出典:EPGの番組情報

お笑い実力刃[字]

MCアンタッチャブルとサンドウィッチマンのもとに、実力派芸人たちが集結!珠玉のネタを披露し、MCたちとネタや笑いについて熱くトークする硬派ネタバラエティ!

◇番組内容
今回は、1時間丸ごと誰もが認める実力派芸人・中川家を大特集!
初代M-1王者が披露するのは…珠玉のコント3本!
切れ味バツグンの鋭い質問で、知られざるネタ作り秘話も丸ハダカに!
選りすぐりのコント&激レアトークの数々で、中川家ワールドを堪能する1時間!!
◇出演者
【MC】アンタッチャブル、サンドウィッチマン
◇出演者2
中川家
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/owaraijitsuryokuha/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. お前
  2. ホンマ
  3. 柴田
  4. 中川家
  5. ネタ
  6. アカン
  7. 本当
  8. ハハハハ
  9. 一同
  10. 師匠
  11. コント
  12. 礼二
  13. タオル
  14. ボケ
  15. 芸人
  16. 時代
  17. 富澤
  18. 無理
  19. 練習
  20. フウフウ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

器用ですからね。
(伊達)本当に。

〈2020年3月

なんばグランド花月の
トリを務める新看板に就任〉

〈中川家が
『お笑い実力刃』に登場〉

〈鋭い人間観察眼が生み出す

中川家のコント特集〉

パッと こう見た時に
この中に入る雰囲気が好きですね。

逃げれないっていう状態を
作りたい。

勉強になるな。

聞きに行って。
取材じゃないですか。

(剛)そのまま…
聞いたまんま やってる。

そう考えたら
中川家さんのコントって

ドキュメンタリーなんですね。
(剛)いや 本当 そうやと思う

本当 そうやと思う。

〈緻密に計算され尽くした
中川家のコントの世界〉

まあ いいですわ。
もう… そこでいいです。

あっ ここでよろしいか?
はいはいはい すみません。 はい。

(クラクション)

ハハハハ…!

女将がショーをしますので。
あっ そうなんですか。

はい。 ぜひ ご覧になって
いただきたいと思います。

もうええって!

師匠 失礼いたします。
コンパスです。

もう見えとるわ アホ! お前は。
よろしくお願いいたします。

でも 本当に
同じ時代に生まれてきて

生で見れるのは幸せですし。

〈人間観察眼 再現力〉

〈MC陣も うなる

中川家のお笑い頭脳が
明らかに〉

(柴田)さあ という事で
今夜の実力刃芸人 中川家!

いやあ ありがたい!
初代チャンピオン!

ありがとうございます 本当に。

なかなかないと思いますね。
うん…。

〈1992年結成〉

〈息の合った掛け合い
そして

鋭い人間観察眼を
武器に

2001年
初代M-1グランプリ王者に〉

〈そして 昨年3月には

なんばグランド花月の
トリを務める

新看板に就任した中川家〉

〈まずは 中川家を
こよなく愛するファンや

仕事仲間からの切れ味鋭い質問〉

〈ファン歴19年
パストーレさんからの

切れ味質問です〉

うん だから
やっぱ そういう

逃げれないっていう状態を
作りたい。

(柴田)ああー!
ああー! なるほど。

うん。 だって 別に…。

もう 乗って動いてるし
みたいな事ですよね。

新幹線も1回乗ると…。
駅が来るまで降りられない。

そうそう そうそう…。

だから なんか 買いに行って…
お店とかやったら

もう お金払ってると 先。

そういう状況とか。
なるほど。

なるほど なるほど。
でも それ ちょっと

勉強になるな。
とどまる理由を。

不自然がないようにね。
いや なんか

ツッコんで文句言うてる割には
逃げへんやんとか

その… 思ってしまうから。

ああ… そういう矛盾を
ちょっと なくすみたいな。

そうそう…。
へえー!

でも 僕たちも
山崎 結構 そういうとこね

強いこだわりがあって。

アンケートのネタやる時に
アンケートしに来る。

でも イヤだったら
逃げればいいじゃん。

でも ここで 彼女と
待ち合わせしてるからみたいなの

1つ乗せて。
ああー!

(柴田)俺がいなくなったら
彼女と会えないから

俺も逃げられない。 じゃあ
もう しょうがないからやるよ

みたいなのを
ひと縛りしてたよね。

まあね。
大事だ。

いいから!
その当時の彼女じゃねえし。

ああ そうか。 あの時…
あのぐらいに付き合って…?

あの彼女を
待ってたんじゃないんだよ。

設定ですから。
サンドウィッチマンも

そういうのって?
でも ピザね

宅配しに来たら それは もう
逃げれませんもんね。

うんうん… 頼んでるしね。
ただ アンケートのネタありますけど

逃げれますね。

ただ 急いでるんで
焼きたてのメロンパンを

早く買いに行きたい
っていうのは ある。

ああ… なるほど。
そこは伝えてるもんね。

でも それ 大事ですね 確かに。

いや でも 本当にね…。

いや でも わかる。 まあ
そんな方いらっしゃるなとは

まず 思いますもん。
(剛)それを なんか

勝手に頭の中で集計して

で 礼二君に伝える。
あっ!

それ 意外!
礼二さんがやる人は…。

えっ じゃあ もう 剛さんの説明で
大体わかるんですね?

こういうおっちゃんだなみたいな。
そうそう。

イメージして やって
そうそう そうそう! っていって。

〈続いては ファン歴18年
うさぎさんからの

切れ味質問です〉

〈脱線する事は
当たり前のように見えますが

最後には ちゃんと
本ネタに持っていくのは

さすがだなと毎回思います〉

〈そろそろ 本ネタに戻るかと
どちらかが ひそかに

合図を出していたり
するのでしょうか?〉

(柴田)どうなんですか? 合図とか
あったりするんですか?

そういうのは。
合図 あるのかな?

あの やっぱり こっち…。

(柴田)でしょうね。
でもね 話 聞いてると。

本人は 顔… やっぱり
子どもの時からやから…。

次行け! みたいな…。
あるんだ!

へえー!
ただ…。

ありますよね。
ある ある。

ああー なるほど!
そっか そっか。

そのまま…。
そう。

もう そういう… そういう もう
むちゃな終わらせ方に

なるんですね。
(剛)いや もう 全然。

だって 誰も決めてないもん
終わり方なんて。

ええー!
だから 僕が

「もうええねん!」って言うたら
長くなるんですよ。

「もうええねん!」っていう事は
やれっていう事やなと

勝手に変換しちゃうので。
漫才でもそうですもんね。

そう。
兄の教育が。

本当 ちっちゃい時から
こんな事ばっかりやってるから。

すごい! ある種の なんか

お笑いの兄弟喧嘩
みたいな感じですよね だから。

笑いの兄弟喧嘩みたいな。

笑いの拳で殴っていくみたいな
お互い。

違う… あんまり言うと
それ 格好悪いから。

(富澤)「笑いの兄弟喧嘩」。
笑いの拳で。

サンドもそうでしょ? だって。
長くなっちゃうわけだから。

長くなりますね。
どっちの原因が多いの?

やっぱ… 長くなるのは。
僕でしょうね。

(柴田)伊達は
ボケ側じゃないんだから。

いや でも
僕が作るネタがあるんですよ。

僕は それ ボケなんです。
ああー 伊達ちゃんがね。

それこそ 台本がないネタで。

(柴田)仲良しかよ! 本当に。
どんどんやるんです。

だから そのネタだけで
1時間やった事ありますね。

(柴田)ええー!
富澤 もう いなくなってました。

終わんないんで。
もう 楽屋にいましたもん。

(富澤)帰った事ありますね。
あれ? あいつ いないっつって。

興奮するなっつって?
(富澤)もう 客席とか降りてって

やってるから 帰った事あります。
ある種の もう トミーからの

「もういいぜ!」でしょ?
だから それは。

「もういいぜ!」なんだよ。
「もういいぜ!」なの。

そういう事ですね。
「もういいぜ!」ですね 本当に。

〈1本目に持ってきたネタは

中川家の鉄板設定 狭い空間〉

〈兄 剛の人間観察眼

そして 弟 礼二の再現力〉

〈その集大成ともいえる
大作コント

「タクシー」〉

〈後半 本ネタに
戻そうとする剛

まだ続けたい礼二〉

〈笑いの兄弟喧嘩にも

注目です〉

♬~

はい どうも。
すみません。 えっと

なんばグランド花月まで。
あっ なんばまで?

千日前の?
なんばグランド花月まで。

千日前のとこ?
はい。

あの裏のガレージのとこ…。
えっと あそこ…。

まあまあ とりあえず行きます。
はい それでは行きます。

お願いします。

あっ うん。
すみません。

いやあ お客さんもね…
みんな そうか。

大変やもんね このご時世。

もう ホンマね いろいろあってね。
しょうがないですよね。

新幹線もガラガラでしょ?

いや 結構 乗ってましたけどね。
ああ そうですか。

私らみたいな こんな商売
あきませんわ もう。

あっ そうですか。
人がいませんもん。

そうですの。
もう… おたくは 景気ええねんね

いろいろ移動して。
いえいえ… まあまあ。

劇場なんで はい。

劇場… ああ! あそこ。
ああ あったよ 昔…。

千日デパートやね 昔の。
はいはい そうです。

あそこな。
ようあったよな ホンマに。

あれ? あれ?

フフフフ…!

芸人さんやね。
はい…。

ねえ!
あっ はい。

ハハハハ…!

中川家さんや。

今日 あの… 弟さんは?

あっ ええー…
別で まあ あれなんですけど。

あっ 弟さん… 弟さん ちゃうの?

ああ… 僕は兄です。

お兄さんなの?
はい。

なんか
体形が全然ちゃうな思って。

いつも間違えんねや。
あっ そうですか。

そう。 弟さん 今日 一緒やない?
一緒に乗ってない?

いやいや 乗ってない
乗ってないです 乗ってない…。

見たらわかるかよってね!
危ない…。

見たらわかるわな。
ごめん ごめん ホンマ。

ああ… そっち行くんですか?
はい? 何が?

じゃあ すみません…。
えっ? どないしました?

途中で降りて
南森町から行ってほしかった。

梅新東で降りるって事ですか?
はい。

このまま もう 御堂筋 行って

アメリカ大使館の前 通った方が
早いでしょ。

いや そっち混んでるから
いつもは…。

ここだけです 混んでるの。
いや でも 向こう 値段も全然…。

僕 あの…
何年も乗ってるから わかる…。

何年も乗ってる人が
そう言うてたんで…。

違う。 みんなね… みんなね
アホやから 向こう行きよる。

僕はね もう このまま真っすぐ…
もう 男は 真っすぐ道よ。

あっ そうですか。
うん 男は 真っすぐ行かないと。

はい わかりました。
大丈夫。 料金は変われへんから。

変わったから そっちに変えた…。
変われへん 変われへんって。

全然 大丈夫。 変われへん…。
あっ そうですか。

そう 変われへん 変われへん。
はい すみません。

いやあ もう 光栄ですわ。

ハハハ…!
ありがとうございます。

この間もな
ちょうど 弟さん乗せたんよ。

あっ そうですか。
うん。 ほな 普段 テレビとかね

あんな 劇場とかで
ワー! 言うてる人に限って

普段 もう 暗いね。

そうでしたか。
ああ アカンね。 なんか もう

携帯見て しゃべりかけんなよ
みたいなオーラ出して。

こっちも 一応 空気 読んでね
あんましゃべらんかったけどね

ホンマに。 まあ
よろしゅう言うといてください。

ああ ありがとうございます。

せやけど 兄弟で
やってるっちゅうのものね…

兄弟でやってるちゅうのも
すごいね。

ああ ありがとうございます。
いや ホンマ。 いろいろ あの…

きょうだいのコンビ おるけどね。
はい。

最近やったら あれか。 ミキ。
あっ そうですね。

よう見てます。
あの… 将来性抜群でんな。

あっ そうですか。
あの子は 京都出身でっしゃろ?

はい。
あの… 上岡龍太郎さんの

なんか 甥っ子やなんやいうて。
そうですね。

あれは もう 将来 有望やけど。
まあ せやけどね

中川家には まだ かないまへんで。

いやいやいや そんな事ないです
そんな事ないです。

あと なんかね あの…
最近 ようテレビで見る

女性のね 姉妹の あの…

やすよ… やすよのともこいうの。

やすよのともこいうの
出てまんな よう…。

なんすか?
大阪だけかな? やすよのともこ

いうて。
「の」いらないですね。

やすよ ともこです。
やすよとともこ?

「やすよと」じゃないです。
やすよ ともこです。

やすよ… やすよと…
やすよ ともこ?

どこで切るの?
やすよ と… もこ?

そうです そうです…。
えっ そうか?

いや そうです…。
やすよ ともこです。

あっ やすよ ともこね。

きょうだい 結構いてるんで。
ねえ。 もう 芸人さんも大変やね。

いや ホンマにね。
まあね。

すごいっすね 運転手さん
なんか…。

えっ?
そんな… すごい髪形ですね。

ハハハハ…。 あっ これ? 何が?

いや 髪形。
すごい髪形ですねって。

ああ これ? 僕は もう
生まれてから このままです。

生まれてから このまま。
何言うとんねん! フフフ…!

すみません。
もうね

朝 起きたら こないなってますわ。

ホンマですか? アイパー…
アイパーですか? それ。

何も… 1本ですよ これ。
ええー!

いや 「ええー!」やなしに
芸人やったら ツッコんで…。

「ええー!」やない。
これが もう… これが1本。

なんでやねん!

すみません。

ねえ ホンマに。

いや 光栄ですわ ホンマ。
ええ ええ…。

もう ずっと この仕事 一本で?
いやいや もう これは

じゅう~…

17~18年ぐらい前かな。

…から これ やりましたけど

前は また
違う仕事やってましてね。

あっ そうなんすか。
ええ ええ。 まあまあ…。

なんか 違う… どんな?
もう 普通の。

あれ 仕事ですわ。 もう 普通の…
おたくらと そんな変われへん。

芸人みたいなの やって…?
いやいや 芸人やないねんけどね。

まあ 一応 僕も 昔は あの…
あれですわ。

20~30人ね 部下 引き連れて。
はい はい。

戦国武将みたいなもんですわ。

「お前 あっち行ってこい」
「こっち行ってこい」。

帰ってきて 「なんで あれ
回収できへんねん」

「あほんだら ボケ」言うて。

近くにある灰皿で
ボコ! いうてね。

もう そんなんです。
もう 普通の会社ですわ。

はい?
普通の会社です。

ええ。 灰皿で バコン! いうて。
「あっち行って」

「こっち行ってこい」言うて。
「何? 回収できへん?」

「もう1回 行ってこい
あほんだら!」いうような。

ちょっと厳しめのね
あれやったけどね。 うんうん。

ああ そうですか。
そうそうそう。 あの…

仕事場もね ミナミの繁華街の
宗右衛門っていう所で。

そこで
オフィスを構えてましてね。

宗右衛門町 店ばっかりですよね?
あそこ。

いや あんなん
表から誰も見えまへんで

あの辺は オフィスやったって。

僕らは 見とるけどね
監視カメラで。

はあー…。
そりゃ見とるよ そりゃ。

見とる 見とる。 うん。
「見とるよ」言うて。

あっ そうっすか。
せやけど あれやね あの…

昔… もう だいぶ前やね あれ。

あの… あれね
M-1グランプリいうて。

ああ そうです。
ねえ。 見てたよ ちょうど。

ちょうど 事務所で見てましたわ。
事務所やない オフィスでね。

あっ オフィスで。
ええ。 ちょうど見てましたわ。

宗右衛門町の?
宗右衛門町のとこでね

よう見てましたよ。
みんな お笑い 好きやからね。

あっ そうですか。
あんた 一番最初でしょ?

はいはいはい。
一番最初やもんね。

おっちゃんな もう ずーっと
あのM-1グランプリが好きでね

もう ずっと見とるけど あれ
軒並み みんな

「賞金の使い道は?」って
聞かれたら

みんなスベっとるね あれ。

そうですね。
誰も成功しよるの見た事ないもん。

まあ それは 有名な…。
ねえ! そやろ?

みんな スベって
落ち込んだ顔してるもん。

そうですね。
ああいうのやろね

チャンピオンなってから
大変なんはっちゅうのはね。

あっ そこからがって事ですか?
あそこで笑わせるんやったら

大したもんやけどね。
全員 それは無理みたいですね。

おたく なんて言いました?
ちなみに。

僕は 「ごみ箱 捨てる」って
言いました。

スベったんだな。

難しいわね あれ ホンマに。
まあ… お金が大きいですからね。

そりゃそうやね。
だって 1000万やろ?

はい。
そんな もう おっちゃんらなんか

そんな もう
1000万稼ごう思うたら

タクシー 2回乗らなアカンわ。

ハハ…! ハハ…! ハハ…!

ハハハハ…!

ハハハハ…!
あの顔 なんなの?

アカンね 素人では アカン…。
いえ まあまあまあ。

素人では アカンね
もう ホンマにね。

大変ですわね もう ホンマに。
いえいえ とんでもないです。

このご時世やもん ホンマにね。
いや ホンマ。

ちょっと待って…
どけ! こら おばはん…!

危ない。
大丈夫ですよ。

そんな急がなくて大丈夫です。
あっ 大丈夫です?

「時は金なり」いうからね。
いえいえ とんでもないです。

私は それのお手伝いを
させてもうてるいうね。

ありがとうございます。
ええ。 もう 常に心掛けて

このね 運転… 安全運転でね
させてもらってますわ…。

安全運転で。

運転手さんは あれですか?
結婚してはるんですか?

いえいえ まあまあ…
そりゃ もうね。

まあ 昔ね… 昔の話。

まあまあ あの… うん。
おたく もう結婚してはるん?

はい!
ああ そう。 もう結婚して…。

奥さんは うるさい? やっぱり。

うるさいですね。
まあ どこもそうやね。

奥さんうるさい 言うね ホンマに。

1人の時間が欲しいとか…。
そうそうそう…! ええ ええ。

せやけど あの… 実はね 僕
まあ 数年前 ちょうどね

嫁がね ちょっと
亡くなってもうたんよ。

あっ そうなんですか。
うん。 まあ 病気やけどね。

やっぱりね 男っちゅうのはね
やっぱりね 嫁がおらなアカンわ。

やっぱりね 男1人やったらね
なんでも自由にできるでしょ?

その分ね やっぱりね
ろくな事 せえへんわ。

でも 自由が手に入った…。
いや 自由なんか手に入れへん。

あれね 男っちゅうのはね
嫁にガミガミ言われてるからね

生きてる価値があるの
男っちゅうのは。

やっぱりね 嫁 大事にせなアカン。
はい。

やっぱり 言われてるから
これ 守らなアカン。

あっ お酒
ちょっと飲みすぎかなとかね。

こんな事したらアカン
あんな事したらアカンって

やっぱり 嫁に
教えてもろうてんねん みんな。

それをね みんな わかれへんねん。
ねえ だから それに…

嫁が亡くなってから
やっぱり 気付くわな。

いつもね
コンビニの弁当 買ってね

で 家 帰るでしょ。
ガミガミ言われへんわね 別に。

ほんで 家の電気も暗いわ。
で それ つけてね

コンビニの弁当 食べながらね

ちょっと 缶ビール
1本ぐらい飲んでね。

嫁はんの仏壇のとこに
手 合わせてね

写真 見ながら
ちょっと会話しながらね

「お前に もうちょっとな

嫁はん孝行してやったら
よかったな」。

「いろんな… 旅行も連れていって
やりたかったな」言うてね。

「俺も すぐ そっちへ行くからな」
言うて。

もう 毎日そんなんでね。

あの… まあ 野球のノムさんが
そうでしたろ。

野球のノムさんなんか

奥さん亡くなってから
やっぱり 元気なくなってね。

で そのまま もうね
天国の方 行きはってね。

もう ホンマに
そんな毎日ですよ 生活ね。

張りがおまへんわ。
そうですか。

こんなんネタにしたら
どうでっか?

いやいや! 無理 無理 無理。

えっ?
いや 無理ですわ。

なんか もうちょっと
面白おかしいに こう…。

いやあ…!
プロやったら

いけるんちゃいまっか?
いや 嫁が死んだとか

そんなんで
笑いは とれないですよね。

「嫁 死んだ。 ハハ…!」とか
できまへんの? そんなん。

難しいわね そんなん言うても。
難しいかな…。

難しいもんね ホンマに。
うん それは難しいわ。

それ 何してはるんですか?
さっきから。 タオル…。

えっ? 何?
汗かくんですね だいぶ。

僕は 汗は そんなかけへんけどね。
あっ そうなんすか。

いや これも あの…
もう 死んでもうたんやけどね。

はい?
いや あの… これ 飼うてたね

ティーカッププードルに
似とるでしょ これ。

これね この… このタオルがね
ちょうど似とんの

ティーカッププードル。
家に こう…

ソファに こうやって置いたら
「おお おったんか?」言うて

パッてつかんだら タオルや。
ハハハハ…!

しょうがないから
股間 拭いたりなんかして。

しょうがないわな。
しょうがない しょうがない。

タオルですよね? でも それ。
これ タオル。

ティーカッププードルや思うて
いつも なでて運転してまんねん。

それ 奥さんと一緒に亡くなった
みたいな事ですか?

まあまあ… まあ そういう事やね。
一緒に こう…

まあ どこか行ってもうたな。
今頃 天国おるのかな?

これ ちょうどよろしいの
この肌触りが。

これやないと あきまへんねん。
あっ そうなんですか。

今治の なんかええタオルでは
あきまへんねん

ツルッと滑るからね。
いや 知らんけど。

この安いタオルがね
こう ザラザラしてね…。

もうええって。
ちょうどね…。

ちょうど似とるのよ。 ねえ。

もうええよ。
いや ホンマに。

これね あの…
タオルね ホンマ安いの。

もうええって。
何回か洗わなね

ティーカッププードルに
なれへんねん。

ザラッとした感じが?
そう ザラッとした感じがね。

何回か洗うて ちょうど
ティーカッププードルになる…。

ええって もう。

せやけど あの…。
何を伝えたいのよ? それ。

お客さんみたいな人
ばっかりやったら ええけどね

この間 あの…
最近なんかでも あの…

酒 飲んでね
もうベロベロのおっさん乗せてね

イヤやな思うてね。
ほんで 「そこ止めてくれ」言うて

止めてね。 「財布ないわ」言うてね。
えっ!

「いや お客さん そんなん
財布なかったら困りますやん」

言うて。
「ちょっと… 家 そこやから

お金 取ってくる」言うて。
「ほな 待ってますわ」言うて。

ほな 待てど暮らせど来えへん。
えっ? えっ?

ほな ルームミラー見たら
逃げた姿 見えたからね

わしは ブワー! その辺り
もう ブワー! 捜し回ってん。

ほんで ブワー! っちゅうても
なかなか捕まれへん。

もう しょうがないからね
車 戻って

また タクシー
発進させたんやけどね。

ブッ…!

何?
いや 別に。

何?
えっ なんか… そのおっさん…。

何が?
はい?

えっ?
えっ?

「えっ?」って
こっちが聞いてんねんけどね。

なんか 大きいオチないと
アカンの? やっぱり。

いや なんか
あるのかなと思った…。

なんでも ある思うたら
大間違いやで そんなん。

僕 素人やのに。
そのあと どうなったんですか?

いや 別に タクシー走って
家 帰ったよ。

ホンマに。

ほな もう この辺でよろしいか?

ああ うわっ! そっち行った…
うわ また そっち…。

何?
消防署のとこ入りました? 今。

ハイヒールのリンゴさん
いつも ここから行きよるから。

そっちやない…。
まあ いいですわ。

もう そこでいいです…。
ここでよろしいか? ほな ここね。

(クラクション)

(せき払い)
いやいや…。

おら!

おい さっきから
ずっと あおっとったな こら!

俺は お前 ルームミラーで
ずっと見とったんやぞ!

こら あほんだら かす!

どこのもんやって 会社の名前
書いとるやろうが! こら!

お前んとこは 名刺 出せ こら!

ああ? 神戸がなんぼのもんや!
あほんだら かす!

こっちは大阪や!
あほんだら かす!

何を言うとんねん!
ちんたら ちんたら走ってるのは

そっちちゃうんかい! ボケ!

何を こら! あほんだら!

しばき倒すぞ!
あほんだら かす!

ええかげんにしとけ! ボケ!
ホンマに もう。 よいしょ。

3500円です。
怖っ!

(拍手)

いやあ すげえ。
一生やってられるんだろうね

多分 このネタ。
面白いわ。

迫力すげえな 最後の。

緩急がすごかったですもんね。
ねえ。

こっちは大阪や!
あほんだら かす!

〈ほとんど アドリブにも見える
このネタ〉

〈ファンの方たちからも

中川家さんの台本についての
質問が数多くありました〉

〈実際 どうなんですか?〉

どこまでが決まってて… ねえ。

2人のあれを…
やり取り 見てると。

ちなみに 台本っていうのは
どうしてるんですか? それ。

箇条書きで…。
ああ…! 要所 要所みたいな。

そうそう そうそう。
だから 台本がないんですよ。

だから 今日も あの…
本番 ちょっと早めに入って

もう1回 書いて 確認して。
そうそうそう。

ハハハハ…!
覚えてない…。

そうなりますよね。
いや そう。

だから オチだけが
決まってるって事ですか?

そうそうそう。 最初と 大体 間…
大体 流れと。

〈では ここで
実力ファンの切れ味質問〉

どっかで一度見たっぽい人を
探すの うまいですよね。

その… なんか 確実に見たとは
言えないんだけど

なんか見たっぽいぞ この人
っていう人を

中川家さんって
やっぱ やるんだよね。

いや だから 探すの
ほとんど 兄貴ですよ。

へえー!
なんちゅうか その…

なんちゅうんかな こう…

パッと こう見た時に
この中に入る雰囲気が好きですね。

コントの設定がって事ですか?
(剛)そう。 だから 広くない…

狭いとこばっかり
見てしまうという。

ああー!
新幹線とか。

ああ そう。 新幹線もある。
(剛)後ろに座ってる人とか

前に座ってる人もそうですけど。

この なんか
モノマネしたくなったりしたら

会いに行くとか 取材するとか

そういう事もするんですか?
実際。

結構 こっちが… 兄貴が。
(柴田)ああ するんですね。

車… ディーラーの
あれがやりたくて…。

あっ ネタが?
で こっちに その…

なかなか買わへんおっさん
やってほしくて…。

ええー!

(剛)「どうやって売るんですか?
車」って。

いわゆる スタンダードなやり方
みたいなのを。

(剛)「めちゃくちゃな事
言う人いるんですか?」って。

「ああ… こんな人いますよ」
みたいな。

ええー!
(剛)わざわざ聞きに行って。

取材じゃないですか。

そのまま…
聞いたまんま やってる。

ええー!
そう考えたら

中川家さんのコントって
ドキュメンタリーなんですね。

いや 本当 そうやと思う
本当 そうやと思う。

再現みたいなね。
再現だよね。

コントの中で出す…
見えへんのに 見積書も

ホンマもんやったからね。
そうそうそう!

ホンマにもらってきたやつ。
それ見たら笑うてまうねん

そのホンマものの…。
ハハハハ…!

(柴田)ちなみに

新幹線のトイレとか
好きですけどね。

(柴田)ああー 懐かしい!
(剛)ああ トイレね。

最近やってないな。
(柴田)お願いできますでしょうか。

あっ いいですか? はい。

ハアーッ プスーッ…。

ん?
コッ!

(一同 笑い)
ちょっと驚くんですね 最初。

驚くのね。
(富澤)ちょっとビックリする。

初めて… 初めて乗った人かな?

初めてね。 もう 吸い込みが
強すぎるやろっていう…。

(一同 笑い)

あの… 駅のアナウンスで

機械のアナウンスと
駅員さんのアナウンスが

ごちゃごちゃに
なってるやつですね。

あっ かぶるやつですね。
あれ 大好きです。

「まもなく2番線に…」。

まもなく2番線
電車がまいります。

「黄色い線の…」
黄色い線の内側まで おさ…。

「おさがり…」 おさがりください。
「ください」。

これ すごいよな。
音声と現場の声がね。

(富澤)混ざるやつ。
よく聞くじゃないですか。

いや ある。
やっぱり 犬ですね 私は。

ハハハハ…!
(剛)犬ですか?

ええ。

ワン ワン ワン!
ほれ!

ブフッ…。
(一同 笑い)

やっぱ もう…
やっぱ 世代的に犬がいたんでね

近所に。
今は ちょっと少ないでしょ。

野良ね 野良。
そう 野良とか

やっぱ 飼ってる人 多かったから
これはね やっぱり…。

なんか 楽しそうですね
ネタ作りも。

楽しそうなんですよね。

なんか ボケ ツッコミでは
ないですよね もうね 今や。

なんか 最初は やっぱ 優勝の…

中川家さん見た時には
もう 礼二さんは ツッコミで

剛さん ボケって感じだったけど
もう それから十何年も

なんか 本当に
やりたい事やってるだけという。

(一同 笑い)
なんだろう その…

ボケとかツッコミとかじゃなくて
芸人とかでもなくて

やりたい事をやってる…。
(一同 笑い)

ある意味 もう そんなん
どうでもええんちゃう…?

そういう概念とかはね。
そう。

ある日 なんか ふと思ったよね
どうでもええやんって 別に。

〈2本目に持ってきたネタは
「女将のショー」〉

〈山崎の言う 中川家は

ボケでもツッコミでもないという
すごさがわかるネタ〉

〈剛 礼二が順番に女将を演じる
2本立てのショートコント〉

♬~

ああ ああ… 気持ち良かった。
ああー… 最高やな!

ようこそ お越しいただきまして
どうも!

ありがとうございます。
いやあ どうでしたか?

お湯加減は。
もう すごい良かったです。

ああ そうですか。 あの…
もし よかったらですね

このあと 夜9時の方からですね

ちょっと
女将がショーをしますので。

あっ そうなんですか?
はい。

ぜひ ご覧になっていただきたいと
思います。

無料ですか?
無料です もちろん。

はい そうでございます。
どうもすみません。

失礼いたします。
はい。

もう ええって!

おもんないねんって もう…。

べちゃくちゃ べちゃくちゃ
この辺の歴史 語るだけやろ。

おもろないねん。 もう 退屈。

♬~

えっ? えっ? 何?

何? 何? 何? 何?

えっ? 怖い 怖い。

何やろ?

♬~

はっ!

怖い 怖い 怖い…。
はいっ!

ああー…!

そっち?

うわ 怖い 怖い 怖い…!

ええー!
はい!

はい!

いやいや いやいや…!

怖い怖い 怖い怖い…!
はっ!

ああー…!
うわ…!

ああー! はいやー!

はい!

思ってたんと違う。

(拍手)

大幅に違うよね。

ああ ええ湯やったな。

なんで ここ… こういうとこで
飲む ほうじ茶って熱いよな。

失礼いたします。
どうも。 ああ はい はい。

お湯加減の方
いかがでございました?

ああ いやあ
すごい良かったですよ。

ありがとうございます。
はい はい はい。

あのですね 今夜9時からですね

女将のショーが
ございますけども…。

そうなんですか?
はい。

今夜9時からでございますね。
ああ そう… 無料ですか?

無料でございます。
ああ 行きます 行きます。

もし よろしかったら

どうぞ よろしく。
はい はい。

はい! 失礼いたします。
ありがとうございます どうも。

どうせ しょうもないのやろ?

なんか 日本舞踊とか
そんなんやろ? どうせ。

なんか 三味線 使うて
歌うとかそんなんやろ? もう。

おもろないねんって
そんなん もう…。

タダやから行くけどな 暇や…。

♬~

なんや? これ。

どないなってるの?

♬~(ギター)

えっ?

♬~

弾いてるの? これ。

♬~

「ヨワイーン」は いらんねん。

♬~

思ってたんと 絶対違うよね!

(拍手)

すごい!
ちゃんと弾いてんじゃん 剛さん。

弾いてますよね。
すごい! 自分で弾いてた 剛さん。

これも 結局 どっちも
女将ができちゃうっていうね。

そこが すごいんだよな。
これ どっちも… なんか ほら

タクシーも下手すりゃ
逆も いけるっちゃいけるでしょ?

あれ 逆はね 僕は
女性になるんですよ タクシーは。

あるのね。
へえー!

そうなんですね。
いや だから すごいよね もう。

あれだよね もう なんか

伝統的な雰囲気の
ある人たちじゃない?

やっぱ NGKとかで出て。
全然伝統的じゃないよね。

(一同 笑い)
(富澤)そうなんだよね。

ある種 NGKを
ぶっ壊す人たちだよね。

(一同 笑い)

いや なんか ほら やっぱ
中川家さんって言われると

なんか こう やっぱね
関西の漫才師みたいな。

どっちかと言えば
若手がやってるような事を

やっちゃうっていうか。
そうですよ 本当に。

だから 「正統派」「正統派」って
よく言われるんですけど

全然そんな事ないんですよ。
違う。

ですよね。
確かに そうなのよ。

〈今ある笑いを常に破壊し続ける
中川家の大作コント

刮目せよ!〉

インストールして
アップデートせなあきませんな!

PayPay!
わけわからんわ お前!

〈更に M-1王者たちの練習法

タブーネタ
お笑い分析トークも〉

〈3本目のネタは

なんばグランド花月で
見続けてきたという

「師匠と弟子」〉

〈剛の人間観察眼と
礼二の再現力に

改めて感服してしまう〉

〈これぞ緻密に計算された
中川家の大作コント〉

♬~

師匠 失礼いたします。
コンパスです。

もう見えとるわ アホ! お前は。
よろしくお願いいたします。

早う座らんかい! お前は…。
ありがとうございます。

お呼びでしょうか?
「お呼びでしょうか?」。

呼んどるから お前 ここに…。
呼んでるか呼んでないかで言うと

どっちでしょう?
呼んどんのや! だから。

ありがとうございます。
お前 なんか そんな変な癖だけ…

噺家の変な癖だけ お前 なんか
取り入れとるな お前は。

失礼いたします。
なんで 場面転換すんねん 今。

すみません 師匠 なんでしょう?
お呼びでしょうか?

だから 「呼んでる」言うてんねん
さっきから。

お前も もう そろそろ
頑張らんとやな…。

ありがとうございます。
いや 「ありがとうございます」。

礼 言うような事を
言うてないねん 俺は。

危機感を持ってやらんかい
お前は!

危機感持ってやってます。
常に

師匠の背中を見ながら
一生懸命 一生懸命。

やってるか
やってないかで言うと

やってます。
やってんねや!

それ やっとなアカンねん
やってなアカンねん お前。

ほんで お前
いくつになったんや?

えーっと… 50の1になりますか。
51でええねん。

「の」とかいらんねん。
51か? お前。

51でございます。
何年前や? うち 来たん。

3年前でございます。
「3」は こうでええねん。

「3」って いちいちやるな。

3年前やろ? お前。
3年前って お前

デビューが遅いんやから
48でデビューして お前…。

今から頑張らんと
どないすんねん! お前は。

で ご用件というのは?
ちゃう ちゃう…。

「今 落語やれ」言うてんの
ちゃうねん。

「ご用件というのは?」ってな
お前のアカン噂を

ちょこちょこ聞くからやな
お前を 今日 ここへ

呼び出したっちゅう事…。
へーい!

「へーい!」ちゃうで。

『丁稚』の話なんかしてへんねん
今。

『丁稚』を お前… 呼ばれた時

「おーい 定吉」
「へーい!」って言うやつやろ。

へーい!
ええねん! 今 そんなんは。

真剣にしゃべっとんねん わしが。
はい。

ええ? お前…。
それで お前 あの…

キャッチフレーズいうの
考えてきたんか? お前は。

なんにもないやろ?
そういうのが。

キャッチフレーズ?
そんなん ちゃう ちゃう…。

今 高座やない…
今 高座やないねん。

キャッチフレーズや。
あっ 考えてきました。

考えてきたんか?
ちゃんとやれよ お前は。

昨日 考えました。
昨日 考えた?

大丈夫か? お前。
ちょっとやってみい。

落語界の瀧廉太郎
今昔亭コンパスでございます。

ちょっと待て 待て。
瀧廉太郎は知ってるか? お前。

知りません。
知らんのに なんで 言うてんねん

お前 瀧廉太郎…。
いや 眼鏡かけたら

瀧廉太郎やって 師匠…。
眼鏡かけたら

瀧廉太郎なわけないやろうが
お前は。

いつの時代を言うとんねん
お前は。

ちゃんとやってよ もうちょっと。
お前 1個だけちゃうやろ?

考えてきたん。
もっと ちゃんと お前

今風なやつとかもやってみい?
今風なんを。

えー… この時代

インストールして
アップデートせなあきませんな!

PayPay!
わけわからんわ お前!

その… あのな 安直に
笑いを取りにいこうとすな!

なあ? 「PayPay!」で
ウケると思うんか? お前。

よくはわかってないんですが。
よくわかってなかったら

やったらアカンやろ それ。
ちゃんとやってみい お前。

ちゃんと 自分を お前… えっ?

わしが コンパスいう名前
やっとんねんから

そのコンパスにちなんだ
なんかせえよ お前 ちゃんと。

はい。
まあ やってみい!

私を中心に円ができて

そこに ファンが
たくさん集まりますか?

古今亭コンパスでございます。
なんで 客に聞くねん お前。

客 問いかけられても困るやろ。

お前… お前は すぐ…
もう51やから

すぐ そういう顔しよんな お前。
すみません。

なあ? なんか…
なんかのプライドが

邪魔しとんねん お前は。 えっ?

リアルだね。

お前な 18~19の子と同じ…
お前 土俵でやってんねんから

その気持ちでおらな
どないすんねん。

はい。
それは 重々承知しております。

今までのお前の
48年間の人生なんか

お客さん 誰も知らんねん お前。
はい。

プライドなんか脱ぎ捨てえ!
バカたれが。

わかりました。
いつも言うとるやろ わしが。

アホんだら! ほんで お前
あそこ お前

ちゃんと考えてきたんか? 枕。
最初の お前

ネタに入る前の枕っちゅうのは
大事や。

その噺家の個性が出んねん。
えっ?

ハフハフ ハフハフ…。

おい!
枕!

いや ちょっと ちょっと…!

今 芋食うとこ ちゃうねん。

芋食うとこ ちゃうねん。
「枕」言うたら 普通の…

まあ 言うたら
漫談みたいなもんや。 ネタや。

わしが前 教えたやつ
お前 やってみい ちょっと。

あっ わかりました。

(せき払い)

えー… 私のおじいちゃんは

総入れ歯ですねん。

虫歯 1本もございません。

おい。

ウケたか? それ。
いや 全然ウケなかったです。

それはウケへんやろ お前。
はい。

「総入れ歯です」って
先 言うたらアカンやんか。

「うちのおじいさん
虫歯 1本もおまへんねん」。

「総入れ歯でんねん」と
こない来な いかんわけよ。

こない? はい?

こない来な いかんわけよ。
いや 最後が すみません。 えっ?

違う。 だから…。
はい。

「うちのおじいさん」… ねっ?

「虫歯 1本もありまへんねん」。
もうちょっと…。

えっ?
もうちょっと… 聞こえないんで。

なんで聞こえへんの?
お前 この距離で。

「えー… うちのおじいさん
虫歯 1本もおまへんねん」。

「総入れ歯でんねん」と
こない来なアカン。

とこない…? えっ えっ?

ええねん そんなとこは。
えっ?

「とこない」っていうところが…。
それも込みっていう事?

いや 込みちゃうねん これは。

「…とこない いかないかん」
っていうのは 言わんでええ。

俺の口癖や それは。
はい すみません。

「すみません」やあれへんねん。
ほんで お前 所作も

覚えなアカンど。
はあ…。

おい! なんや? 「はあ…」って。
すみません。

「48年間は捨てえ」言うてるやろが。
わかりました。

一からやろ お前。
家族もおんのやろが!

どうやって食うていってんねん
家族を お前は…。

Uber Eats
やらせてもうてます。

「Uber Eatsを
やらせてもうてます」やないねん。

えっ?
サイドカーでやらせてもうてます。

なんで サイドカーでやっとんねん
Uber Eatsを。

横に 誰 乗せとんねん?
ほんなら。

「うん?」やないねん。
こう 振った時に…

「サイドカーの横に
誰が乗ってるか?」言うたら

そこで ポーン! と
答えれるようにならんと。

なんや? 「うん?」って。
えっ?

そういうところがいかんのや
お前は。

すみません。
ちょっと お前 あの

うどん食う所作やってみい。
うどんでございますか?

うどんの所作やってみい
うどんの所作。

落語の基本や。 そんなもん
わしは何回も教えとるわ。

やってみい。

(柴田)ハハハハ…!

おい。
はい。

それ お前 何しとんねん。
丸亀製麺。

時代が違いすぎるわ。

誰が 丸亀製麺の…
お前 立って ずっと

お前…
具 入れていけ 言うとんねん。

いや でも 師匠が
「時代に合わせろ」言うから。

「時代に合わせろ」ちゃうねん。
古典は古典やけど

『時うどん』いう話を そんな
勝手に変えたらアカンねん。

じゃあ 見本 見せてください。
えっ?

見本 見せてください。
「見本 見せてください」って

なんで そんな偉そうに言うねん
高圧的に。

なあ? まず こう 鉢があって
ここが… 割り箸や これな。

これで こう… いうてな やって。
で こう…。

フウフウ フウフウ…。
あっ うまそうやな。

フウフウ フウフウ…。
(すする音)

ああー! 温まるな!

(すする音)

ああー! ああー うまい!
ああ うまいよ ほら。

フウフウ フウフウ…。

(すする音)

ああー…!

ちょっとちょうだい。
何 言うとんの? お前。

そう わしに言わすぐらい…。

やらないかんやろが。
はい。

見よう見まねでええから
やってみい!

はい!
ホンマに…。

うん うん… 反対。 逆や!

こっち側ですか?
ああ。 うん うん…。

(すする音)

うん うん うん うん…。

(すする音)
うん うん うん…。

なんで うどんセットを
食うとんねん! お前。

「古典を崩すな」言うとんねん!

どこに出てくんねん!
うどんセットが。

炊き込みご飯です。

炊き込みご飯だから
なんやねん! それが。

大体 炊き込みご飯やねん。

大体。 大体がそうや。

そんなんええねん どうでも。
すみません。

それで お前 『時うどん』の
当たり屋と外れ屋があって

当たり屋で成功するやろ。

「ひい ふう みい よう
いつ むう なな やあ…」。

「今 なん時や?」言うたら
時間聞いて 「9つ」。

「10 11 12 13 14 15 16」言うて
1文ね ごまかすやつや。

ほんで それを見てたアホな男が

外れ屋という店に 後日行くわけ。

で そこで 失敗するやろが。
そこ やってみい 最後のとこ。

「1つ 2つ 3つ 4つ
5つ 6つ 7つ 8つ」。

「今 なん時や?」「5つです」。

「6つ 7つ 8つ…」。

「3文 損しよった」。

そんなんいらんねん!

なんや? 「3文 損しよった」って。
誰が そんなん教えた?

これは
誰の立場で言ってるんですか?

どの… お客さんの立場ですか?
それとも

うどん屋の立場で言ってるのか
僕の立場で言ってるのか

うどん食べに来た人が
言っているのか

そこが 僕
正直 わからないんですが 師匠。

いらん事するから
わからんようになんねん。

そこは 「ひい ふう みい よう
いつ むう なな やあ…」。

「今 なん時や?」
「5つで むう なな やあ…」。

…って終わんねん。
うわー! 気持ち悪い!

何が…?
何も言わないんですか?

違うねん お客さんは
それでわかってんねん。

あっ あいつ
3文 損しよってんな。

あっ 余分に19文も
払とんねんなっていう

そのオチを
あえて言わへんというな

この 落語の粋さ加減よ。
そこを お客さんに

3文 損しよったって伝えるのが
こっちの仕事じゃないんですか?

伝えんでええねん
わかってるから お客さんは。

お前が「3文 損しよった」言うたら
お客さん見てたら

こんな顔になんねん。

なあ? ほんで お前
「3文 損しよった」って

もう6文になっとるがな。
えっ?

なんや? お前
さっきから その反抗的な顔は。

落語も1つ ちゃんとできんと…
お前 上方落語っちゅうのを

わかっとんのか?
なんで こういう見台があるか

わかっとんのか?
昔は 上方落語っちゅうのは

外でやってたんや。
ほんで 江戸落語っちゅうのは

屋内…
室内の狭いとこでやってた。

この差があるわけや。 なあ?

だから 上方落語っちゅうのは
この見台を使って… ねっ?

こう 外におる人を
呼び止めるために大きな声で…

大きな声で
笑いを取らないかんねん!

わかっとるのか? お前。
わーわー言うてる間に

お時間でございます。
勝手に終わらすな!

(拍手)

すげえ。
すごいね。

なんか いろんな知識まで…。
ちょっと 勉強になりましたね。

本当の落語家さんに
見えてくるもんね 礼二さんが。

うまいですよね あの食べ方。
礼二さん すごいな。

(柴田)これ 見たんですか?
これは。

これは もう…。

へえー!
(柴田)やっぱ 見るんですね これ。

それを若手の頃
いっつも こうやって見て

ああ あいつ辞めるやろな 思うて。
(一同 笑い)

案の定 辞めていくよね。
へえー!

中には できないお弟子さん
っていう方も

いらっしゃるんでしょうね
でもね。

(柴田)しょうがない。
(剛)上下 間違える…。

人 おったな。
お弟子さんとかね。

あの…
着物忘れるお弟子さんとか。

そういうのを見てて
それも なんか

そういうのが
混ざったような感じで

雰囲気でやってる感じです。

〈はい ファン歴13年

まりぶるさんからの
切れ味質問です〉

〈中川家さんがネタで

絶対にやらないと

決めている事ってありますか?〉

やらないと決めてる事?
タブーみたいな。

〈中川家さんがネタで

絶対にやらないと決めている事
ってありますか?〉

やらないと決めてる事?

タブーみたいな…
そういうのあったりとか。

あっ!
もう 現実にない事ですね。

現実… あっ! なるほど。
あんまりファンタジーとか

SF的なものじゃなく。

…みたいな事は
もう 絶対やらないです。

(一同 笑い)

もう 絶対にいないと?
(剛)いない。

そんなに
ムキになるような事じゃない…。

いや ホンマ…
ホンマに宇宙人来たら

しゃべりたくないもん。
気持ち悪い。

ハハ…! ああ…。

兄弟やからいうて
あの… 恥ずかしいから…。

ああー!
彼氏 彼女みたいな。

親子はあっても。
あっても。

なんかね これもね 中川家さんと

ちょっと
似てるのかもしれないけど

なんか その…
ないところから設定作るの

僕ら もう できないんですよ。
ああ…!

(柴田)筋道がある設定じゃないと
もう無理なんですよ。

(一同 笑い)
(剛)ええー…!

無理なんですよ 長いやつ。

私が やっぱ 女装しちゃうと

ほら バービーちゃんに
なっちゃうでしょ。

余計な… 余計な笑いが…。

余計なのが入っちゃうから。
邪魔になる 邪魔になる。

似てる 似てる! とかなって。

一番いらんやつやね。
一番いらんやつ。

ちなみにですね
一緒にお仕事をしてる

作家の柳さんからはですね
こんな質問がきてるそうですよ。

カチッとした
ネタ合わせを

見た事がありません。
確かに。

(柴田)なんで 本番
うまくいくんですか?

〈M-1王者にも輝いた3組〉

〈普段 ネタの練習は

どれくらいしているのか
気になります〉

僕は でも 結構…。

もう あの… 彼は 逃げるんで。

えっ? そうなんですか。
師匠 練習嫌い?

〈この番組を
もう一度見たい方は

TVer TELASAで配信中〉

〈更に 過去の放送を見逃した方は
テラサで配信中〉

〈ぜひ
チェックしてみてください〉

(柴田)カチッとした
ネタ合わせを

見た事がありません。
確かに。

(柴田)なんで 本番
うまくいくんですか?

確かに。
あっ 1回

本意気で
やってみようもないって事?

はあ…!
知る限り。

僕は でも 結構…。

もう あの… 彼は 逃げるんで。

えっ? そうなんですか。
師匠 練習嫌い?

練習嫌い。
ああ なるほど!

礼二さんが?
(剛)その場でパッとやりたいって。

ええー…!
はあ…!

(剛)あるある あるある…!
ああ やっぱ そうね。

(柴田)しないんだ?
えっ? 柴田さんも…。

嘘!
めちゃくちゃ練習したいんですよ。

山崎が練習をしないから
やってないだけで…。

だって いくら練習したって
練習どおり

やらないじゃないですか。
やらないよ。 でも まあ…。

(柴田)結局。
まあね… まあね。

(柴田)常に 毎回…
練習が全部本番だから 俺は。

ステージに出てきても
だって 一緒だもん。

練習でやってる事と。
ハハハハ…!

♬~

もう 本当に
同じ時代に生まれてきて

生で見れるのが幸せですし。

漫才を 普段ね
生で見せてもらいますけど

コントをこれだけ 生で見れたのが
すごくうれしかったですね。

コントも本当 最高ですね。

あの…
漫才のイメージがあるけど

あそこまでコント面白い
っていうのは。

たまに… 見た事ない人も
多いと思うんですね コント。

だから 新しい中川家さんを
見付けた人もいたと思います。

すごくいい回だったと思います。

はい さあ それでは
改めまして 山崎さん。

(柴田)まとめ お願いいたします!
はい。

(一同 笑い)

ありがとう! 本当に。

なんにもないです。
だまされないでください

皆さんね。
(柴田)救われたかもしれない…。

ありがとうございます。

〈次週 まるっと1時間
ロバートスペシャル〉

〈ロバートワールド全開のコント
4本披露〉

〈来週も見逃すな!〉

帰れ!

〈『お笑い実力刃』では

出演してくれる芸人さんへの

切れ味鋭い質問を大募集〉

〈どしどし応募してください〉

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