ところが
思わぬ失敗をすることも>

葬儀の日まで日程がないので

祭壇に飾ったのを
確認していただくと。

そのときに来た家族が

< お宝は…>

<幕末 桂小五郎の名で知られた
長州藩の指導者で

薩長同盟を成立させた>

私も同じ山口ですからね。
司馬遼太郎さんの作品には

必ず出てきますからね。
なるほどね。

< この書は
明治生まれの祖父が

なじみの骨董店で購入したもの。

実は その祖父というのが…>

え~っ!
その前は…。

すごいおじいちゃんだ。
その血をくんでるんでしょ?

はい まぁ一応。

<父いわく 祖父は
厳格で近寄りがたく

この書になんと書いてあるのかも
怖くて聞けなかったとのこと。

本人評価額は
あてずっぽうで30万円。

警視総監だった祖父が

万が一 偽物を
つかまされていたとしたら

なんとも情けない話だが…。

果たして 結果は!?>

どうぞ ジャカジャン はい!

< やった!>

お~!
えっ 信じられないです。

真筆 間違いありません。

文を縦糸とし
武を横糸とすると。

よく使われてる言葉で言うと
文武両道と。

思想といいますかね
そういうものを

表すような書である。

やや細めで神経質そうな
字なんですけども

非常に はつらつとした
自信あふれる書。

「戊辰仲夏」
というふうに入ってますね。

慶応4年
いわゆる 明治元年ですね。

有名な 戊辰戦争が
1月にあって

仲夏ということですので

5月に書かれた書
ということが わかりますね。

私 ちょっと 昔から 古いものとか
好きだったものですから

それ使って 何か
もったいないところとか

捨てられるものを きれいに
花とか生けたりすると

おもしろいんじゃ
ないかなと思って。

<骨董展にも
ちょくちょく足を運び

気に入ったものを
寺に飾っている>

これ ちょっと あれ…。

< お宝は…>

箱書きが
おもしろいんですけれども

「十五代将軍 徳川慶喜 愛用之杯」
って書いてあるんです。

<徳川慶喜は 1867年に
大政を奉還し

260年あまり続いた
江戸幕府に終止符を打った

最後の将軍である。

3年前 行きつけの
骨董店の片隅で

この盃を発見。

実は 常々…>

<店主に値段を尋ねたところ

いくらで仕入れたか
まったく覚えていないので

3, 000円でいいと言われ
すぐさま購入した。

本人評価額は

期待を込めて 30万円>

いやいや…。

< とは言ったものの

慶喜愛用の品なら
きっと 名品のはず。

できれば 恥はかきたくない。

果たして 結果は!?>

どうぞ ジャカジャン!

はい 2, 000円!

< あちゃ~!>

明治時代の後半に

京都で作られた 京薩摩の
いわゆる京土産です。

「寿官」という金文字が
書いてございますけども

書体も違いますしね

書き判でもって 「造」という角印が
書いてございます。

こういうことは
沈壽官は いたしませんね。

なかなか 格調の高い筆でもって

「慶喜公愛用之杯」と
書いてございます。

まっ それが
一つのロマンであってね

証明する 何もないんですよ。

<続いては 幕末グッズコレクターの…>

どんくらい集まってるんですか?

なんか いろいろ買ったりは…。
300点くらい。

<幕末に まつわるものなら

書から銅像に至るまで

手当たりしだいに
買ってしまうため

部屋は 足の踏み場もない>

(松村)うわ すごい。
(松尾)は~ あっ すごいわ。

< お宝は…>

<小吉は 江戸の旗本で
剣術に優れていたが

その生き様は 自由奔放。

小説のモデルにもなっている>

え~!

<小吉は 子孫のため

2冊の手記を書き残しており

それらは 現在
1冊の本として出版されている。

そのうち 自らの生涯を記した
『夢酔独言』は

原本が発見されているが

小吉の剣術の師匠
平山行蔵について記した

『平子龍先生遺事』は

手記の写ししか見つかっていない。

詳しく調べたところ 依頼品は

この 『平子龍先生遺事』と

まったく
同じ内容であることから

これこそが
原本ではないかと考えている>

勝海舟さんも
これは見てるんですかね。

< どうやって
手に入れたかというと>

<本人評価額は
小吉の自筆と信じ 30万円。

もう1冊の手記は
博物館に所蔵されているので

これも 原本なら 大珍品のはず。

果たして 結果は!?>

どうぞ ジャカジャン! はい。

< やった~!>

よかった よかった。
え~!

よく これが出てきたかと思って
ビックリしました。

勝小吉の自筆本に
間違いありません。

「夢酔」という書名が
一致します。

それから 一字一字が
右肩上がりで

わかりやすい 小吉の文字の特色が
よく出ております。

昭和22年に 勝海舟家蔵書売り立て
ということで

ちりぢりになって 行方が
わからなくなってたんですよね。

お目にかかれたのは
本当に ビックリしております。

たいへん貴重なものですので

ぜひ これからも
大事にしてください。

<続いては
祖母の代打で出演の…>

そもそもは 最初 おばあちゃまが
出る予定だったの?

そうですね。

おばあちゃまは ちなみに
今 おいくつですか?

えっ!
(松村)100歳!

<100歳の祖母 房子さんから
ビデオレターを頂いた>

こんにちは。

よろしくお願いします。

お元気じゃないですか
おばあちゃん。
お元気ですね。

ちょっとね 今のビデオレター

ハハハハ。

< お宝は こちら>

えっ 井伊直弼が
盃を作ってたってことですか?

<攘夷派により
桜田門外で暗殺された>

私も井伊直弼は大好きですよ。

(松尾)あっ なるほどね。

< この盃は 70年ほど前

曽祖父が
なじみの骨董商から購入した>

この世で1人だけでしょうね。

井伊直弼の盃で井伊直弼の出てた
ドラマを見られるって。

<50年ほど前 曽祖父が他界し
祖母が受け継いだ>

< というわけで 本人評価額は
祖母の意見を尊重し 10万円。

この収録が終わったら すぐ祖母に
結果報告する約束だが

もしも ガラクタだったらどうしよう>

<100歳の祖母が大事にしている
井伊直弼が作った盃。

果たして 結果は!?>

どうぞ! ジャカジャン! はい!

100万円!

< これは すごい!>

うわっ!
(松村)すごいやつだ!

天下の大珍品ですね。
(松尾)わっ!

井伊直弼っていう人は
石州流の茶人でね

陶芸に たいへんに
造詣が深い人なんですよ。

うっすらとした織部釉をね
片身替わりにかけてね

胴のところを鋭い線をキューッと
松葉のように引いておりますね。

これが全体を引き締めてる。

また高台周りの削り出し。

小さなノミでもって
細かく削り落として

見込みを渦のように
ギュッギュッて土をかき出してますね。

ここに
安定感と力強さがあるんですね。

この箱が またいいんですよ。

裏にね 「稀品に付き愛蔵
相成るべし 宗泉」って書いてある。

大宮御所の茶室を設計して
後世に名を残した

武者小路千家の大茶人なんです。

こんなものがあったかと
驚くばかりです。

<最後は 結婚28年目の蒲生さん>

出会いは どうだったんですか?
友達の紹介で

食事会みたいな。
はい。

でも それはもう2回くらい
食事をしただけで

終わってしまったんです。
あぁ はいはいはい。

それから

< お互い運命を感じ 交際スタート。

しかし 自分は ロサンゼルス
妻は 日本で暮らしていたため

遠距離恋愛に>

< こちらが

奥様のほうは電話代は?

私 あんまり

< お宝は こちら>

<戊辰戦争では
江戸城の無血開城を実現した。

この書は
蒲生家に代々伝わるもの>

先祖が 西郷さんの部下だったと。
おっ!

実際 名前も
書いてあります。

<西郷から
直接 手渡されたと聞いている。

20年前
父が他界し譲り受けたのだが…>

< この書に注目したのは 妻。

10年前 司馬遼太郎の

『竜馬がゆく』を
読んでいたところ…>

「敬天愛人」
っていうのが書いてあって

それで あれ?
これって もしかして

あのしまってある
書の言葉かなと思って

急いで

出してみたら…。

奥様のテンションと
ご主人のテンションのなさがね。

<本人評価額は 妻と相談し
100万円。

妻と結婚していなければ
きっと この書は

いまだ物置で
ほこりをかぶっていたはず。

果たして 結果は!?>

どうぞ! ジャカジャン! はい!

えっ!? 800万円!

< これは すごい!>

えぇ!?

すごいです。 あぁ~!

興味なかったんですもんね?

(笑い声)

非常に貴重な書であると思います。

太い筆で力強いですけども

おおらかな すばらしい字ですね。

いろんな書を書いてます。
その中でも

「敬天愛人」だけは 別格です。

この書を
どうしても欲しいという方は

世の中には たくさんおられて

その割に数が非常に少ない。

蒲生という名前はですね
南九州の豪族 大隅蒲生家ですね。

西郷隆盛のホントの側近。

西南戦争にまでついていって

最後まで身辺を警備した
蒲生彦四郎という人がいます。

その一族のものであることは
間違いないと。

西郷の書はですね
ほとんど 為書きっていうの

僕 見たことがないです。

非常に特別な思いが
あったのではないか

というふうに想像できますね。

蒲生家の家宝。

ひいては 日本の宝ではないか
というふうに思います。

<幕末のお宝鑑定大会

<続いては 千葉県松戸市から。

早速 ご自宅にお伺いすると

熱心に スクワットに
励んでいらっしゃいました。

次なる…>

< お元気ですね!>

ありがとうございます。

私は 今

<中学生の頃から陸上一筋で

高校3年生のときには

<現在は 母校

<後進を
指導していらっしゃいます。

というわけで
家で簡単にできる筋トレを

教えていただきました>

走るときも歩くときも

かかとから地面について
指先で蹴ります。

それを鍛えるトレーニングを
したいと思います。

床の上に置いたタオルを
足の指でつかんでみてください。

これを繰り返すことによって
親指の力が増してきます。

例えば…。

一駅一駅
皆さんやってみてください。

< ご指導
ありがとうございました。

ところで

<父 征太郎さんは 漢文学者で
外務省に勤めていました>

父は

<今回のお宝は
戦前 征太郎さんが

中国の日本大使館に赴任した際

北京の古書店で
見つけたもので…>

そこにあるはずのない
大変な宝物を見つけて

感激したそうです。

<父亡き後は 価値もわからず
ずっと保管していたのですが…>

最近 父が言ってたとおり

大変貴重なお宝ということが
わかってきました。

鑑定のほど
よろしくお願いいたします。

< いったい どんなものなのか
スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

千葉県からお越しの
福地身一さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞお願いします。

どうも よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

いやぁ 下半身ですよね。

やっぱ年齢いけばいくほどね。
そうです。

例えば 今 スクワットって
おできなります?

お尻を引くようにね。

すばらしい。

背中を丸めない。
背中を丸めない。

腰をいわしますからね
スクワットは 悪い姿勢でやると。

これを30回やってます。
30回!?

足の親指の訓練も
おもしろかったですし。

靴の中で十分にできる。

私も今日 二駅三駅で
800回やってきました。

800やるんですか! 負けました。

一緒に電車に乗りませんか?
(笑い声)

さあ それでは
お宝拝見しましょう。

お宝 オープン。

あら! さあ これ 何でしょう。

『四庫全書』といって

清の時代に
作られたそうなんですけども。

開いても結構ですから。

うわ きれいな字。
印刷じゃないんです。

全部 毛筆で手書きです。
すごい。

ホントにきれいな状態ですよ 中は。
虫食いの1つもないです。

これは じゃあ 歴史的には
相当価値のあるものなんですか?

と うちの父は言ってました。

お父さんは いくらで買ったとか
聞いてますか?

いくらとは言わないんですけども
うちの母が言ってましたけども

全部 給料袋は自分が管理してて
ホントの生活費だけしか渡さないで

全部 本に使ってたそうです。
うわぁ。

<『四庫全書』は

清朝第6代皇帝 乾隆帝が

天下の書物を
あまねく
収集し

当代屈指の学者たちに
編さんさせた

中国最大の叢書である>

<印刷物ではなく
すべて手書きである。

1773年 乾隆帝の命により

四庫全書館が設立され

編さんが開始された。

集められた書物は 宮中の蔵書

地方で発見された書
献上された書など

国内の文献だけでなく

日本や朝鮮など

周辺諸国の漢籍も含まれていた。

その中から学者たちが
重要なものを選び出し

綿密に校訂し
写本を作り上げたのである。

書式は 1頁 8行。

1行 21文字で統一。

「四庫」とは どういう意味なのか?

儒教の経典を収めた 「経部」。

歴史書を収めた 「史部」。

儒教以外の思想書を収めた
「子部」。

詩集を収めた 「集部」。

全体を この4つに分類したため

「四庫」という。

それぞれの表紙を
緑 紅 藍 灰色とした。

361名の学者が編さんに携わり

3841名の写字生が書き写し…>

<乾隆帝による
この一大文化事業は

学問の奨励という目的の他

政治的な狙いもあった。

清朝は
満州族が建国した国であり

国内には その支配に不満を持つ
漢民族が多数いた。

そこで 漢民族が記した
書物を収集し

その文化を尊重していると
示すことで

知識人階級を懐柔したのである。

また 反清朝の書物を探し出し

徹底的な取り締まりも行った。

そのため
清朝に都合の悪い書物は

『四庫全書』には含まれなかった。

『四庫全書』は 合計7組作られ…>

<紫禁城内の文淵閣をはじめ

文溯閣 文源閣 文津閣の
4つは宮廷用であったが

文匯閣 文宗閣 文瀾閣の3つは

一般用で
誰でも閲覧することができた。

しかし この7組の
『四庫全書』は…>

< まずは
一般用がどうなったのか。

文匯閣本と文宗閣本は

<文瀾閣本も 太平天国の乱により
一部失われたが

現在は その部分を補い
浙江図書館に収蔵されている>

<宮廷用の運命に転じれば

紫禁城の文淵閣本は
日中戦争の戦火を避け

各地を転々と移されたのち

台湾に運ばれ 現在は

台北の故宮博物院に。

文溯閣本は 清朝末期の混乱で

一部 失われたが

現在は 甘粛省図書館に。

文源閣本は 1860年

清とイギリス フランスが戦った

アロー戦争により 焼失。

文津閣本は
熱河から北京に移され

現在は 中国国家図書館に。

このような経緯のなかで
『四庫全書』のごく一部が

民間に流出し 20世紀の初め頃

北京の古書店などで
まれに取り引きされた。

現在 日本にも
『四庫全書』の原本が

数冊あることが
確認されているが

いずれも そのころ
もたらされたものである>

<改めて 依頼品を見てみよう。

『四庫全書』 4冊である。

表紙は すべて紅色で
「史部」とあることから

歴史書を書き写したものと
思われる>

<1ページ8行 1行21文字と
書式は 規定どおり。

巻頭に 「古稀天子之寶」の朱印

末尾に 「乾隆御覧之寶」の

朱印が押されているが

どの閣に収められていたかは

記されていない。

もし本物であれば 大発見だが…>

壮大すぎて これ。

僕らもビックリした
そういう書物が存在したんですね。

どうなんやろう。
すごく字のうまい方が

真似をして 書き写したとかね。

これ 真似してやったにしては…。

これ 全部書く暇あったら
他の仕事したほうが稼げますよね。

< このあと

ご本人の評価額になります。
おいくらでしょう?

1冊100万で。

はい 4冊で400万。
400万。

本物か偽物か気になります。

まいりましょう
オープン ザ プライス!

いけ。

1500万!
1500万!

うわ~。

4冊とも 『四庫全書』の
原本に 間違いありません。

うわ~。
これは 大変な発見なんです。

戦前戦後を通じて よくも
安全に保管されてきたかと

感心しております。
お~。

4冊とも表紙が紅色です。

ですから内容は歴史の史部で

「晋書」とあるのは
3世紀から5世紀の

晋王朝について。

「御定歴代紀事年表」も

同じ晋の時代の年表。

「欽定続通志」とあるのは

唐から明にいたる
法令制度を

解説したものです。

依頼品は
杭州の文瀾閣にあったものです。

なぜ それがわかるかというと

現在 関西大学の図書館が
文瀾閣本を

1冊 所蔵しております。

それを見ますと巻首に
「古稀天子之寶」と

堂々たる朱印があり

依頼品にも まったく同じ朱印が
押されておりますので

特定できます。

太平天国の乱のときに

この文瀾閣本の一部が
流出しました。

で その流出したものが
大正から昭和初期にかけて

北京の古書店に
出たことがあります。

福地さんのお父さんは
漢文学者でもあられたので

『四庫全書』のことは
よくわかってたと思います。

それで
すぐに買われたと思います。

しかも この4冊は
保存状態がとてもよいものですね。

これからも 大事にしてください。

やっぱり うちの父が
一生懸命 勉強してたことが。

すごいや お父さん。

こんなん なかなか個人で

持ってることなんて
ないですもんね。

ぜひ 大事にしてください。

貴重なもの
ありがとうございました。

お墓参りに 報告しておきます。
お墓参りに ご報告を はい。

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